「お金が貯まらない人」が買いがちな“3つの日用品”【5人家族・月の日用品費8千円の達人に学ぶ】
節約生活スペシャリストの三木ちなです。節約となると食費に意識が向きがちですが、じつは日用品費も重要。選び方しだいでは、出費がかさむ原因になります。ここでは、筆者が考える“お金が貯まらない人”が買いがちな「コストがかさむ日用品」をご紹介します。
(1)話題につられて買う新商品
日用品も日に日に進化しており、便利な商品がどんどん発売されています。ドラッグストアへ行くと、専用のPOPが貼られていたり特設コーナーが設けられていたりするのもよく見かけますよね。
もちろん新商品は、これまでにない機能を備えた“かゆい所に手が届く”、魅力的なものばかりです。
しかし、「新商品だから」という理由で買うのはNG。定番から浮気するリスクも、多少はあります。
それに、まだ自宅に同様の日用品が残っているのなら、今買う必要はありません。話題性につられる買い物は、ムダ遣いと同じです。
新作を試すのなら、買い替えの時期がベスト。わたし自身も、気になる新商品を見つけたときは、時期やタイミングを待ってから購入しています。
(2)用途別の洗剤
ドラッグストアの売り場を見ると、「○○用」の洗剤がたくさん並んでいます。どれも使い勝手がよく、掃除の手間を省いてくれる便利なものばかりです。
しかし、用途別の洗剤を揃えすぎると、当然ながら日用品費は上がります。出費をおさえるのなら、購入する洗剤を厳選しなくてはなりません。
わたしも「上履き用」や「トイレ用」などの洗剤は買いますが、柔軟剤やおしゃれ着洗剤は買わないなど、“なくても困らない日用品”を決めています。
(3)メーカーのこだわりがある日用品
日用品費を節約するには、ある程度こだわりを捨てることも大事。メーカーにこだわって買うものを限定しすぎると、特売品を逃して出費増につながります。
どのメーカーでも買うほどストライクゾーンを広げる必要はありませんが、1品につき2~3種類のように選択肢を増やすと、日用品費は減らしやすいです。例えば台所用洗剤ならキュキュットやジョイなどから、箱ティッシュならスコッティ、エリエール、薬局のPB商品などから、そのとき一番安いものを選ぶようにしています。
わたしはメーカーのこだわりがないので、ポイント還元キャンペーンがあるときは花王の商品を、ふだんはその他メーカーの特売品を買うように、お得感重視で選んでいます。
気になってもすぐに買わない
日用品はストックしがちですが、すぐに買うのも避けた方が節約になります。
なければないで、意外とどうにかなるもの。ストックが多すぎると使用量を気にせずガンガン使い、消費ペースも上がってしまいます。
日用品費を減らしたい方は、「買うもの・買う量」を見直してみてはいかがでしょうか。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア