北海道民熱愛の松尾ジンギスカンに「フルコース」登場!味わい方の数々に驚き
北海道の老舗ジンギスカン「松尾ジンギスカン」が羊のフルコースを始めました。
HBCの堀内大輝キャスターがやってきたのは滝川市。
松尾ジンギスカン本店で、新たに提供が始まるフルコースをいただきました!
道民が愛し続ける味付けジンギスカンとは全く違う、羊肉料理のフルコースの魅力を深掘りします。
コースは個室の中で提供されます。
ジンギスカンの焼き台はなく、洋食店のような雰囲気です。
新しく提供されるフルコースは、「マツオプレミアム」と名づけられました。
マツオプレミアム担当の菅野將平さんは「普段ではなかなか味わうことができない羊肉の魅力をここ、滝川本店限定でお届けしたい」と話します。
自社牧場があるからこそ出せるメニュー
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前菜は、羊のレバーとアンコウの肝をあわせたペースト。
バゲットに塗っていただきます。
堀内キャスターは「羊のレバーの深いうまみ、すごく濃厚ですね。羊のレバーって普段あまり我々は見ないと思うんですけど」と驚いている様子。
マツオプレミアム担当の菅野さんは「こういったものを出せるのも、自社牧場『松尾めん羊牧場』を持っているからこそできる」と教えてくれました。
滝川市では100年以上前から羊が飼育されてきましたが、戦後は輸入品に押され、牧場が激減。
歴史を絶やしたくないと、マツオは2016年に羊牧場を開設しました。
そして、ここで育てるサフォーク種の羊を生かしたメニューの開発をすすめてきました。
今回のコースでは、子羊のラムよりコクがあり、大人のマトンよりクセがない、ホゲットと呼ばれる希少な肉が主に使われます。
パイの中から出てきたのは…
続いていただく料理はパイのような見た目です。
サクッと音をたてる生地の中には、赤ワインで煮込んだ羊の肉が!
これもめずらしい、首の部分=ネックです。
「うーん柔らかい」と感動する堀内キャスター。
菅野さんは「もちろん焼肉でもおいしいんですけども、煮込み料理でもおいしいんだよっていうのを、こういった機会に体験していただけたらと」と話します。
目の前で焼いてもらえる特別な羊肉
続いてのお料理は、なんと目の前でお肉を焼いてくれます。
コースのメイン料理「炭火焼き」は、3種類の部位を食べ比べできます。
まずはモモ肉の「しんたま」の部分。
堀内キャスターは「うわーおいしい。甘みがあって、瑞々しいそんな感じがします」と話します。
続いては、菅野さんが「脂身をぜひ楽しんでいただきたい」と話すロース。
さらにミスジもいただいて、赤身や脂の味わい、食感のそれぞれの違いを堪能できました。
独創的な料理が全10品のフルコースは1万5000円。
自社牧場の肉は、生産量に限りがあるため、週末と祝日限定で1日1組の予約制。
今回のコースは「第一弾」として11月3日までの特別企画となります。
※10月上旬現在、この特別企画「第一弾」は11月3日まですでに満席となっています。
堀内大輝キャスターは「羊ってジンギスカンだけの楽しみ方じゃないんだなっていうのがよくわかりますね」と話していました。
マツオでは、第二弾以降に向けて、さらに新メニューを開発し新たな羊肉文化を北海道から発信していきたいとしています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年8月29日)の情報に基づき、一部情報を更新しています。