網走・北見～新千歳空港を結ぶ網走バスの3列独立シート高速バス「千歳オホーツクエクスプレス」が便利！
北海道の人気都市である網走・北見と新千歳空港を直通で結ぶ高速バス「千歳オホーツクエクスプレス」。3列独立シート・トイレ付き車両で、空港へ到着する夜行便と空港から出発する昼行便があり、金～日や祝日のみ運行しています。車内はWi-Fi・コンセント付き。アイテム4点セットが受け取れるのも嬉しい！
「千歳オホーツクエクスプレス」は網走・北見～新千歳空港を結ぶ高速バス
今回乗車してきたのは、網走・北見～新千歳空港を結ぶ高速バス「千歳オホーツクエクスプレス」。3列独立シート・トイレ付きの車両です。網走バスの運行で、基本的に金・土・日・祝日と長期休暇時のみ走っています。
千歳オホーツクエクスプレスは、網走から新千歳空港へ向かうときには夜行バス、新千歳空港から網走へと向かうときには昼行便として運行。網走BT（バスターミナル）のほか女満別西通り・美幌駅前BT・北見BTにも停車するため、道外から道東方面への移動にたいへん使い勝手のいい路線です。
車体の横には「ABASHIRI BUS」のロゴ。窓の上には「網走・北見～新千歳空港」と行先が書いてあるため、わかりやすいのも嬉しいポイントです。
では乗車記の前に、まず車内の様子をご案内します！
車内は3列独立シート・トイレ付き
車内はブルーの座席が並ぶ3列独立シート・トイレ付きの仕様。詳しくは横3列×縦10列で、トイレの2席分を差し引き、座席は全部で28席となります。フリーWi-Fi、個別電源コンセント、プライベートカーテン完備です。
座席のリクライニングは深め。体感で130度ほどまで倒れます。足元にはレッグレスト・フットレスト完備。
背もたれのリクライニングが深いため、ドリンクがこぼれないように、ドリンクホルダーは足元に設置されています。
電源はコンセント式。1座席に1つずつ、座席の脇に設置されています。
窓際席にはプライベートカーテンあり。座席の横側だけでなく、前後も区切ってくれる形です。プライベート感が増して、くつろぎやすくなりますね！
個人的にすごく嬉しかったのが、1座席1つずつ置いてあった、アイテム4点セット。中身は使い捨てスリッパ・アイマスク＋耳栓・ネックピロー・携帯用ウェットティッシュでした。夜行バス車内でちょうど使いたいアイテムばかりです。
網ポケットにはフリーWi-Fiの案内や網走の情報誌があり、手元で自由に閲覧できます。
トイレは車内の中央にあり、階段を降りていく形。走行中はカーテンで仕切られています。また、セルフサービスでおしぼりも受け取れます。
座席の上には網棚があり、荷物を載せてOK。毛布も置いてあり、自由に借りられます。
網走BTから千歳オホーツクエクスプレスに乗車！
今回の千歳オホーツクエクスプレスへの乗車は、網走BTから！ 網走BTを22:20発、新千歳空港へ翌5:35に到着する、夜行便に乗ってきました。
ちなみに詳しいバス停スケジュールは、下記の通り。
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網走BT22:20 → 女満別西通り22:40 → 美幌駅前BT23:00 → 北見BT23:40 → 新千歳空港5:35 → 南千歳駅5:50
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私の乗車予定の網走BTは、網走駅から徒歩約14分。駅の目の前を通っている南中央通りをまっすぐ海の方へ歩いていくと、左側にあります。
網走はほんのり海の香りがする街。私はつい駅からBTまで歩いてしまいましたが、荷物が多いときや冬場にはタクシーがおすすめです。
出発バス停は3番のりば。特にバス停に「千歳オホーツクエクスプレス」の文字がなかったためスタッフさんに確認したところ、3番のりばで間違いないとのことでした。良かった！ （バス停を間違えた経験が多いとつい確認するようになります…）
外にもベンチがありましたが、室内にもソファがあったため、そちらでバスが来るまで待機。
出発時刻の10分前となる22:10。3番のりばにバスが到着！
乗客を乗せて、バスは定刻22:20に発車です。
走行中に休憩はないため新千歳空港まで直行！
発車した車内の中で私が真っ先にしたのが、アイテム4点セットに入っていたネックピローを膨らませること。私は空気を入れるタイプは初めて使ったのですが、柔らかめ・硬めなどを自分で調節できるのがいいですね。
そのまま、バスは順調に走行。乗務員さんによると、バスは女満別西通り・美幌駅前BTにそれぞれ停車したあと、北見BTで約10分ほど停車するとのこと。トイレ休憩ではないので乗客の下車はなく、2人体制で乗車している乗務員さんが北見から交代で仮眠室へ入るためとのことでした。
せっかくなので今回特別に、仮眠室の様子も覗かせていただきました！ 仮眠室があるのはバスの中ほどあたり、トランクルームの隣に扉があります。バス車内側へも扉があるとのことでした。
「寝心地はけっこういいですよ、しっかりめに眠れます」と乗務員さん。ここでしっかり眠って交代しながら、夜道を運転してくれているんですね！
さて定刻23:40に北見BTを出たら、車内にはアナウンス放送が。乗務員さんによる挨拶と、ルートや到着時刻の説明、車内案内などが伝えられます。途中のトイレ休憩はなし、途中で乗務員交代のために停車する予定だが乗客の降車はなしとのことでした。
途中休憩がなく、トイレの場合は車内トイレを利用するとなれば、休憩に降りる気遣いもないため車内は思いきりくつろぎモードに。私もリクライニングを倒し、ネックピローやアイマスクを装着。北見BTを出て約10分後には、車内も静かに消灯となりました。
新千歳空港へ到着！
「おはようございます、当バスはあと10分ほどで新千歳空港へ到着します…」のアナウンスで目が覚めたのが、5:20。私はしっかり深い眠りに落ちていたようで、「え、今寝たばかりなのにもう到着？」と驚いてしまいました。ネックピロー効果かも！
アナウンスの通り、新千歳空港へ到着したのは10分後の5:30。定刻5:35より5分早めの到着となりました。
乗務員さん、ありがとうございました！
千歳オホーツクエクスプレスは、道外～網走・美幌・北見などの道東都市の間を移動するときに便利な高速バス。新千歳空港に直接到着・乗車できるので、荷物が重いときも持ち歩き時間が少なく済むうえに、遠くの都市へも乗り換えのロスなく行けるのが大きなメリットです。
また、車内で受け取れるアイテム4点セットなど、くつろぎ感が大きいのも魅力。観光などで歩くことの多い北海道旅には、ぜひおすすめです。
おまけ：朝からしっかり食べたいときの北海道旅の〆ごはん
ちなみに到着時刻の5:30でも新千歳空港は開いていますが、空港内のショップはまだ開店前。しかししっかり眠れたのでお腹は空いている…。
イートインのお店は、一番早くてもオープンは7:20。しかしできればモーニングセットより、北海道最後なので海の幸が食べたいと思っていた私。そこで思いついたのが、イートインよりオープンの早いテイクアウトのお店でお弁当を買い、テーブルエリアで食べること！
ソファで座って荷物を整理したり本を読んだりと時間を潰したあと、7:00オープンのテイクアウト専門店「北の弁当工房 かな」でお弁当を購入！
朝ごはんなのでミニサイズの海鮮丼を選び、勢いあまって隣のお土産店で網走のビール「流氷ドラフト」も購入。だってせっかく網走に行ったのに、夜行バス乗車のためにビールを断念しましたからね。
朝からイクラとウニの海鮮丼・網走のビール。たいへんワル～い感じの幸せな朝食は、最高の北海道旅の〆ごはんでした！
以上、「千歳オホーツクエクスプレス」についてご紹介しました。北海道旅にぜひ利用してみてくださいね。