七里御浜で朝マヅメのサーフジギング釣行【三重】ナブラ発生でツバスをキャッチ
寒気が日増しにつのり冷え込みの激しい12月上旬、友人が青物に初挑戦したいということで、三重県熊野市の七里御浜に釣行した。七里御浜は紀北町から熊野市にかけて広がる日本一長い砂礫海岸で、サーフジギングの名スポットだ。今回の釣行では、朝マヅメに合わせて現地入り。ナブラが発生し、いきなり千載一遇のチャンスが到来した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤）
七里御浜でサーフジギング釣行
七里御浜は紀北町から熊野市にかけて広がる日本一長い砂礫海岸だ。全長は22kgに及ぶ。
当日は朝マヅメ狙いで午前5時に現地入り。太陽が水面に広がる前に準備を進めた。
使用した仕掛けは、ロッドがアンロックシーバス86ML、スピニングリールはダイワレガリスLT4000‐CXH、ラインはエメラルダスドュラSX4LDの0.8号、ルアーはダイソーのメタルジグ10gだ。
ナブラ出現でツバスゲット
現場に到着すると、いきなり海面が一部荒れ狂っている。何事かと思うと、ベイトが青物に追われて逃げ回っているではないか。
いきなり千載一遇のチャンスが到来した。ルアーをキャストし、高速で巻き上げて水面を通す。すると友人のロッドにいきなりヒット。魚は突然の事態に慌てて暴れまくる。一方友人は、ファーストランで大きく曲がるロッドに大興奮。何度も絶叫を上げながら無事キャッチに成功した。
釣れたのは30cmのツバス（イナダ）。朝日に照らされた体表は青、黄、白と色鮮やかに輝く。サイズは小ぶりだが、記念すべき初物だ。満面の笑みを浮かべて喜んでくれた。
連続でツバスキャッチ成功
その後もナブラは続き連続でキャッチに成功。カラーはケイムラピンクの反応が良く、青物のアタックで水面が跳ねる。夢中になってキャストを続けた。
次第に水面が落ち着いてきてアタリが遠のく。そこで海岸を北上しながらランガンしていくと、ナブラで打ち上がったイワシが、何匹か転がっている。モノは試しとジグヘッドに引っ掛けてキャストすると、まさかのヒット。慌ててロッドを握り直してファイト開始。波の動きに合わせて寄せ、ツバスをキャッチした。
初心忘れるべからず。今回は友人の青物初挑戦をアシストするべく、七里御浜への釣行だ。結果、友人が初の青物となるツバスをキャッチすることができ、大満足の結果となった。
何事も経験を重ねるほど感動は薄くなるものだが、釣りは常に楽しい。これからも釣り上げた瞬間の喜びを忘れることがないよう、魚と謙虚に向き合うと決めた記憶に残る釣行となった。
＜週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年1月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。