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【平塚 ショップレポ】フルールHANAKO - 地元に愛される街のお花屋さん

湘南人

画像出典:Paul Higa

「平塚なぎさプロムナード」は平塚駅南側ロータリーから平塚ビーチパークまでまっすぐ続く歩道です。

駅から平塚ビーチパークまでは約1km、徒歩20分ほどです。石畳の「平塚なぎさプロムナード」は、2車線の車道と同じほどの幅があり、左右に松の木が並び、電線は地中化され整備されています。

通り沿いに、フレンチレストラン・カトリックチャーチ・フレンチベーカリー・カフェ・ヘアサロンなどがあり、ここは本当に日本なのだろうか、と錯覚してしまうほど、異国情緒を感じる通りです。

その通りを約10分歩いた右側に、道端をたくさんの花で彩る花屋さん「フルールHANAKO」があります。

お客様とのコミュニケーションを大切にするHANAKO

入口にはパンジーやマーガレットの鉢植えがあり、花たちに「いらっしゃいませ」と迎えられているようです。

画像出典:Paul Higa

店内に入ると、手に取りやすい場所にお供え用の花束が陳列され、奥には湘南らしい南国の鉢もの、中央の棚にはお土産用の小さな多肉植物や寄せ植えがお洒落に並んでいます。

画像出典:Paul Higa

画像出典:Paul Higa

インパクトがある巨大な冷蔵庫には多種多様な切り花が豊富に揃い、店内奥には作業がしやすい大きなテーブルが置いてあり、天井が高く広々としたお店だと感じました。

画像出典:Paul Higa

「フルールHANAKO」は、花束はもちろんの事、アレンジメントフラワー・スタンドフラワー・成人式・結婚式・卒業式・お葬式・開店祝いなどあらゆる注文に対応しています。

「花束の場合、まずお客様に花束のイメージを聞きます。用途は?花の種類は?色合いは?電話でのオーダーが多いので、そのあたりはしっかりお聞きします。お客様とのコミュニケーションは特に大切にしています。お客様のイメージを一緒に形にしていく感覚です」と、オーナーの尾崎純一郎さんは話します。

画像出典:Paul Higa

「ご来店のお客様で、希望をおっしゃらず、お任せしますと言われた場合はどうしますか」という質問に、「"お任せ"は、自分のスタイルを出せる良い機会です。お客様を拝見したイメージで作っていきます」とさわやかな笑顔で答えてくれました。

最近は、ペットへのお供えの花束が増えてきたとのことです。「お供えは暗いイメージがあるので、明るくして見送る事を考え、元気が出る色の黄色などを花束に入れます」と。

2025年10月、筆者の愛犬が永眠した時に花束を作って頂きました。

その時に選んでくださった色は、愛犬が元気だったころ着ていた洋服や使っていた毛布の色でした。愛犬が愛用していたものがお供えの花に生まれ変わった感じがして、その花束を前に、しばらく涙が止まりませんでした。今は一部をドライフラワーとして、愛犬がいつもいた場所に飾っています。

画像出典:Paul Higa

花束やブーケに流行あるの?

結婚式のブーケというと、大きなカサブランカ・白いバラ・トルコキキョウで作られるものだと思い込んでいますが、最近は何だか違う様子です。

ドラマや雑誌では、ブーケから草や木が無造作に垂れ、くすんだ色の花・草花やグリーン多めのボタニカルな雰囲気、形にこだわらないブーケを目にします。

そのあたりを尾崎さんに聞いてみました。

「ウェディングブーケも色々です。ウェディングブーケの場合、写真の前撮りがあります。結婚式当日に同じ花を持ちたい場合、最近はアーティフィシャルフラワーで作ります。それにドライフラワーを混ぜることによって今流行りのナチュラル感を出せます。また、造花なので結婚式で持ったブーケをそのままの形でずっと鑑賞できます」と尾崎さん。

画像出典:FLUEUR HANAKO

もちろん生花で作る場合もあるそうです。その際は、前撮りの時に水につけた状態の生花を会場へ持ち込み、その場でアレンジしていくとのこと。

ウェディングドレスにも流行があるのと同じように、ブーケにも流行があることがわかりました。

尾崎さんに花束を作っていただきました。尾崎さんは手際よく、お話しされながらどんどんお花を組み合わせていきます。

画像出典:Paul Higa

赤いバラ、赤いガーベラ、赤いダリア、それぞれ個性のある花。それだけでも充分美しい赤い花束です。

「これを入れるだけでイメージがまったく違います」と、尾崎さんはキングプロテアを真ん中に入れました。さらにバーゼリアとアストランティアを入れて、整え過ぎない自然感、今流行りのスタイルを作ってくれました。

画像出典:Paul Higa

「ラッピングにも力を入れています。花が喜んでくれるようなラッピングペーパーとリボンを選んでいます」と、赤中心の花に対し、淡いピンクとナチュラルカラーのペーパーでシックなラッピングにしてくれました。

画像出典:Paul Higa

画像出典:Paul Higa

花束を長持ちさせるコツ

画像出典:Paul Higa

花束は受け取った時のままの形であって欲しい、と誰もが願います。

そこで尾崎さんに、花束を長持ちさせる方法を伺いました。

「花束をもらった当日は、充分に花を観賞してください。その翌日、まず花を種類別に分け、それぞれを別の容器で水につけてください。そして、暖房があたらない風通しの良い場所に置いてください。水は毎日必ず変えてください。」

そしてそれだけでなく、「茎の切り方は、花の場合は茎を斜めに切り、水に触れる部分を多くします。木の場合は枝を十文字切りにします」と教えてくれました。

画像出典:Paul Higa

画像出典:Paul Higa

皆さんも試してみてください。花をより長く楽しむことができます。

オーナー尾崎純一郎さん

尾崎さんは、お父様が営む「フルールHANAKO御殿店」、お母様が営む「フルールハナコ 松風町店」の二代目オーナーです。

美容師であった尾崎さんは、幼いころから共働きの両親の姿を見て育ちました。幼い頃から通っていた袖ケ浜の美容院「Wind and Sea HAIR」の美容師さんにあこがれ美容師の道へ。そんな尾崎さんに、ある日知らせが入ります。

それは、「フルールハナコ 松風町店」をリニューアルオープンさせるために奮闘していたお母様の病気でした。過酷な現実ですが、それは癌でした。

母思いの尾崎さんは美容師をやめ、家業を継ぐことを決意しました。その後国家資格のフラワー装飾技能士に合格、辻堂にある「Mana Flowers(マナフラワーズ)」で勉強しつつ、「フルールハナコ 松風町店」でお母様を助け現在に至ります。

「2019年のリニューアル時からここに携わり、今は仕入れからすべて任されています。月曜・水曜・金曜は午前4時半に起きて、南関東花き園芸卸売市場へ行き、生花を仕入れています。競りは30分ですが、その前の1時間がその日に入荷した生花を見定める重要な時間です。どれだけ見定めたか、それは競りに掛かっていきます。午前8時には仕入れた生花を車に積み、店舗に向かいます」と、楽しそうにお話しされている尾崎さんの姿が印象的でした。

「お客様とのコミュニケーションを取りながら、自分の中でイメージを作る。これは美容師の時と同じです。ヘアーカットやスタイリングは2〜3時間かかりますが、花束は5〜10分で完成します。お客様が仕上がりを見て喜んでくださる、その瞬間が一番嬉しいですね。」

尾崎さんは平塚で育ちました。地元への思いも強く、「いつかは平塚駅南側の駅近くに、自分の店舗を持ちたい」と将来の目標も語ってくれました。

画像出典:Paul Higa

尾崎さんの花にかける情熱、お客様思いの心、地元愛を深く感じた取材でした。卒業式、入学式、結婚式など花束が活躍するこれからの時期、ぜひ「フルールハナコ 松風町店」へ足を運んでみてください。

また、店先を彩る花々の美しさは、Instagramでも発信されています。色彩豊かな花束やアレンジメントのほか、オーナーが会場で仕上げていく様子を収めた動画も投稿されており、その世界観を画面越しに楽しむことができます。ぜひチェックしてみてください。

画像出典:Paul Higa

フルールHANAKO

営業時間

9:00〜18:00

定休日

不定休(詳細はInstagramよりご確認ください)

電話番号

0463-24-2187

支払い方法

現金、カード、電子マネー、QR決済(楽天Pay・PayPay)

アクセス

JR平塚駅より徒歩10分

住所:〒254-0812 神奈川県平塚市松風町9−6

駐車場/あり2台

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