八王子で味わう“本気のジビエ”!有名店出身シェフの隠れ家イタリアン
都内の有名イタリアン出身シェフが、2025年5月に八王子で独立開業!ジビエを中心とした本格派イタリアン『LaVacca(ラ・ヴァッカ)』は、隠れ家のような佇まいと、驚きのある料理で話題を呼んでいます。
瓦屋根に暖簾?異色のイタリアンの店構え
京王八王子駅から徒歩4分。東放射線ユーロードとかえで通りの間にある住宅街の一角に『LaVacca』はひっそりとオープンしています。
瓦屋根にえんじ色の暖簾という、和の趣を感じさせる一風変わった外観が印象的。緑・白・赤のトリコロールの看板がようやくイタリアンであることを伝えてくれる、まさに隠れ家のようなお店です。
店名『LaVacca(ラ・ヴァッカ)』は、イタリア語で雌牛を意味しつつ、オーナーの馬好き(バ)と鹿好き(カ)を掛け合わせたユニークな名前。店内には馬と鹿のモチーフもちらほら見られます。
店内にはカウンター4席と小上がりのテーブル8〜10席があり、落ち着いた雰囲気。モノトーンの床にグレイッシュな緑の壁、アクセントにえんじ色を配し、シックにまとまっています。本格的な生パスタ用の製麺機「トルッキオ」も置かれており、雰囲気を高めています。
中でもカウンター席は、調理の香りやシェフとの会話が楽しめる臨場感が魅力です。
所在地:東京都八王子市明神町2-22-2 ザレジデンシャル明神町1F
本格的なイタリアンランチのメニュー
休日のランチメニューは全3コース。前菜やパスタ、メインを選べるプリフィクス形式で、『Pranzo』はイタリア語でランチを意味します。平日限定の『PranzoA』はリーズナブルな価格で楽しめ、週替わりの内容となっています。
Pranzo C 3,700円
今回はメイン付きの『Pranzo C』をいただきました。
【本日の前菜】島根県産穴子のカルピオーネ
カルピオーネとは、イタリアの南蛮漬けのような前菜で、今回は唐辛子の代わりに山椒を使用し、和風に仕上げた一皿。赤・黄色の彩りプチトマトはマリネ仕立てで、これだけで食べたいほどのおいしさです。
【前菜】イノシシのテリーヌ
ジビエ料理が得意な『LaVacca』らしい一皿。にんじんのラペとレンコンチップスが添えられ、テリーヌの中にもにんじんとレンコンが入っています。レンコンのコリコリとした食感が絶妙です。
メニューに記載がない場合も多いですが、常備していることが多いそうなので、ぜひリクエストしてみてください。
【パスタ】北海水タコラグーとプッタネスカソース ブッコリ
ラグーは煮込みソース、プッタネスカはアンチョビやオリーブを使ったイタリアの定番ソース。ブッコリはねじれた形のショートパスタです。
深みのあるソースとタコの旨みが合わさり、タコとは思えないほどの仕上がり。見た目も華やかで食欲をそそります。なお、ランチタイムは乾麺での提供ですが、ディナーでは手打ちの生パスタが楽しめます。
【メイン】蝦夷鹿肉のロースト 2種のビーツのピューレとアップルバルサミコ
『LaVacca』が得意とするジビエ料理から、蝦夷鹿肉のローストをセレクト(+800円)。ヤングコーンやカブなどの季節野菜とともに、美しく盛り付けられています。
しっとりとした赤身は、まるで高級牛のような味わいと食べ応え。繊細な繊維質が印象的です。
【ドルチェ】クレスペッレ バニラアイスと温かいベリーのソース
クレープの中にはマスカルポーネチーズ、木の実、レーズンがぎっしり。上に冷たいバニラアイス、温かいベリーソースがかかり、造形も美しい一皿です。溶けかけたところをいただくのが正解。カリッとした食感のクロッカンテもアクセントになっています。
【ドルチェ】そらまめのパンナコッタ
甘いだけがドルチェではありません。旬のそらまめを使った自家製パンナコッタは、もったりとした食感と独特の風味が新鮮。添えられたヨーグルトソルベのさっぱり感とのバランスが抜群でした。
ジビエの魅力を八王子から発信!
オーナーシェフの池田さんは、かつて代官山にあった有名イタリアン『CANOVIANO(カノビアーノ)』で植竹シェフの下、副料理長を務めた本格派。いつか自分の店を持ちたいという思いで都内で経験を重ね、地元八王子で念願の開業を果たしました。
「ジビエはおいしい。肉が硬くて臭いという古いイメージを変える料理を出していきたい」と池田さん。『LaVacca』から、高級でおいしい料理は都心に行かなくても楽しめることを発信し、八王子を訪れるきっかけにしたいと語ります。
動画もぜひご覧ください!
ここまでおいしいイタリアンにはなかなか出会えません。おいしい料理を求めている方には、ぜひ足を運んでみてほしい一軒です。