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悩める人々を肯定し解放するイベント<肯定解放!>で、ゆるめるモ!、AZATOY、ベルハー、SOMOSOMOら全8組が躍動!

Pop’n’Roll

悩める人々を肯定し解放するイベント<肯定解放!>で、ゆるめるモ!、AZATOY、ベルハー、SOMOSOMOら全8組が躍動!

音楽イベント<肯定解放!>が、7月4日(木)に東京・下北沢シャングリラにて開催された。

・ゆるめるモ!の写真 24枚

撮影:イノウエタクヤ

このイベントタイトルの意味は、さまざまなアーティストの素晴らしい“音楽”の力で1人ひとりのことを“肯定”し、日々の苦しいことから“解放”するというもの。小学校の校庭が遊び場として自由に開放される“校庭開放”のように、楽しめる遊び場を作りたいという、主催者の願いも込められている。

オープニングアクトを飾ったのは、ひっくりかえせクラブ。ローラースケートを履いて登場すると往年の光GENJIのようにステージ上を縦横無尽に滑りまくりながら歌い踊る。キュートなニューウェーブサウンドに乗せたポップな楽曲を10分間歌い、最後は“『肯定解放!』始まるよ!”と言って幕を開けた。

ひっくりかえせクラブ<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

続いて登場したのはhakanai。純白の衣装に身を包み登場すると、ドラマティックなナンバー「灯火」「終着駅」を連続して歌い、MCでは“今日は初めて観る方が半分くらいいると思うのですが、私たちは知名度を上げるために来てるのではなく、今日ライブすることによってこのステージに何かを残したいなと思ってマイクを握っております”と熱く気持ちを伝える。「セカイが終わったあとに」の最後には“今日はhakanaiと一緒に最高のライブを作ってくれてありがとう! ラスト今日は1番最高の想い出、私に応えてくれませんか?”と煽り全5曲を歌い駆け抜けた。

hakanai<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

唯美人形は幻想的なサウンドが印象的な「影と影のランデヴー」から始まり、「黒葡萄」「さんさんろんど」と癖になるアップテンポなリズムの楽曲で観客の身体を横に揺らしていく。シューゲイザーを彷彿させるロックナンバー「未完の国」では叩きつけるようなドラムのサウンドが緊張感を生み、会場の空気を切り裂く。最後は「小さな楽園」で締め、会場を自分たちの優美かつ独特な唯美人形ワールドの中へと引き込んでいった。

唯美人形<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

SOMOSOMOは“仕事帰りの人も元気で行こうぜ! 一緒に踊ろうぜ! 俺たちがSOMOSOMOだー!”と煽ったあとにメンバーが登場すると、“オイ! オイ!”と観客も拳を上げて応える。「continue」「TEPPEN☆」などアグレッシブなナンバーを次々と畳みかけ、「Go my人生!」ではダンスを会場全体と一緒に踊り、「bullet through!!!!!!!」では肩を組んでヘドバンする観客。最後のポップチューン「メロディー♪」ではキラキラしたサウンドに乗せて“今日は<肯定解放!>観てくれてありがとうございました。私たちもすっごい楽しかったです!”と感謝の気持ちを伝え、汗だくになりながら25分をエネルギッシュに突っ走っていった。

SOMOSOMO<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

そして続いて登場したのはガールズバンド、フカヒレドンピシャス!。ゆるめるモ!のオーディションで出会った4人で結成され、この日がお披露目となった。“フカヒレドンピシャス! よろしく!”とパンキッシュなナンバー「横暴食堂」で幕を開けると、ポストパンク調なイントロの「あわよくば+やぶれかぶれ」をプレイ。MCでは個々が自己紹介をし、“以上4名、この個性豊かな仲間たちで今日から開始させていただきます。このデビュー日に、こんなにたくさん集まっていただきありがとうございます!”と挨拶すると拍手が起こり、8月21日(水)に初ワンマンを開催することも発表した。メロディアスなダンスロック「ハラホロヒレハレ」に続き最後は「横暴食堂」を再び歌い全4曲を披露。ユニークなキャラクターが垣間見える初ステージとなった。

フカヒレドンピシャス!<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

BELLRING少女ハートは“ベルハーファイト! オーイェー!”とお決まりの掛け声をかけると、ヘヴィでゴリゴリのベースから始まる「アイスクリーム」で登場。「low tide」で会場を壮大なリズムで大きく揺らし、「She's Rain」では小刻みなドラムンベースで踊らせる。7月30日(火)にリリースするニューシングル「真夏の檸檬」では、フォーキーなエレクトロニカサウンドを聴かせた。「憂鬱のグロリア」では両手を挙げて大声で合唱して応える観客。最後は「c.a.n.d.y.」で左右に大移動をくり返し、サイケデリックなロックサウンドで大きな渦を作りフロアを熱くした。

BELLRING少女ハート<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

AZATOYはSEがかかると、“下北沢シャングリラのみんな! AZATOYの時間がやってきたよ! まだまだ盛り上がってね!”と煽り、1人ひとりがポーズを決めて登場。ロックなナンバー「Deathparade」で幕を開けると、「人間関係クラッシャー」ではクラップを煽り踊らせる。アッパーなシンセが印象的なナンバー「愛$ソング」、アタックの強いキックで踊らせる「ちゅ〜る♡」、最後はキラキラ切ない「東京シンデレラ」など全5曲を披露し、華やかな空気で会場を彩った。

AZATOY<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

トリを務めたのはゆるめるモ!。「歩くの遅い犬」で“ゆるめるモ!です! 一緒に盛り上がっていきましょう! <肯定解放!>解放していこうぜ!”と髪を振り乱しながら登場。「モンスターメリーゴーラウンド」「サイケデリックわっしょい」では、サビで一緒に好き勝手に踊る観客。「ミュージック3、4分で終わっちまうよね」では会場全体が両手を挙げて1つになり、「ロックンぼっち」ではツイストダンスとジャンプでかき回し、最後は「ゴールデンライフ」で締めた。“ゆるめるモ!は7月24日の水曜日にここシャングリラでワンマンをやります。ぜひここでお待ちしてますので、音楽を一緒にやりに来てください!”と言って去り、イベントを締めた。

ゆるめるモ!<肯定解放!>下北沢シャングリラ(2024年7月4日)

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