[サコフェス vol.3レポート]アプガ(2)、FES☆TIVE、夢アドら7組が槙田紗子プロデュースフェスで共演!
11月7日(土)渋谷、duo Music exchangeにて<サコフェスVol.3>が開催された。本イベントは元PASSPO☆の槙田紗子がオーガナイザーを務める形で「アイドルが心から楽しむためのアイドルフェス」をコンセプトに掲げ、これまでに3回イベントを実施。いずれも大盛況に終わっている。本来であれば今年6月に<サコフェスVol.2.5>が開催される予定だったが、新型コロナ感染症の影響によりライブ実施を見送り、およそ1年ぶりとなった今回は、初めて配信とリアルライブの同時開催で行われた。
透色ドロップ
まず登場したのはオープニングアクトを務める「透色ドロップ」の5人。イントロが流れるとピョンピョンとかわいらしい息の合ったジャンプから1曲目「ネバーランドじゃない」を披露。“初めてのサコフェスで、オープニングアクトで緊張していますが、1曲目から盛り上がっていきましょー!”と元気いっぱいフレッシュに挨拶して盛り上げる。
デビューして間もない、新しいユニットながらサコが振り付けた楽曲を見事に踊りきった。
サコが登場すると会場に集まったお客さんから拍手で迎えられる。サコは自分が振り付けたグループと、自分が見たい、呼びたいグループを集めたイベントであると、サコフェスのコンセプトを自ら説明。“最初から最後まで楽しめるイベントだと思うので、最後まで楽しんでいってください!”とイベント開催のスタートを切った。
Fragrant Drive
本編トップバッターを飾ったのが、この日が新体制となって初めてのライブとなったFragrant Drive。サコの呼び込みからOvertureが流れるとお客さんも一斉に立ち上がる。
既存メンバーから新メンバーが順番に登場し「胸の奥のVermillion」へ。それぞれのソロパートを歌いつなぎ、新体制初のステージとは思えない息のあったパワフルなパフォーマンスを披露。会場を一気に熱くする。
自己紹介では、新メンバーの「三田のえ」が、緊張と感動で込み上げる感情を抑えきれず、声を震わせながら精一杯の挨拶すると会場から大きな暖かい拍手が起こった。
そしてサコ振り付けの「Dance Fight」を披露。サビの特徴的てを掲げる振り付けでは観客も手を上げ、一緒になって盛り上がる。続けて「ガルスピ」「Evergreen」と計4曲を披露し、新体制初のステージを終えた。
MCでサコが登場すると改めて新メンバー2名に触れ“歌もしっかりしている“りおちゃん”と、今日初めてマイクを持って人前でライブした“のえちゃん”。みなさん!すごい瞬間に立ち会えましたね!”と新体制になったFragrant Driveにさらなる期待を寄せた。
SW!CH
続いて、今回でサコフェス3回目の登場となるSW!CH。登場するやいなや個々に華麗なダンスで会場を沸かせていく。
いつもは6名で活動しているSW!CH。この日は4名でのステージとなったが、それを全く感じさせないくらい、それぞれがしっかりと個性を見せていく。「FastLane」から、ロックチューンの「HERO」と続けて、キレのいいダンスと力強い歌声でさらに魅了していく。
「シュガーレス」では一転、笑顔が溢れるキュートなパフォーマンスを披露。そのままラストの「Shiny☆rain」まで一気に駆け抜けた。
MCでは“今回のサコフェスに向けて、今日の曲目でサコ先生にレッスンをしていただきました!”とエピソードも披露。最後はサコと一緒に「扇の組体操」で集合写真を撮るというお茶目な展開に会場から笑い声も漏れ、楽しい雰囲気に包まれた。
【eN】
続いて、デビューしてちょうど1年、サコがずっとレッスンなども見続けている【eN】の登場。もちろんサコが振り付けをした「永eNの絆」からスタート。
「元気」、「熱量」を体現するかのような全力ライブ。そのパワフルでエネルギッシュなパフォーマンスに、見ているこちらもどんどん熱くなっていく。
途中のMCでは“えんちゃん、サコフェス初出場ー!念願のサコフェス、こうやって出演が決定して、立たせてもらって、みんながあたたくて本当に幸せです!ありがとうございます!”出演できた喜びと感謝を叫んだ。
続くダンサブルな楽曲「rdy」では、“みんなで手拍子や振りマネで一緒に盛り上がりましょう!”と会場中をさらに盛り上げる。最後は、やまだなみのパワフルな歌声から始まる「無限大Shooter」で完全燃焼し、ステージを終えた。
コラボMCでサコは“盛り上げてくれてありがとう!今回初出演だけど、昨年のデビュー直前にいつか出れたらいいね!と言っていて、、今回出てもらえて良かった!”と一年越しの教え子の成長を噛み締めていた。
夢みるアドレセンス
続いて後半戦に突入。夢みるアドレセンスの登場。こちらもサコフェス初出場で、昨年12月からの新体制となってからの楽曲全て振り付けを担当していることもあり、今回の出演が実現した。
Overtureからメンバーが登場し「MAKING THE NOTE」からスタート。続いてMCではメンバーの山下が“実は今日のセットリストはサコ先生が全部考えてくれてたので、最後まで楽しみにしていてください!”と煽り人気楽曲「メロンソーダ」へ。
曲が始まり1番のサビも迎えるとそこで思わぬサプライズが! なんとサコがメロンの被り物をしてステージ乱入したのだ。サビの箇所だけ一緒にパフォーマンスし、メンバーは戸惑いながらも大爆笑し、会場も大盛り上がりとなった。
そのままの勢いで最新アルバムから「ドレミ」「SUPER JET SUPER」「HELLO HELLO HELLO」と3曲連続で披露し、特徴的な振り付けをみんな一緒にマネしたり、その場で踊ったり会場一体となって盛り上がった。
コラボMCでサコが登場すると“私が夢アドと出会った曲MAKING THE NOTEから、一番最後に振り入れしたHELLO HELLO HELLOで終わる、私と夢アドの歴史を凝縮したセトリにしました!”と今回のセトリ考案のテーマを発表すると会場から拍手が起こった。
最後には再びサコがメロンの被り物を被り“心が綺麗な人にしか見えない妖精”の姿となって一緒に記念撮影。これには思わず会場からも笑顔が溢れた。
FES☆TIVE
そしてそのままの格好で、次のFES☆TIVEを呼び込んだ。激しいライブパフォーマンスに定評のある、お祭りライブアイドルユニット・FES☆TIVEは、コミカルな人気楽曲「カマキリさんVSひつじさん」からスタート。曲調の変化で見せ場が多い個性的なダンスとパフォーマンスに会場のボルテージも一気に盛り上がっていった。
続いてダンスナンバー「サカサマサマー」。サビではメンバー全員と観客は腕をブンブン回す。
“サコフェスには昨年に続き2度目の出演になります!呼んでいただきありがとうございます!最後まで盛り上げていきたいと思います!”と土光が挨拶し、「心拍白昼夢」へ。メッセージのある歌詞をしっかりとした歌唱力、表現力で魅了していく。「マジカルパレード」ではメンバー全員でコールアンドレスポンス、ウェーブなどでさらに会場を熱くした。
最後はFES☆TIVEらしいお祭りナンバー「ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!」でステージを端から端まで目一杯駆け回り、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。
コラボMCでサコは“私と八木ちゃん(八木ひなた)とは凄い縁があって、、私がアイドル最後の日に八木ちゃんが初ステージだったし、しかも誕生日が一緒で、、こういった形で一緒にできて本当に嬉しい!”とエピソードを語る場面も。
アップアップガールズ(2)
そしていよいよトリを飾るアップアップガールズ(2)の登場。主催のサコが鼻息荒く“私がただただ見たいアーティスト!”として紹介しライブがスタート。
定番のメンバーのコールから始まるOvertureで、すでに会場のテンションも最高潮に。一曲目「二の足Dancing」から、鍛治島彩の特技、鼻リコーダーのパフォーマンスが炸裂し、会場を沸かす。
途中のMC、自己紹介では“今日は、アップアップガールズ(2)を通して、皆さんにたくさんハッピーを届けたいと思います!”と、高萩千夏が高らかに宣言。
最新シングルから「雨に唄えば」、メンバーと会場がみんな一緒にクラップと笑顔で包まれた「Sun!×3」、そしてつんく♂楽曲プロデュースの「Be lonely together」と、それぞれ立ち位置が目まぐるしく変わる動きの激しいダンスで魅了すると、そのまま最後のみんなで一緒に踊れる楽しい楽曲「どのみちハッピー!」へ。
この日の最多となるステージ人数8名での出演だが、一糸乱れぬダンスパフォーマンスと笑顔で盛り上げる姿は文字どうりハッピーが溢れていた。
最後のコラボMCで登場したサコは“本当に最高だね!”と放心状態。“私、、アップアップガールズ(2)振り付けしたい!と本当に思いました!”とステージ上で逆オファーするほど感動しきりの様子だった。
そして最後の挨拶でサコは、“本当に色々と今は大変な時期ですが、このような形で開催できて、会場にお越しいただいた方、配信でご覧いただいた方、本当にありがとうございました!私は小さい頃からエンタメの世界でしか生きて来てないので、これからも振り付けとサコフェスとエンタメの世界で生きていこうと思っています!」と感謝の言葉を述べた。
さらに重大発表としてサコ新しいアイドルグループをプロデュースする「SACO PROJECT!(サコプロジェクト)」を来年2021年1月から始動させることを発表した。
“私はステージが本当に好きで、これがないと生きていけないくらい大好きなので、皆さんにずっと楽しんでもらえるような、エンタメを届けたいと思っています。妥協無しでマジでやっていくんで、皆さん応援してくれたら嬉しいです!”と今後の意気込みを語ると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
来年のサコフェスの開催を約束し、サコは約1年ぶりの開催となった主催イベント<サコフェスVol.3>の幕を下ろした。
サコフェスVol.3
2020年11月7日(土)
渋谷 duo Music exchange
透色ドロップ(O.A)
1 Overture
2 ネバーランドじゃない
3 ユラリソラ
4 アンサー
Fragrant Drive
1 Overture
2 胸の奥のVermillion
3 Dance Fight
4 ガルスピ
5 Evergreen
SW!CH
1 SE
2 FastLane
3 HERO
4 シュガーレス
5 Shiny☆rain
【eN】
1 SE
2 永eNの絆
3 君と今ここから
4 キミコート
5 rdy
6 無限大Shooter
夢みるアドレセンス
1 Overture
2 MAKING THE NOTE
3 メロンソーダ
4 ドレミ
5 SUPER JET SUPER
6 HELLO HELLO HELLO
FES☆TIVE
1 SE
2 カマキリさんVSひつじさん
3 サカサマサマー
4 心拍白昼夢
5 マジカルパレード
6 ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!
アップアップガールズ(2)
1 Overture
2 二の足Dancing
3 雨に唄えば
4 Sun!×3
5 Be lonely together
6 どのみちハッピー!