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【ライブレポート】G-FREAK FACTORY、レゲエ×ラウドが導く解放区〈A.V.E.S.T project vol.19〉

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G-FREAK FACTORY 〈ZEPHYREN Presents A.V.E.S.T project vol.19〉 photo by ゆうや

3月1日(日)、Zephyren主催イベント「ZEPHYREN Presents A.V.E.S.T project vol.19」がSpotify O-EAST、Spotify O-WEST、Spotify O-Crest、Spotify O-nest、duo MUSIC EXCHANGE、club asiaの渋谷・ライブハウス6会場で開催された。


【写真】A.V.E.S.T project vol.19に出演したG-FREAK FACTORY(全4枚)

G-FREAK FACTORYのラウド/ミクスチャーなスタイルから始まった音楽性も、レゲエやダブなどのスタイルも取り入れるなど、活動を重ねるごとに多様性を増してきた。バンドは現在も精力的に活動中で、彼らが地元の群馬で主催している音楽フェス「山人音楽祭」は、今やシーンや土地に欠かせないロックフェスとして多大な支持を得ている。そんなG-FREAK FACTORYが、「A.V.E.S.T project vol.19」Spotify O-EASTのステージに登場した。

 
G-FREAK FACTORYのライブは、この空間に熱風を巻き起こそうと、最初から感情のスロットルを全開に、観客たち一人一人の胸に響かせるように『SAMATO』を歌い奏でてせまってきた。茂木洋晃の歌や演奏に合わせ、フロア中から熱い声が飛び交えば、ダイブする人たちも登場していた。巧みにレゲエのリズムも組み込みつつも、魂を奮い立てるミクスチャーな衝撃で、G-FREAK FACTORYはこの場を熱の渦巻く空間に染め上げていった。
 和な音色からの始まりも嬉しいインパクトだ。彼らは、感情を突き刺すスリリングな『REAL SIGN』を通して、観客たちの身体の奥底に渦巻く興奮という魂を揺さぶりだす。1曲の中で、巧みに曲が変幻するたびに、その唸りに合わせて気持ちもいろんな風に色めき立つ。


 G-FREAK FACTORYもまた、止まることなく、1曲ごと巧みに表情を変えながらせまり続ける。『Unscramble』に触れたときも、そう。曲を重ねるごとに感情の熱が上がり続けるからだろう、フロアでは満員の観客たちがぐちゃぐちゃにまみれながら、茂木洋晃のエモーショナルな歌と表情豊かで攻撃的な演奏に激しく身を委ね、ときに声を張り上げていた。
ドラムカウントを合図に始まったのが、『WHO UNCONTOROL』。G-FREAK FACTORYのライブは、いろんな音の顔を見せていく。激しく攻めたと思えば、疾走する楽曲にノセてエモい歌を響かせるなど、1本のライブはもちろん、1曲の中にも、彼らは熱狂のドラマを描いていく。この曲でもジャジーに転調したり、ゆったりとしたメロウな演奏で身体を揺らすなど、変幻自在に熱狂と興奮、高揚を描きだしていた。だから、その演奏に夢中になる。

 MCで言葉にしたシリアスで辛辣なメッセージも、彼ららしい姿勢だ。そのうえで、メッセージ性の強いピースフルな『HARVEST』を並べてくる姿勢が、G-FREAK FACTORYらしい。ミドルメロウな演奏の上で、ときに詩人のように言葉を語れば、胸の内に渦巻く思いをエモーショナルな歌声に乗せて響かせる。たとえ初見だろうと、その言葉や思いを追いかけたくなる、心の中に革命を起こすその姿勢が、嬉しく胸を揺さぶっていた。

身体を揺らすベースのグルーヴから幕を開けながら、茂木洋晃の声を合図に、場内中の人たちが『Too oLD Old To KNoW』に乗せてシンガロングしたとき、魂が奮い立った。だから力強くクラップを鳴らし、ともに声を上げて歌わずにいられなかった。気持ちが奮い立つ。それくらい、彼らの音楽が魂を本気で揺さぶったからこそ、場内中に声の響き渡ったシンガロングの光景が生まれたし、その歌声が、心を奮い立てた。場内中の人たちが両手を高く掲げて歌う。一つの思いで、心が一つに溶け合う。その様に、胸がずっと嬉しく震えていた。

 G-FREAK FACTORYが届ける歌に強く共鳴するからこそ、茂木洋晃の歌に合わせて一緒に歌いたくなる。場内中の人たちがミドルメロウでエモーショナルな『ダディ・ダーリン』に乗せて歌声を重ねあう。そのたびに、観客たち一人一人が抱えているいろんな感情が一つに重なり、みんなで大きな一つの心になれた気持ちでいた。熱を抱いて放つ歌声に乗せた言葉の一つ一つが、どうしようもないくらい心臓を力強くつかんでいた。

 「自分らしさを必ず失わないで、またここで会おう」。その言葉を合図に、G-FREAK FACTORYはふたたび魂を熱く奮い立てるように、『らしくあれと』をエモーショナルにぶつけ、この場に熱い熱い一体化した景色を作りあげていった。茂木洋晃の歌声と、いや、G-FREAK FACTORYの音楽と感情のチューニングを一つにした大勢の人たちが、高らかに歌い、観客たちの上を次々と転がっていた。これがライブだよな。壁も垣根も超えて思いを一つに分かち合える。音楽を通して愛しあえる。その気持ちを、誰もが楽しむや騒ぐという熱を帯びた姿で示していた。

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