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亡き祖母に聞かせたい「のど自慢」 伊賀市の奥さん

伊賀タウン情報YOU

みさをさんの写真を手に思いを語る奥さん=伊賀市御代

 亡き祖母が好きだったテレビ番組「NHKのど自慢」に出場して喜ばせてあげたいと、挑戦を続けている三重県伊賀市御代の会社員、奥勝利さん(37)。来年2月に地元で開催される予定の番組出場を目指して準備している。

 小学低学年の時、父の影響で演歌など「昭和の曲」に興味を持ち、高学年になると音楽全般に興味を持つようになった。中学では吹奏楽部に所属、高校時代と合わせ6年間、パーカッションを担当した。合唱コンクールでは「上手だ」と褒めてもらい、人前で歌うことも恥ずかしくなくなったという。

 番組出場に初めて挑戦したのは20歳のころ。共働きの両親に代わって面倒をみてくれた祖母のみさをさんを喜ばせようと思ったのがきっかけ。はがき選考を通過して臨んだ予選では、尾崎豊の「アイ・ラブ・ユー」を熱唱したものの、不合格。以来、三重県内では10回、近県では2、3回出場へ挑戦。これまでにはがき選考を6回通過し、予選に進んだが、番組出場には至っていない。

 予選出場を重ねるうち、出場者が歌うのは、曲名の五十音順であることに気付いたといい、会場の雰囲気や進行もわかってきて、度胸も付きだしたそう。番組スタッフの顔も覚え、予選出場者に「褒章」として与えられる番組のピンバッチを6個胸につけて挑んだ2年前の志摩市での予選は馴染のスタッフが失笑し、他の出場者も驚いていたという。

 新型コロナウィルスの影響で、番組収録は昨年から中止が相次ぎ、更にみさをさんも昨年2月に他界。奥さんは「元気なうちに聞かせられなかった」と悔い、「挑戦を辞めよう」とも思ったそうだが、「どうせなら受かるまで全うしたい」と挑んだ今春は、残念ながらはがき選考で落選。

 そして2年半ぶりに出場を目指す地元開催では、選曲や衣装を練り、面白エピソードも準備するなど、事前に策を練って挑むという奥さん。「今回こそ、天国の祖母に出場を届けたい」と願っている。

2021年11月6日付807号22面から

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