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夜の船タチウオ釣りで本命27匹キャッチ【静岡・焼津】ゲストに良型アジも顔出し

TSURINEWS

夜釣りでキャッチしたタチウオ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鵜沢淳)

7月20日、焼津市大井川港からタチウオ狙いで出船した。午前1時に港に集合した釣り人は9人。私は右舷の4番目に釣り座を取った。

大井川港から出船して夜タチウオ釣り

タックルは、ゴクスペ240-80のサオに電動リール。片テンビンにレインボーの水中ライトとオモリ100号。ハリス10号2m、タチウオバリ2号、チモトに夜光玉とタコベイトを通した15cmのワイヤーを使う。エサは船長が用意してくれたサンマの切り身だ。

港を出るとウネリと風波があり時折しぶきがかかる。小雨がパラつき、状況はイマイチだ。40分ほどでポイントのウタレ(吉田沖)に到着。僚船が15隻ほどいた。

午前2時に釣り開始。船長の指示ダナは40~15m。45mまで落とし、ハリスがなじんだらサオを軽く立てて戻しながら巻く。20mまで巻き上げてもアタらなければ、また40mに落として誘い上げる。これを4、5回繰り返してもアタらなければ回収してエサを確認する。

本命のタチウオをキャッチ

船中単発で釣れているが私には回ってこない。30分ほどしてアタリがきたが、早アワセしてしまい痛恨のバラシ。すぐにエサを替えて投入するとアタリがきた。テンションを掛けながら軽く引っ張り、上下に揺れるサオ先が引き込んだ瞬間にアワせながら巻き上げた。

途中で何度もサオを絞り込む。至福のときだ。リールが止まり、オモリを回収してハリスを手繰り一気に引き抜くと、タチウオが宙に舞う。タチウオ釣りのだいご味だ。

タチウオをゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・鵜沢淳)

良型のアジをヒット

同じ誘い方をするとすぐにアタリがきた。2匹目をゲット。時合いだと思ったが、当たりダナにダイレクトに入れても食ってこない。5mほど余分に落として誘い上げてこないとアタリが出ない。フグアタリが出るので、タナを5m余分に落として避けると思惑通りアタリがなくなり、またタチウオが釣れだした。

今度は深場でもモゾモゾとしたアタリ。慌てて回収するがハリ掛かりしてしまった。そのまま巻き上げるとアジ。うれしい外道だった。

深場で釣れたおいしそうな良型のアジ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鵜沢淳)

最終釣果

やがて空が白んで明るくなってきた。だが明るくなると同時にタチウオは深場に移動するため手返しが悪くなる。午前4時30分になるとタナは80m前後となった。食いも悪くなり、全然アタリがなくなってしまった。

深場の拾い釣りなので手返しが悪い。深場に移動すると警戒心が薄れて一気に食い込むことが多いが、この日は深場でも暗い時間帯と同じだったので、最初の小さいアタリが分からず苦戦した。

それでも終了間際に連チャンで釣れて70~90cmのタチウオ27匹とアジを釣り、午前8時に納竿した。この時期は涼しくてお勧めの釣りだ。

<週刊つりニュース中部版APC・鵜沢淳/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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