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釣ったハマチで剥製作りに挑戦 時間はかかるが達成感は相当なもの

TSURINEWS

ハマチの剥製(提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)

前回、姉夫婦が田舎から遊びに来たので、おもてなしをするために和歌山県の雑賀崎シーパークでちょい釣りを行ったところ、娘が45cmのハマチを3匹釣ったので、記念に剥製作りにチャレンジ。以前テレビを見ていると、さかなクンが簡単な魚の剥製の作り方を教えていたので、まねをすることにした。

まずは身を取り除く

ウロコは残し、まずはエラブタから胸ビレ下へ包丁を入れてエラとはらわたを取り除く。さらに尻ビレまで包丁を入れ、ゆっくり身を持ち上げてキッチンバサミで中骨を取り除く。

身を取り除く(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

次にスプーンできれいに身を削り取る。このとき身を傷つけないよう慎重にしないとダメだ。取り除いた身は、つみれやなめろうにするとおいしく食べることができる。反対の身もヒレを残してきれいに身を取り除く。

身を取り除いたハマチ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

両方の身が取り除けたら今度は頭だ。エラ裏から小さいスプーンやバターナイフを使ってできるだけ身を取り除く。最後に目玉を取り除き、中の身を取り除いたら水道水できれいに洗い流し、最後にキッチンペーパーで水分を取り除く。

ウォッカに3日間漬ける

次に発泡スチロール箱と45Lのビニール袋を用意する。720mlのウォッカを2本入れ、身を取り除いた魚を入れて漬け込む。魚全体が満遍なく漬かるようにして発泡スチロールの箱の中で3日間置く。

ウォッカに漬け込む(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

内側に詰め物をする

3日過ぎたら、次は紙粘土と大きい魚であれば手芸綿と木工用ボンドを用意する。ここからはスピード勝負なので手際よくやろう。

用意するもの(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

ウォッカに漬けた魚を取り出し、皮の中を軽くキッチンペーパーで拭き取る。皮が乾燥してしまうとダメなので、外の皮はぬれたまま作業する。

皮の内側に紙粘土を入れて魚の形を作っていく。両側とも素早く形を整えるが、大きい魚であれば真ん中に手芸綿を入れるといい。小さい魚はすべて紙粘土を身の代わりにする。

中に紙粘土を詰める(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

紙粘土で身が完全に仕上がったら、ヒレと皮を木工用ボンドで接着。形が崩れないように針金の台などに置いて約1週間かけて乾燥させる。

塗装&乾燥

カチコチに乾燥したら、アクリル絵の具で色を整える。私は片面を鮮やかなカラーに塗り、もう片面をナチュラルカラーにした。

絵の具で色を塗る(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

ここから一日置いて絵の具を乾かす。次にニス、もしくはニススプレーで劣化を防ぐ。ヒレや口の中なども満遍なく塗装し、さらに2日ほど乾かす。

ニススプレーで劣化を防ぐ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

目玉を作り完成

完全に乾いたら今度は目玉作り。ネットショップで取り寄せた人形の目玉のパーツを用意し、紙粘土で眼球を作る。その上に目玉のパーツを軽く付けて形をつける。眼球は絵の具やマジックなどで色を塗って乾燥させ、最後に目玉のパーツをボンドで接着して完成だ。

紙粘土で形を作る(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

見様見まねだが、なんとか完成させることができた。初めて作ったが満足だ。100円ショップでステンレスのコップ立てを購入、ペンチで曲げて台を作ってハマチを展示した。アクリルケースを被せて飾ると、娘は「私が釣った魚」と喜んで見ていた。

眼球に色を塗る(提供:週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳)

完成まで日にちがかかるが、出来上がったときの達成感はなかなかのもの。今度はマダイも剥製にしたいと考えている。

<週刊つりニュース中部版 APC・溝川弘巳/TSURINEWS編>

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