中学校跡地を活用した池尻『HOME / WORK VILLAGE』が7月24日グランドオープン! 懐かしい空間のなかに生まれる、多彩なチャレンジと交流の拠点
旧池尻中学校跡地活用プロジェクトから誕生した、商業施設、教育・文化施設、オフィスが集う複合施設『HOME/WORK VILLAGE』。2025年4月に一部が開業し、2025年7月24日には校舎棟1階フロアも含めたグランドオープンを迎える。
HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)
「働く」「遊ぶ」「学ぶ」がぎゅっと詰まった新たな基点
2022年まで「世田谷ものづくり学校」として活用されていた校舎が、今回は体育館や校庭も含め、敷地全体が新たなスタートを切った。コンセプトは「私たちには、宿題がある」。ここを基点に世田谷がひとつの村のように緩やかにつながり、多様な活動が活性化することを目指している。
メインエントランスにはブックラウンジが広がり、教室だった場所にはオフィスやコワーキングスペース、子供向けのクリエイティブラーニングスクールも。
校舎棟1階にオープンするのは、シェアキッチンや配信スタジオのほか、飲食店、ワインやレザークラフトなどのショップ、そしてビールの醸造所までジャンルや業態もさまざま。本所に本店を構える人気のカフェ『Marked池尻』は、夜はミュージックバーとしても営業予定で、ライブも開催されるようになるという。
「世田谷公園が近いので、ランステーションとして活用したり、ペット連れOKな校庭を散歩する方がいたりと、少しずつ近所のみなさんになじんできているのではないかと思います」と広報担当の寒河江麻恵さん。「世田谷の方はもちろん、遠くからでもぜひ足を運んでほしい。新たな店舗やサービスも開業することで、この場所から新しいカルチャーが生まれるのが楽しみです」。
「働く」「遊ぶ」「学ぶ」がぎゅっと詰まった新たな基点。ここからどんな活動や挑戦が始まるのだろうか。
HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)
住所:東京都世田谷区池尻2-4-5/営業時間:8:30~23:30(施設・店舗により異なる)/定休日:無/アクセス:東急電鉄田園都市線池尻大橋駅から徒歩10分
取材・文・撮影=中村こより
『散歩の達人』2025年8月号より
中村こより
もの書き・もの描き
1993年東京生まれ、北海道育ち。中央線沿線に憧れて三鷹で暮らした後、坂のある街に憧れて現在は谷中在住。好きなものは凸凹地形、地図、路上観察、夕立。挑戦したいことは測量と東海道踏破。