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【価格クラス別】最新Wi-Fiルーターの選び方

特選街web

特選街web/Getty Images

スマホが最新のWi-Fi 6に対応しているのに、ルーターがWi-Fi 5までしか対応していない場合など、ルーターが通信速度の足を引っ張っている状態になったら、それが買い替えどきだ。世帯の人数や家の広さなど、利用環境に合わせて選ぼう。

[別記事:[【Wi-Fiの基本】モバイルデータ通信との違いは?どんなメリットがある?→]]

3年以上前のルーターを使っているのであれば、買い替えを検討すべし!

スマホやパソコンなど、手持ちのWi-Fi機器の中で、ルーターが通信速度の足を引っ張っている状態になったら、それが買い替えどきだ。例えば、スマホが最新のWi-Fi 6に対応しているのに、ルーターがWi-Fi 5までしか対応していない場合などがそれ。

また、Wi-Fi 6対応ルーターであっても、最新版のほうが高性能であることが多いので、3年以上前のルーターを使っていたら、買い替えを検討したい。

さらに、すでにWi-Fi 6のルーターを持っていたとしても、家族が増えたり、広い家に引っ越したりなど、利用条件や環境が変わった場合には、それに見合った性能のルーターへの買い替えを検討したほうがいいだろう。

●Wi-Fiの世代ごとに最大通信速度は違う

Wi-Fiの世代によって通信性能は向上している。Wi-Fi6の家庭用ルーターが登場し始めたのは2019年ごろ。それ以前に導入したルーターは、買い替えを検討しよう。

自宅の有線LANとWi-Fiの通信速度をチェックしてみよう

通常、自宅の固定光回線(インターネット回線)が十分に速い場合、有線接続したパソコンとWi-Fi接続のスマホでは、有線接続のパソコンのほうが実効回線速度は速くなる。

しかし、Wi-Fiの速度も十分に速ければ、有線とWi-Fiの差はごくわずかになる。

Wi-Fi 6対応の最新スマホとWi-Fi 6のルーターの組み合わせでは、実効最高速は600Mbpsあたりが上限となる。有線でこの程度の速度が出ているのに、Wi-Fiが200Mbps程度の場合、ルーターの性能が足りない可能性が高い。

●スマホやパソコンで通信速度を調べてみよう

まずはインターネットの通信速度を計測できるサイトを使ってWi-Fiでつながっているスマホでインターネットの速度を計測してみる。上の画面では「[Fast.com]」で計測した例を掲載。

次に有線LANで接続してあるパソコンでインターネットの速度を計測。スマホの速度と差が大きいようであれば、ルーターの性能を疑うべきだ。

同じWi-Fi 6でも搭載アンテナの数などで通信速度に差が出る

同じWi-Fi 6規格のルーターでも、実際に対応できる速度は製品によってまちまちだ。ルーターを含めた、Wi-Fi機器の対応速度は、アンテナの数と、アンテナ1本当たりの帯域幅で決まる。

現在、エントリークラスのルーターはアンテナ2本で帯域幅80Mヘルツの1201Mbps機が多い。アンテナ数が増え、帯域幅が広いほど最高速は速くなるが、スマホなどの端末側にも同じスペックが求められる。

●アンテナ数と帯域幅で対応速度が変わる

同じWi-Fi6ルーターでも、対応する速度はアンテナ数と帯域幅により異なる。最新モデルは帯域幅80MHzでアンテナ2本の1201Mbpsが主流。

世帯の人数や家の広さなどで選ぶべきタイプや予算は変わってくる

ルーターには、複数のアンテナを、いくつかに束ねて、それぞれを個別の端末に占有させることで、複数同時通信でも速度が落ちにくくする「MU-MIMO(エムユーマイモ/マルチユーザーマイモ)」という機能がある。

そのため、家屋内で利用するスマホが多い=家族が多い場合、ルーターのアンテナ数は多いほうがいい。同様にアンテナ数が多いと電波の到達範囲が広くなる傾向があるので、広い家ほどアンテナ数が多いルーターを選ぶべきだろう。

●家族や家の広さごとの予算の目安

OnePoint


2.4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯の特性の違いは?

Wi-Fi 6に限らず、Wi-Fi 6と互換性がある過去のWi-Fi規格は、5Gヘルツ帯と2.4Gヘルツ帯の2種類の電波を使い分けることができる。

原則として、無線通信は使用する電波の周波数が高いほど高速通信できるが、障害物に弱いという特性がある。簡単にいえば、到達距離を重視するなら2.4Gヘルツ帯、高速通信したいならば5Gヘルツ帯を使うといい。

●2.4Gヘルツ帯と5Gヘルツ帯はここが違う !

アンテナは外付けタイプのほうが性能がいいが、設置場所に制約が出る場合も

内蔵アンテナは、ルーターを中心にして球状にムラなく電波が出ている。対して、外付けアンテナはアンテナの水平面に強く電波が出る傾向があり、アンテナの向きで電波の到達距離をある程度調整することができる。

遠くまで電波を飛ばしたい場合は、外付けアンテナのほうが有利になることが多いが、アンテナが左右・上下に広がるため、ルーターを狭い場所に設置することができないというデメリットもある。

●自分の用途に合うほうを選びたい

内蔵:ルーターを中心に球状にムラなく電波が出る。縦置き/横置きができ、ルーターのサイズぶんの置き場所を確保すれば、比較的狭い場所でも設置できる。

外付け:アンテナの向きを調整することで、任意の方向にだけ電波を遠くに飛ばせる。広い家に向いているが、アンテナを広げる分の設置スペースが必要となる。

3階建てや家の隅々まで電波を行き渡らせたいならメッシュを検討すべし

メッシュは、ルーターとサテライト(子機)を組み合わせて、電波到達範囲を広げる仕組み。端末とネット間、ルーターとサテライト間の通信経路を独立させる製品が多く、複数のサテライトを設置した場合も通信速度が落ちにくい。

従来は、各メーカーの独自規格のみだったが、他社製品どうしの組み合わせができる共通規格「EasyMesh」が登場。バッファローの最新ルーターは、これに対応している。

●家全体をカバーできるメッシュ機器

ネットギアのメッシュシステム「AX1800 Orbi WiFi 6 Micro 2台セット」(実売価格例2万3310円)。このモデルのメッシュは独自規格だ。

OnePoint


メッシュと中継機の違いは? どう使い分けるべき?

メッシュは、ルーター単体に近い実用的な高速通信を家庭の隅々にまで行き渡らせるための仕組み。対して中継機は通信したい場所にピンポイントに電波を届けるための機器だ。

多くの中継機は、端末と中継機間と、中継機とルーター間を一つの経路で切り替えながら通信するので、通信速度はかなり落ちる。ただし、メッシュはルーターごと買い替えが必要など、予算が高め。一方、中継機なら、既存のWi-Fi環境に追加すればいいだけなので手軽である。

Wi-Fi6に対応したバッファローの中継機「WEX-1800AX4EA」(実売価格例9240円)。アンテナの向きを調整でき、コンセントから直接電源を取ることもできる。

最新!Wi-Fiルータークラス別おすすめモデル


1万円未満クラス

このクラスはワンルームの一人暮らし向き。Wi-Fi 6のルーターは実売価格数千円から存在するが、そこまで予算を絞るよりは、機能や性能を重視したほうがいい。

具体的には、「Wi-Fi 6の最高速度が1201Mbps以上あること」「有線LANのポートがGビット(1000BASE-T)対応」が最低限のラインと考えるといい。これでスマホのWi-Fiの実力は100%発揮できる。中には2402Mbpsに対応した機種もあり、これならスマホ2台が同時に最高性能で通信できる。

バッファロー


WSR-1800AX4S-BK

実売価格例:8800円

●サイズ/幅36.5㎜×高さ160㎜×奥行き160㎜ ●重量/373g

送受信2本ずつのアンテナを装備するWi-Fi6の入門モデル

Wi-Fi機器のリーディングメーカーであるバッファローのWi-Fi6入門モデル。5Gヘルツ帯、2.4Gヘルツ帯ともに送受信2本ずつのアンテナを装備した2ストリーム機で、理論最高速は1201Mbps。メーカー発表の実測値でもダウンロードで654Mbpsを計測しており、スマホのWi-Fi性能を十分に発揮できる。

TP-Link


Archer AX50/A

実売価格例:9801円

●サイズ/幅260.2㎜×高さ38.6㎜×奥行き135.0㎜ ●重量/545g

この価格帯ではワンランク上の性能を持つ4ストリームモデル

5Gヘルツ帯のアンテナを送受信ともに4本ずつ装備した4ストリーム機。Wi-Fi6の最高速が2402Mbpsと、この価格帯としては1ランク上の基本性能を持っている。TWTという機能を搭載しており、近年のiPhoneなどTWT対応の端末との通信では、端末側のバッテリー消費が抑えられるようになっている。

アイ・オー・データ


WN-DAX1800GR/E

実売価格例:8400円

●サイズ/幅180㎜×高さ186㎜×奥行き120㎜(縦置き) ●重量/450g

独自のアンテナ技術を搭載。設置の自由度の高さもメリット

同社独自の内蔵アンテナ技術「360コネクト」を採用したWi-Fi6入門機。この内蔵アンテナは、本体を中心に球状にムラなく電波を出すので、電波が届かないデッドエリアができにくいという特徴がある。縦置き、横置き両対応なので、リビングでもインテリアの事情に合わせて設置できるのが便利。

最新!Wi-Fiルータークラス別おすすめモデル


1万~2万5000円クラス

このクラスになると、Wi-Fi6の最高速度は2402Mbpsが当たり前になり、3LDKで家族3~4人にも対応できる。

中にはインターネットの光回線と接続する有線LANに、10Gbpsや2.5Gbps通信に対応したポートを採用する機種もある。これらは実効速度1Gbpsを超える超高速光通信の実力を、極限まで発揮させることが可能である。

また、複数装備されるアンテナを、それぞれ別の端末に占有させることで、複数同時通信でも速度低下を防ぐことができる。

TP-Link


Archer AX90/A

実売価格例:2万4800円

●サイズ/幅311㎜×高さ174㎜×奥行き207㎜ ●重量/890g

8本のアンテナを装備するクラス最強のトライバンド機

最高速4804Mbpsと最高速1201Mbpsの5Gヘルツ帯2系統に加え、最高速574Mbpsの2.4Gヘルツ帯1系統を備えたトライバンド機(2.4Gヘルツ帯と二つの5Gヘルツ帯という三つの周波数に対応している仕様)。5Gヘルツ帯のアンテナは送受信8本ずつで、このクラスでは最強。2.5Gbps対応のWAN/LAN兼用有線LANポートを1系統と四つのギガビットLANポートを備える。

エレコム


WRC-X3200GST3-B

実売価格例:1万3300円

●サイズ/幅47.0㎜×高さ190.0㎜×奥行き147.0㎜ ●重量/570g

テレワークやオンライン学習に心強いお値打ちモデル

1万円未満クラスの価格に近いが、5Gヘルツ帯4ストリームで2402Mbpsを誇るお値打ちモデル。複数台通信時でも、テレワークやオンライン学習の通信に、優先的に速度を割り当てる「らくらくQoS」を搭載しているので、大事な会議などでも安心。コロナ禍の家庭用入門機として最適。

アイ・オー・データ


WN-DAX3600XR

実売価格例:2万490円

●サイズ/幅238㎜×高さ248㎜×奥行き84㎜ ●重量/970g

10Gbps対応の有線LANで超高速インターネットに対応

内蔵アンテナでムラなく電波を飛ばす、5Gヘルツ帯4ストリーム機。最高速は2402Mbps。光回線を接続するWANポートと、有線LANの端末(デスクトップパソコンなど)を接続するLANポートに、一つずつ10Gbpsに対応した有線LANポートを採用。10Gbps収容の超高速光回線に対応する。

最新!Wi-Fiルータークラス別おすすめモデル


2万5000円以上クラス

このクラスは戸建て3階建てや、4LDK以上のマンションに対応。5Gヘルツ帯のアンテナは8本、最高速は4804Mbps、4本の2.4Gヘルツ帯アンテナが主流だ。

広範囲に対応するだけでなく、個々のアンテナをそれぞれ個別の端末に占有させる機能が効き、複数台のスマホで同時通信した場合でも、通信速度が低下しない。そのため大家族にも適している。

これ以上の広範囲を求める場合は、このクラスのルーター+中継機やメッシュを検討することになる。

バッファロー


WXR-6000AX12S

実売価格例:3万8280円

●サイズ/幅300×高さ195㎜×奥行き75㎜ ●重量/1580g

独自構造のアンテナを装備するバッファローのフラッグシップ機

バッファローのフラッグシップモデル。独自構造の4本の外付けアンテナは、5Gヘルツ帯・8ストリーム、2.4Gヘルツ帯・4ストリームとして働く。10GbpsのWAN/LANポートを一つずつ装備。同社のWi-Fiルーターは、別途購入した同社ルーターでメッシュが組める「EasyMash」に対応している。

ネットギア


AX6000 NIGHTHAWK AX12 RAX120

実売価格例:3万360円

●サイズ/幅300㎜×高さ85.2㎜×奥行き222.4㎜ ●重量/1364g

超高速光通信にも対応する家庭向けの高級モデル

5Gヘルツ帯・8ストリーム・4804Mbps、2.4Gヘルツ帯・4ストリーム・1147Mbpsを誇る家庭向けのデュアルバンド高級モデル。5Gbps/2.5Gbps/1Gbpsを兼ねる有線LANポートを装備し、超高速光通信でも実力を発揮。同社には、この上にトライバンドモデルがあるが、そちらはゲーミング用途となる。

NEC


WX6000HP

実売価格例:3万1680円

●サイズ/幅51.5㎜×高さ200㎜×奥行き215㎜ ●重量/900g

内蔵アンテナで8ストリームを実現するなど機能が充実

NECのフラッグシップ機。内蔵アンテナで5Gヘルツ帯・8ストリーム、2.4Gヘルツ帯・4ストリームを実現。5Gヘルツ帯の最高速度はメーカー測定で4040Mbpsを記録。高級ルーターに必要な機能はすべて搭載しており、10Gビット対応のWAN/LAN切り替え有線LANポートも一つ装備している。

※価格は記事作成時のものです。
■解説/福多利夫(フリーライター)

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