三宮の夜にそっと寄り添うやさしい一杯 『中華そばそなん』は〆に食べたくなる味 神戸市
「飲んだ後にちょうどいい」「毎日でも食べたい」。そんな声が聞こえてくる、やさしい味の中華そばのお店が誕生したと知り、さっそく足を運んでみました。紹介するのは、昨年12月末に三宮にオープンした 『中華そばそなん』(神戸市中央区)です。
三宮の駅前からは徒歩5分ほどの距離。『神戸サウナ&スパ』のすぐ南側、飲食店がひしめくエリアにひっそりと佇んでいます。
同店は、同じビルに店を構える創作フレンチ『SONAN DEVELOPMENT CUISINE』や、磯上通の『MEN SONAN』の系列の3店舗目としてオープン。
磯上通りのラーメン店とは、スープも麺もまったくの別物。あえて一種類の「塩中華そば」に絞り込み、ゼロから構築した一杯で真っ向勝負されています。
店内はカウンター席のみのシンプルな造り。ふらっと立ち寄れる気軽さがあり、飲んだ後にも入りやすい雰囲気です。
食券を渡して待つこと数分。湯気とともに、お待ちかねの一杯「塩中華そば」が運ばれてきました。
まずはスープをひと口。やさしい塩気とともに、じんわりと旨みが広がり、自然と気持ちがほどけていくよう。派手さはないものの、何層にも重なる出汁の表情が、飲み進めるほどに感じられます。
系列店では貝と鶏の出汁を用いていますが、同店では貝と鶏をベースにしながら、豚と煮干しの旨みも重ねることで、より奥行きのある味わいに仕上げられているのだそう。
そんなスープに合わせる自家製麺は、やや細めに仕上げられており、つるっとした喉越しと、もちっとした弾力を併せ持ちます。
シンプルながらも、トッピング一つひとつにこだわりが詰まっています。
なかでも目を引くのが、手作りのワンタン。お箸で持ち上げると、その長さに思わず驚くほど。もちもちとした食感で、噛むたびにおいしさが広がり、ついクセになってしまいます。
そして、ラーメンに欠かせない存在といえばチャーシュー。
豚チャーシューはしっとりとやわらかく、旨みはありながらも主張しすぎない味わい。やさしいスープと調和し、一杯全体のバランスを静かに支えていました。
〆の一杯としてはもちろんおすすめですが、赤星ビールや琉球レモンサワーも用意されているので、飲みながら楽しむのもぜひ。
今後はお昼の営業も考えられているとのことで、さらに気軽に立ち寄れる一軒になりそうです。
場所
中華そば そなん
(神戸市中央区北長狭通2丁目10)
営業時間
18:00〜27:00