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8月8日、金沢市の新竪町商店街に「昭和スタイル 新竪町店」がオープン！
一般家庭や飲食店で使われていた、個性あふれる昭和期のリサイクル食器をメインで展開するお店ができました。

「昭和スタイル」は、空き家に残された残置物や廃棄物の中から昭和レトロなアイテムを独自の目線で収集し、自社でクリーニングして販売することで、ゴミの削減や利活用を目指すブランド。
「昭和スタイル 新竪町店」は、2024年に初めての直営店としてオープンした香林坊アトリオ店に続く2号店です。

手がけているのは、珠洲市のインテリアショップ「WELLSPRING珠洲店」などを運営する株式会社ファーストビルディングス。
少子高齢化と人口減少が進み、震災前から空き家問題が深刻化する珠洲市のコミュニティで活動する中で、なんとか解決できないかと着目したのが、空き家が放置される要因の一つである残置物や廃棄物です。

長年インテリア業で培った目利きを活かし、本来なら捨てられるものの中から昭和レトロで魅力あふれる食器などのアイテムを収集。
一つひとつ丁寧にクリーニングして再販することで、新たな価値を生み出すサーキュラーエコノミー（循環経済）を推進しています。

広々とした店内には、数えきれないほど多くのリサイクル食器がずらり。
繊細で美しいガラスのお皿やレトロな風合いのティーカップ、最近ではあまり見かけない鮮やかなデザインの大皿など…どこか懐かしさを感じる素敵なアイテムが揃います。

店内奥には、和食器も。
冠婚葬祭で使用されるものから、九谷焼など作家さんが手がけたもの、日常使いできるものまで。
実際に手に取り、その質感やぬくもりを確かめながらじっくり選べます。

小さなおちょこは、お土産としても人気があるそう。
一つひとつ手書きで丁寧に絵柄が描かれた器は、量産品では味わえない魅力があり、作り手の想いがしっかり伝わってきます。

店内の食器は、5つの価格帯に分けて販売。
660円〜1,980円と、どれも手に取りやすいリーズナブルな価格が魅力です。

時には、価格に見合わず、見る人が見れば大変貴重なアイテムが紛れ込んでいることもあるのだそう！
一点モノも多く、毎回商品のラインナップは変わるので、気になった商品があれば即ゲットがおすすめですよ。

また店内には、クリーニング作業場とB1Fの倉庫を併設。
食器を一つひとつ丁寧に洗浄し、ピカピカに仕上げ、食器の魅力を最大限に引き出して店頭に並べるという背景をあえて見せることで、ブランドのコンセプトを感じてほしいという想いがあるのだそう。
作業風景を見られることで、より商品への理解度や愛着も湧きそうですね。

出迎えてくれるのが、社長の井川さん。
最近は能登半島地震で解体を余儀なくされた家々からの買取依頼も多く、年間ではなんと約20トンもの食器を買い取っています。
なかには「誰かに引き継いでほしい」との想いで売却される方も多いそうで、まさに売り手と買い手をつなぐ架け橋のような役割も担っています。

「最近はシンプルな食器が多いですが、昭和期の食器は食事に合わせてさまざまな形があり、どれも個性的で可愛いデザインばかり。新品の食器を長年扱ってきましたが、こんなの見たことない！って驚くようなユニークなデザインの食器も多く、毎日が新たな発見です。」

食卓を彩る、昭和レトロなアイテムが揃う「昭和スタイル 新竪町店」。
きっとあなたの心をくすぐるアイテムとの出会いがあるはず！
ぜひ遊びに行ってみてはいかが。

昭和スタイル 新竪町店

住所石川県金沢市新竪町3-18
TEL080-4373-2098
営業時間10:00-17:00
定休日火・水曜
駐車場近隣に有料Pあり
公式Instagram( https://www.instagram.com/showa.style2022/ )