今、バスケが熱い! 盛り上がりを見せるBリーグの、今さら人に聞けない基礎知識をおさらい! 【バスケ】
Bリーグとは? あらためて基礎知識をご紹介!
八村塁選手(レイカーズ)や渡邊雄太選手(千葉ジェッツ)のNBAでの活躍や、昨年のワールドカップ、今年行われたパリ五輪での日本代表の戦いぶりなどで、日本国内の“バスケットボール熱”はかつてないほど高まっています。そんなバスケ熱の高まりに大きく貢献しているのが、国内プロバスケットボールリーグ、『Bリーグ』の存在。
今年で開幕9シーズン目を迎える国内最高峰リーグの人気は年を追うごとにヒートアップしており、現在では観戦チケットの入手が困難になるクラブも出ているほど。今回は「今、もっとも見に行きたいプロスポーツ」と言っても過言ではないBリーグについて、その「基礎知識」をご紹介します。
B1全24クラブ、B2全14クラブ、B3全17クラブで構成
Bリーグは、『B1・B2・B3』の全3カテゴリにリーグが分けられており、毎シーズン、各リーグの順位によって昇降格が行われます(※今シーズンは昇格ナシ)。サッカーの『J1・J2・J3』をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
各リーグの所属クラブ数はB1が24、B2が14、B3が17。B1とB2の所属クラブ数は2016‐17シーズンの開幕当初はともに18クラブずつでしたが、コロナ禍の影響で一時的に「降格なし、昇格のみ」という措置が取られたため、現在はこのようなクラブ数になっています。
また、B3は毎年のように新規参入クラブが現れており、年々所属クラブが増加。リーグ初年度は9クラブでのスタートでしたが、現在は約2倍に膨れ上がっています。
北は北海道から南は沖縄まで……Bリーグは全国にクラブが存在!
Bリーグに所属するクラブは、B3の一部クラブを除いてすべて「プロ化」が原則。北は北海道を本拠地とするレバンガ北海道、南は沖縄を本拠地とする琉球ゴールデンキングスと、全国各地に散らばっています。プロ野球やサッカーなどのプロクラブがない都道府県にも「Bリーグのクラブはある」というケースは決して珍しくありません。そのため、リーグでは基本、「地区制」を採用しています。
B1は東、中、西の3地区制(各8クラブ)、B2は東西2地区制(各7クラブ)を敷いており、B3には地区分けはありません。B1、B2ともに地区ごとにレギュラーシーズンで優勝クラブを決め、各地区の上位が年間王者を決める「プレーオフ」に進出します(シーズン、プレーオフの詳細は別記事をご参照ください)。
ちなみに、この「地区分け」は昇降格によって各カテゴリの所属クラブが毎シーズン入れ替わる影響もあり、シーズンごとに微妙に変更されるケースがあります。たとえば、今シーズンで言うと、昨シーズンは東地区に所属したアルバルク東京と、西地区だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズが中地区へと配置換え。この両クラブはリーグを代表する強豪でもあり、シーズン前からファンの間では「今年の中地区のレベルが高すぎる」と話題になるほど。
リーグ開幕当初は「東高西低」と言われた地区間のレベル差も、ここ2シーズンは西地区のクラブ(琉球と広島)が王者に輝くなど、解消されており、今シーズンも各地区でハイレベルな戦いが見られるはずです。
B1東地区
レバンガ北海道
仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
茨城ロボッツ
宇都宮ブレックス
群馬クレインサンダーズ
越谷アルファーズ
千葉ジェッツ
B1中地区
アルバルク東京
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビー・コルセアーズ
三遠ネオフェニックス
シーホース三河
ファイティングイーグルス名古屋
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
B1西地区
滋賀レイクス
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
佐賀バルーナーズ
長崎ヴェルカ
琉球ゴールデンキングス
B2東地区
青森ワッツ
山形ワイヴァンズ
福島ファイヤーボンズ
アルティーリ千葉
富山グラウジーズ
福井ブローウィンズ
信州ブレイブウォリアーズ
B2西地区
ベルテックス静岡
神戸ストークス
バンビシャス奈良
愛媛オレンジバイキングス
ライジングゼファー福岡
熊本ヴォルターズ
鹿児島レブナイズ
文・花田雪