小柳建設が創業80周年、記念式典で新ロゴマークや「Holostruction」のリニューアルを発表
小柳建設株式会社(新潟県三条市)が5月31日、同社の創業80周年を記念した式典を開催した。式典では、新たなロゴマークや、MR(複合現実)技術を活用したアプリケーション「Holostruction」のリニューアルが発表された。
小柳建設は1945年、加茂市で材木業者として創業。今年で80周年を迎える。
5月31日、社員を対象に新潟市内のホテルで開催した記念式典には、210人が参加。式典の冒頭、小柳卓蔵代表取締役社長CEOが同社の新たなロゴマークを発表した。旧ロゴマークは、創業者の父の名前から一文字とった「直」の文字を用いて同社の「実直さ」を表現していたが、新たなロゴマークもその要素を引き継ぎつつ、コーポレートメッセージである「変化を楽しもう」の思いを込めて現代的にデザインし直した。
新しいロゴマーク(写真左)を解説する小柳卓蔵代表取締役社長CEO
中靜真吾専務取締役COO(写真左)と小柳卓蔵代表取締役社長CEO(写真右)
また、小柳建設が日本マイクロソフトと共同開発し、2019年に公表した「Holostruction」のリニューアルも発表した。従来は専用のゴーグルが必要だったが、新たに「Meta Quest 3」などマルチデバイスに対応。これにより、操作性の向上やユーザーの導入ハードルの低減を図る。
また、AIによる議事録作成機能を追加。中靜真吾専務取締役COOは「建設業界に限らず、さまざまな分野での生産性向上ができるツールとして使えるようになった」と解説し、今後は解説書籍の第2弾の発売なども通じてさらなる普及を目指す考えを示した。
小柳社長は囲み取材の中で、80周年に関して「こうして式典ができることに感謝したい。従業員の皆さんが頑張って実績を出してくれて、働き方も変えてくれたおかげ」だと話した。
そして今後について「(会社を)より筋肉質にして従業員の生活水準を上げ、建設業を含むすべての中小企業の目標とされるような企業になっていきたい。(働き方について)業界全体としては他産業に比べたら動きが遅いかもしれないが、世代交代した企業や若手の経営者は古い体制を変えようとしている。課題はあるが変えられる余地もたくさんあるからこそ、未来に希望を持てる産業だ」と語った。
記念式典の様子
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