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千代田化工建設の注目の最新技術、自律型3DCADとは?

文化放送

11月27日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、千代田化工建設株式会社 常務執行役員CHRO兼CDO人事・DX本部本部長の熊谷昌毅さんに出演いただき、注目の最新技術について、詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ「まずは、企業プロフィールをご紹介させて頂きます。千代田化工建設は1948年に創業しました。以来、世界約60ヶ国で石油・ガスといったエネルギーから、化学、環境、省エネ、産業設備、ライフサイエンスまで幅広い分野において、プラントの設計・調達・建設を中心に、数多くのプロジェクトを世界各地で手掛けている、総合エンジニアリング企業です。高度なエンジニアリングの技術力で事業を通じ、持続可能な社会を実現するための課題、気候変動、エネルギー、健康、技術革新等に対しても取り組まれています。改めまして、事業内容を詳しく教えて下さい」

千代田化工建設株式会社 常務執行役 CHRO兼CDO 人事・DX本部 本部長 熊谷昌毅氏「千代田化工はプラント建設を手がけてるエンジニアリング会社ということで、プラント建設を設計して材料を調達し、建設して現地でコミッション、それを動かすというところまでを行う会社です。このプラントというのが、海辺に立ってる配管、ニョロニョロの鉄のお釜がありまして、それを鉄の管で繋いで、そこに液体やらガスやらを流して反応させたり、状態を変えたりしながら最終的な製品を作っていくっていう設備があります。それを設計して建てるということなんですが、なんせ規模が大きいものですから、一つのプロジェクトを数年かけて行うということをやってます。このプラントは発電所、燃料を作るプラント、石油化学、薬品を作る工場など、様々なものを手がけています。」

L is B代表・横井太輔氏「多岐に渡るいろんな生成するようなものを作っている工場を作ってらっしゃるということですね」

松井「そのプラントに関する注目の最新技術は何ですか?」

熊谷「いろいろあるんですけど、一つといえばやっぱりプラントストリームですね。自律型3DCADです」

横井「詳しく教えてください」

熊谷「スパゲッティのようににょろにょろ伸びる鉄の配管を自動設計する3DCADです。プラントの設計は機能図を書いて、それを構成する要素を空間的に配置してかなきゃいけない。それを自動的にやってくれる画期的なCADです」

横井「従来のCADソフトとの違いは、どんなところですか?」

熊谷「一番これで変わったなと思うのは、今までこれぐらいの規模だったら3DCADじゃなくていいよと言っていたところに、3DCADで先に引いて、こんなふうに作ったらどうでしょうとお客さんと決めてこれを計画にしてやっていくという逆転現象ですね」

横井「実際にプラントストリームを使ってらっしゃる方の現場の方の声はいかがですか?」

熊谷「今までにオートルーティングの機能を持ったCADって実はあったんです。それと比べると全く機能が違うので、そこはものすごく評価いただいてます」

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