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カラフルなトッピングが楽しめるソフトクリーム専門店「雨のち虹」。

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カラフルなトッピングが楽しめるソフトクリーム専門店「雨のち虹」。

梅雨が明けたらいよいよ夏本番。一年で最も暑い季節がやってきます。そんなときにはひんやりとしたソフトクリームで身体や気持ちをクールダウンしたいものです。そんなソフトクリームの専門店「雨のち虹」が弥彦村の大鳥居横にオープンしました。今回はオーナーの斎藤さんから、ソフトクリームのこだわりを聞いてきました。

株式会社 勇結堂

斎藤 貴広 Takahiro Saito

1975年弥彦村生まれ。金属加工業から転職し、2010年に独立してクレープのキッチンカーをはじめる。2020年には弥彦おもてなし広場で「3o’clock(スリーオクロック) 弥彦店」をオープン。2024年に大鳥居横で「雨のち虹」をオープンする。最近は健康のために自宅で筋トレに励んでいる。

金属加工の会社を脱サラして、飲食店の経営へ。

——斎藤さんはフルーツサンドで人気を博した、弥彦おもてなし広場の「3o’clock」も経営しているんですよね。今までずっと飲食業に携わってきたんでしょうか?

斎藤さん:弥彦村の隣にある燕市には金属加工の工場がたくさんあるんですけど、僕は子どもの頃からものづくりが好きだったので、長い間燕市で金属加工の仕事に就いてきました。

——飲食業とは正反対の仕事をしていたんですね。それなのにどうして、飲食業をはじめることになったんですか?

斎藤さん:サラリーマン生活に疲れてしまったので、独立して自分で商売をやりたいと思ったんです。ところが今まで経験を積んできた金属加工の工場をはじめるには巨額の資金が必要になってしまうので、自分でもはじめられる商売を考えていたらキッチンカーに辿り着いたんですよ。そこでキッチンカーを使ったクレープの移動販売をはじめたんです。

——なるほど。キッチンカーなら少ない資金ではじめられますもんね。それにしても、どうしてクレープを選んだんですか?

斎藤さん:クレープの他にもカフェやハンバーガー、ラーメンといった候補がたくさんあったんです。そのなかでもクレープっていうのは、誰からも幅広く受け入れられるスイーツだと思ったんですよ。

——今まではどんなところで営業していたんでしょうか?

斎藤さん:キッチンカーっていうのは出店場所がいちばん大事なんです。いろいろなところで出店しましたけど、スーパーの前はあんまり売れなかったんですよ。逆に思っていた以上に売れたのがドラッグストアの前でした。今でもどうして売れたのかはわからないんですけどね(笑)

——イベントへも出店したんでしょうか?

斎藤さん:もちろんです。コロナ禍がはじまるまでは、ほとんど毎週末に全国のイベントを回っていました。

——弥彦おもてなし広場でフルーツサンドのお店「3o’clock」をオープンしたのはどうしてなんですか?

斎藤さん:元は弥彦の芸者さんがカフェをやっていたんだけど、コロナ禍の影響で閉店することになったんです。その場所を使って飲食店をはじめるのに、今までやってきたクレープは建物の構造的に提供するのが難しかったので、代わりに思いついたのがフルーツサンドだったんです。

——そういうことだったんですか。そのフルーツサンドが大当たりしたんですよね。

斎藤さん:新潟にはまだフルーツサンドを提供している店が少なかったから、最初の頃は売れましたね。作っても作っても商品が足りなくて、2年間くらいはずっと忙しかったです。

——今は落ち着いたんでしょうか?

斎藤さん:そうですね。流行のサイクルは早いので、1年も経つと飽きられてしまうんですよ。

地元で親しまれ続ける、ソフトクリームの専門店を目指す。

——このたび「雨のち虹」をオープンしたのはどうしてなんですか?

斎藤さん:新しいことに挑戦してみたくなったんです。フルーツサンドの経験から流行商品は飽きられやすいことがわかったので、今度はド定番の商品をやってみようと思ってソフトクリームを選びました。

——昔からある王道のスイーツを選んだと。でも、ソフトクリームってどこのファストフード店でも提供していますよね。

斎藤さん:そうなんですけど、ソフトクリームがメインの専門店はあんまりないんですよ。どこのお店でもソフトクリームって「脇役」のサイドメニューになってしまうんです。うちはソフトクリームを「主役」にしようと考えました。だから1年間を通して提供する予定なんです。

——ソフトクリームって夏期限定で提供しているお店が多いですもんね。

斎藤さん:ロスが出てしまうので、売れ行きが悪い冬場は提供をお休みするところが多いんです。うちはソフトクリームを乗っけた温かいワッフルのように、ホットメニューとソフトクリームをコラボさせることで冬場も提供していこうと思っています。

——それはいいアイデアですね。ところで、こちらのソフトクリームにはどんな特徴があるんでしょう?

斎藤さん:たっぷりの北海道産牛乳に、乳脂肪の高い原料を独自ブレンドして作っています。そのため、甘さは控えめで濃厚過ぎないので、さっぱりしていて食べやすいのが特徴なんです。

——いくつでも食べられるやつですね(笑)。ソフトクリームはベーシックですけど、トッピングはカラフルで今っぽい感じがします。

斎藤さん:見た目でも楽しんでいただけるようなトッピングをご用意しました。やっぱりカラフルなトッピングに人気が集まるみたいですね。ふたつのトッピングを組み合わせることもできますので、自分なりのトッピングを楽しんでいただきたいです。

——まさに雨上がりの虹みたいなカラフルさですね。

斎藤さん:なるほど。店名の由来を質問されたら、今度からそう答えます(笑)

——(笑)。金属加工業から独立して飲食業をやってみて、良かったと思いますか?

斎藤さん:スイーツって人を幸せな気持ちにして笑顔にしてくれるんですよ。お客様のそんな笑顔が見られたときは幸せを感じますね。地元の方々に親しまれながら、長く続けていきたいです。

雨のち虹

西蒲原郡弥彦村矢作7338-2

090-5789-9102

11:00-17:00(土日祝日は10:00-17:00)

火曜休

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