【小野】「なずな食堂」がリニューアル!『季節のなずな膳プレート』のほか、テイクアウトメニューも♪
神戸電鉄小野駅から歩いて10分ほどのところにある小さな食堂「なずな食堂」。ランチとスイーツが自慢の小野の人気カフェが、2025年10月にリニューアルしました。自家栽培の野菜をふんだんに使った『季節のなずな膳プレート』をはじめ、手作りの惣菜や季節替わりのケーキなど、心と体に優しい料理がそろいます。どこか懐かしさを感じる味わいに惹かれ、幅広い世代のリピーターが増えている人気店。素朴で丁寧に作られたスイーツも、ぜひ一緒にお楽しみあれ♪
・「なずな食堂」
旬の野菜を使った体に優しい家庭料理やスイーツを提供する「なずな食堂」。神戸電鉄小野駅から徒歩約10分の場所にあるこの店は、“小野のおしゃれカフェ”として口コミでじわじわと評判が広がり、若い世代の女性客から食事に気を遣う年配のお客さんまで、幅広い年代に愛されています。
2017年のオープン以来、ランチとスイーツを店内で楽しめる食堂カフェとして親しまれてきた同店ですが、8周年を迎えるにあたり、以前から構想を練っていた“まちのおばんざい屋さん”的なお店として営業スタイルを一新することを決意。メニューのブラッシュアップに加え、店内のインテリアもリニューアルし、2025年10月1日に新たなスタートを切りました。
フランス、イギリスのアンティーク家具を中心とした内装に、花や緑のある食卓。元デザイナーという経歴をもつオーナーのセンスが光ります。そんな心安らぐ空間が、「なずな食堂」の魅力でもあります。
扉を開けると正面のショーケースには、季節の野菜が主役の惣菜や自家製ケーキがずらりと並びます。どれも素朴でシンプル。それでいて、思わず惹きつけられるような魅力が一つひとつに宿っています。
・自家農園の野菜をふんだんに使用したランチ
これまで週替わりで内容が変わっていた人気メニュー『季節のなずな膳』が、リニューアルを機に季節替わりの『季節のなずな膳プレート』としてアップデート! 店主の自家農園で農薬に頼らず育てられた野菜を中心に、小野市近郊で採れた地元野菜もふんだんに使われています。
お米は地元小野産の「ヒノヒカリ」。おこわがある日は、プラス100円で白ご飯をおこわに変更することも可能。8種の惣菜にみそ汁付きで、女性はもちろん、男性のお腹も満たしてくれる大満足のボリュームです。
「今日のグラタンには、少し珍しい赤芽の親芋を使っています」と店主。ココット皿にスプーンを入れると、中にはプリッとしたエビもお目見え!スーパーには並ばないような魅力的な食材のおいしさを発見できるのが、同店ならではのこだわりです。
この日のプレートにはこのほかにも、小野市の人気給食「鶏唐揚げのレモン煮」や、自家製の梅干しを使った「切り干し大根の梅煮」、ご飯が進むパンチの利いた味付けの「カレー卯の花」など、魅力あふれる惣菜が並びました。
こだわりは、毎朝大量に仕込むという出汁にも。イワシ・アジ・カツオなどさまざまなダシの香りに食欲をそそられます。みそ汁はもちろん、煮物にもふんだんに使われていて、薄味でもしっかりと出汁の香りが立ちます。
取材日のみそ汁の具材は、自家農園で採れた春菊と、山形の庄内地区から産地直送してもらったという大きな「鳥海(ちょうかい)なめこ」。特になめこは、これまでに出合ったことのないような大きさとうま味、そして食感に、思わず感動を覚えるほど。思わず「また食べたい」と心に刻まれてしまう、忘れがたい一椀です。
・惣菜は毎日約15種類がラインアップ!お弁当も
2025年10月から販売をスタートした惣菜は、毎日15種類(380円~)ほどがスタンバイ。早くもまちの人から人気があり、主婦や仕事帰りの会社員などが夕方にこぞって買いに訪れます。“晩ごはんのプラス一品”として取り入れやすいように、味付けや彩りも計算されています。
加えて、どの惣菜もほどよい家庭感がありながら、ひと手間を感じる味わいが魅力。忙しい日でも、「なずな食堂」の惣菜が一つあるだけで、食卓がぐっと華やぎそう♪
『キッシュ』(1個)350円
土・日曜日に並ぶことの多い『キッシュ』は、週末のお楽しみとしてファンの多い一品。この日は「チキンの照り焼きとプチトマトのキッシュ」と「赤いトウモロコシのキッシュ」が登場しました。小野市産の平飼い卵や生クリームに加え、クリームチーズやニンニクを使うのが“なずな食堂流”。一番底に敷かれた炒めタマネギの甘みが全体を優しくまとめ、おいしさのカギを握ります。
『シンプル弁当』1,300円
お弁当メニューは『わっぱ弁当』(1,600円~)、『幕ノ内弁当』(1,500円~)、『シンプル弁当』(1,000~1,300円)の3種類がラインアップ。『シンプル弁当』以外は前日までの予約が必要です。お弁当箱の中には、所狭しと3~4種類の惣菜たちが詰められています。
・自家製ケーキはイートインでもテイクアウトでも♪
惣菜が並ぶショーケースの横には、自家製ケーキ専用のショーケースももう一つ用意されています。ここには常時5種類ほどのケーキがずらり。シーズンごとに変わる色鮮やかなスイーツに目を奪われます。テイクアウトはもちろん、店内で味わうこともできます。
『ほぼさつまいものチーズケーキ』(イートイン)670円、(テイクアウト)600円
※9月~12月末ごろ限定
“ほぼサツマイモ”という名前の通り、チーズケーキの中にごろっと大きなサツマイモの甘煮を忍ばせた一品。このサツマイモは小野市産で、ホクホクとした食感と優しい甘さが特徴です。一方のチーズ生地は甘みを控えて後口をサッパリと仕上げた軽やかな味わい。同時に口へと運ぶことで、甘みとコクがほどよく重なり合う調和の取れた味わいが完成します。
『宍粟サササの薬膳茶』550円
ドリンクメニューも実に多彩で、店主のこだわりがしっかりと伝わるラインアップ。中でも、宍粟市にある薬膳茶専門店「サササ」の薬膳茶は、胃までほっと癒やしてくれるような優しい一杯で、食後にもティータイムにもおすすめです。
取材日は、一番人気という「整え、補い茶」をチョイス。シナモンの香りがふわりと立ち上がり、ひと口含むと体の内側からじんわりと温まるような心地よさが広がります。ほどよい甘みとスパイスの香りが調和し、食後の余韻をやさしく締めくくってくれます。
家庭料理を味わってカラダをリフレッシュするもよし、温かみのある空間に癒やされるもよし、日ごろのごほうびに甘いスイーツを食べてのんびりするのもよし!その日の気分にあわせて、「なずな食堂」でいろんな楽しみ方を見つけてみては?
■詳細情報
■DATA
なずな食堂
所在地
兵庫県小野市中町344-7
電話番号
0794-70-8550
営業時間
テイクアウト/11:00~19:00
ランチ/12:00~14:30(12:00のみ予約可)
カフェ/14:00~17:00