イモト、イッテQ「7年ぶり海外登山SP」を振り返る
イモトが、先日放送された「イッテQ」の海外登山を振り返った。今回の海外登山は7年ぶりとあって、その間に結婚、出産をしたイモトにとってはかなり久しぶりの感覚だったという。いつもとは過酷な雪山ロケ、いつもとは違う登山隊の編成、予期せぬトラブルなどに、イモトがリーダーシップを発揮する。
イモト、イッテQ「7年ぶり海外登山SP」を振り返る
アルプス山脈4000m級の「ブライトホルン」からご来光を見るロケ
イモト:皆さん、見ていただけましたでしょうか!? ちょっと前に放送されたイッテQの「7年ぶりの海外登山SP」。今回は。アルプス山脈にある4000mちょっとの「ブライトホルン」という山に登って、そこからのご来光を撮影しに行って参りました。久々の海外ガチ登山でしたね。7年前に南極大陸にあるビンソンマシフという山を登っていて。そこから7年も経っているんですね。その間に日本の山には登ってはいたんですけど、海外のTHE登山!というのはかなり久々でしたね。
イモト:私もその間に結婚して出産していたり、これまでイッテQの登山をサポートしてくれた中島健郎さんが今回いなかったり。今回はいつものがっつり登山とは別でカメラマンも1人というミニマムな体制で挑んだんですよね。放送でもありましたけど、カメラマンが高山病になるとか、まさかの山男の貫田宗男さん、天国じじいが途中で脱落するとは! いろんなことがあって、今までとは違ったんですよね。
イモト、予期せぬトラブル続きに「自分が撮るんだ!編集以外は全部私がやるんだ!」
イモト:そういう時に自分がどうなるんだろうと思っていたんですけど、私、“座長”になるんですね! 自分でもびっくりしました! 今回は山に登ってご来光を撮るという目的があったし、番組として皆さんに伝えるんだというのを果たさなければ!という責任感が急に芽生えまして。だから、途中から仕切り出していましたね。私の体力もきつかったんですけど、どうにかしなきゃというアドレナリンも出ていたような気がしますね。
イモト:4000mの雪山って呼吸するのもつらいんですね。マイナス20℃なんで入ってくる空気もすごく冷たいし。普段だったら海外登山の時は喋らないんだけど、今回は過去イチ喋ったかも。それくらい自分が何かを伝えなきゃとか、自分が映像もすべて撮るんだ!という気持ちまでなっていましたね。
イモト:今回、カメラマンのジャンボさんが1人で、カメラのバッテリーの充電、荷物も全部自分だし。それだから登山で体力も削られて高山病になるから。いつもだったらガンガン撮ってくれるんだけど、私がパッと振り向くと、下を向いてハアハアされていて、よほどつらいんだなと思って。自らのカメラを外して、自分が撮るんだ!編集以外は全部私がやるんだ!という気持ちでなんとかやれたかなと思いますね。でも、そういう時、人は強くなれるというか、どうにかしなきゃとか。
イモト「中島健郎さんがずっと一緒に登ってくださった感覚があった」
イモト:あとは中島健郎さんがいないことで、すごくさびさを覚える反面、どこか健郎さんがずっと一緒に登ってくださっているような感覚もあったりして。そういうのが自分自身を強くしてくれたような気がしますね。登っている時はあまり考えられなかったんですけど。
イモト:いつもは下山も大事だから、7~8割の体力で頂上に行って、残り2割の体力で下山というのを自分の中でモットーにしているんだけど、今回は10割で頂上に着いちゃったから。まあ、下山がキツかったですね、いっさいオンエアにはなってないですけど。帰りも3時間くらいかかっていますからね。
イモト:久々に「イッテQ登山部」が始動したし、それを見てくださったからの反響もすごくいただくし。久々の雪山で、体力もそうですけど、アイゼンとかに慣れるまでに時間がかかりましたね。今回の山男たちは平均で70歳過ぎてたので、私も39歳でまだまだ体力がどうとか言ってられないなって、心から思いましたね(笑)。
イモト:久々の雪山は天気を含めて良かったし。やっぱり、やっぱり山は山でしか撮れない映像があるなと思いましたね。ヘリコプターで行って見ることはできるんだけど、あそこまで自分で歩いて行って見る景色は違うなって。それをまたお届けできたことにホッとしているというか、安心感もあってよかったなと思います。
(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)