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市営バス 運転手不足で減便続く 住民から困惑の声〈横浜市保土ケ谷区〉

タウンニュース

保土ケ谷営業所に入る市営バス

保土ケ谷営業所=川辺町=が運行する横浜市営バスの平日運行本数が4月22日、77本減便して1118本になった。市によると、同事業所の運転手の相次ぐ退職による人材不足が主な理由。今月1日のダイヤ改正に続く減便に住民から困惑の声が広がっている。

12路線が対象

減便したのは、同営業所が運行する22路線のうち12路線。横浜駅西口―笹山団地中央間の「92系統」と保土ケ谷車庫前―日本大通り駅県庁前間の「32系統」は、1日のダイヤ改正に続く減便となった。

市営バスの運転手約1100人のうち158人(1日時点)が同営業所に在籍し、3月末にかけて9人の退職が決まった。運転手の労働規制が強化される「2024年問題」に対応するために実施したダイヤ改正に間に合わなかったという。

市の担当者は「ご迷惑をお掛けして申し訳なく思っている。減便は運行が比較的多い路線や利用者が少ない日中や夜間にするなどして、極力、皆さんの生活に支障をきたさないように努めてはいる」と説明。「苦渋の決断だった」と語る。

起伏に富んだ地形で丘陵地帯が多い保土ケ谷区域。県営笹山団地自治会の木幡美代会長は「急こう配の坂道が多い地域に暮らす住民にとって、市営バスの減便は痛手になる。バスを乗り過ごした時、真夏の停留所での待ち時間が増えることを想像するだけでストレスになる。高齢者が熱中症にならないか心配」と動揺を隠せない。西谷駅前を経由する千丸台集会所―笹山団地中央間の「248系統」の減便も生活に支障をきたすという。

運行効率化など検討

市は慢性的な運転手不足を想定し、秋ごろにもダイヤの改正を予定。運転手の待遇面の改善や採用方法を見直すほか、実証実験などを経てAIを活用したバスの導入を検討し、運行の効率化で運行本数の維持を目指す。

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