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【山口県】パリに次いで、山口市が今年行くべき世界3位に!で、何があるんだっけ?

読みテレ~読んで楽しいテレビの話

【山口県】パリに次いで、山口市が今年行くべき世界3位に!で、何があるんだっけ?

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秘密のケンミンSHOW極 京都熱愛…冬は粕汁&世界が注目!山口に異変!?

★京都熱愛!冬の定番汁料理「粕汁」酒粕に秘密…!?★NYタイムズが2024年に行くべき街として山口市を選出!その理由を調査★青森の玉子とうふは具沢山…!?
https://tver.jp/episodes/ep2k1mu691?p=1738

年明け1月9日、驚きのニュースが伝わってきた。

山口県山口市が、あのニューヨークタイムズが選ぶ「2024年に行くべき52ヶ所」で堂々3位に輝いたのだ!

しかも2位は今年オリパラ開催のパリ。素晴らしいことだが、山口市はそれに次ぐほどの素敵タウンなのか?我々が知らないだけ?

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東京でこの件について聞いても皆さん「山口市なんかあるの?」「何もないんじゃないんすか?」など印象薄い感があからさま。山口県は下関市のふぐ、萩市の街並み、岩国市の錦帯橋など各地に見どころは多いが、県庁所在地・山口市となると、うーん思いつかない。

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そこで朝9時に山口市の山口駅前に行ってみたが閑散としている。行き交う人も少なく、これが県庁所在地の風景なのか?

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町の人にいきなり「おめでとうございます」と伝えると「ありがとうございます!ニューヨークタイムズですね?」と、説明不要だった。「いまイングリッシュスクールに通ってるの。出番ですよ!」と張り切るおじさま。

別のご家族に、話題になったか聞くと「その話題しかないです」と言い切る。「よくぞ見つけていただいたな、見る目があるなと。」と嬉しそう。「10何年後に来られたら、とんでもない街になってます。」盛り上がってるなあ。

ニューヨークタイムズはまず、山口市の温泉を挙げている。市内には湯田温泉があり、鎌倉時代以来の美肌の湯だ。

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温泉旅館「常盤」を訪ねると、宴会場で従業員の皆さんが英会話のレッスン中。

英語が一番できるネパール人スタッフを講師に、来るべきインバウンド客に備えて学んでいるのだ。急造感は否めないが、がんばってください!

別のホテルに行くと、いち早くやってきたドイツ人カップルが!

「山口市は本当に静かで美しい。環境が素晴らしい。」なるほど、静かだからいいと。

そのことを街でマダムたちに伝えると「そりゃあ静かでいいですよ、西の京都ですから。」は?何ておっしゃいました?「西の京都!」と強く言うマダム。えー?そうだったの?

だがニューヨークタイムズにも「The Kyoto of the West」と確かに書いてある。室町時代にこの地を治めた大内弘世氏は、京都に憧れて真似た町づくりをしたという。例えば市内を流れる一の坂川は、京都の鴨川を模して造られたそうだ。うーん、比べるとずいぶん小さいし風情も弱いかなあ。

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そして大内氏は屋敷の周りを京都に倣い碁盤の目に整備。通りには「錦小路」など京都っぽい名がつけられている。

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町の人に道を聞くと「この通りを下がると・・・」と坂道でもないのに、上がる下がると言う。これも京都の使い方を真似て定着しているようだ。ニューヨークタイムズも「京都の情緒を持ちコンパクトで混雑していない」と評価している。

さらに山口市には、京都と同じ八坂神社があり、祇園祭を夏に行う。規模はずっと小さいが、山車を引いて鷺の舞を踊る。

そしてニューヨークタイムズは五重塔があることも評価する。さっそく瑠璃光寺へ行くと、あれ?謎のシートに覆われた建物が。

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これが五重塔なのか?

「今工事中でございまして、あと2年ほど見ることができません。」と住職が説明。日本三代名塔のひとつで国宝にもなっている瑠璃光寺五重塔は、確かに見事な塔だ。屋根を全面葺き替える、70年ぶりの大工事の最中で荘厳な姿が見れないのは残念。ニューヨークタイムズは「今年行くべき3位」に選んだのにねえ。住職は「70年に一度の姿ですので、それをレアに感じてくださる方もいます」とやや苦しい解釈を示した。

いやいや、さすが世界3位の山口市。こんなに魅力満載だとは恐れ入った。インバウンドのお客様でごった返すと、いいですね!

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