川崎フロンターレ 焼き芋で選手にパワー 川崎大師・甘い和が捕食提供
川崎大師の表参道に店舗を構える「甘い和」は、壺でじっくり焼いた「つぼ焼き芋」が人気のお店。実はこの焼き芋は、サッカーJ1・川崎フロンターレの選手が試合後に食べる補食として提供されている。
フロンターレの選手は試合後のエネルギー補給として果物やおにぎり、干し芋などを食べることが多いという。「せっかくなら地元のものを」とスタッフが川崎市内で干し芋を扱っている店舗を探したところ、同店に行きついた。
干し芋は選手にも好評で、継続的な支援を懇願されサポートショップに加盟(現在はサポートカンパニー)、昨秋から無償提供することに。以来、ホームゲーム時には焼き芋、大学いも約2キロを届けている。
店主の浜尾龍太さんは小・中・高とサッカーを続けており、妻・あゆみさんは川崎出身。フロンターレへの理解もあった。「選手たちも気に入ってくれているので嬉しい。今後も支援を続けたい」と浜尾さん。クラブスタッフの若松慧さんは「チームの一助になってくれていて大変ありがたい。地元の方がチームを支えてくれていることを多くの人に知ってほしい」と思いを込める。
25日のU等々力での柏レイソル戦で行われたイベント「川崎大師マンブラザーズ」では同店も出店。多くのサポーターが選手を支える地元の味を楽しんでいた。