相模原について意見交換 当麻田小でまちかど市長室〈相模原市緑区〉
次世代を担う子どもたちに市政に関心を持ってもらい、子どもたちの意見を市政に反映させる「まちかど市長室」が当麻田小学校で2月9日に実施された。6年生72人が参加し、代表児童が本村賢太郎市長や石原朗緑区長、市職員らに向けて「未来のさがみはら」をテーマに発表を行った。
魅力は「SDGs」と「JAXA」
まず、当麻田小学校について「給食が美味しい」「自然が豊か」「異学年交流が盛ん」などの魅力を紹介。その後、相模原市の魅力、課題と改善点の発表がされ、「SDGsへの貢献度が高い」「JAXAキャンパスは大きな魅力」「ポイ捨てが多いのでゴミ箱を増やしてみては」「観光客を増やすため、津久井城を復元し郷土料理を販売したらどうか」などの意見が出されると、市長らは時折メモをとり、頷くような姿勢も見られた。
その後の質疑応答では児童から「何で市長に」「リニアをどうアピールしますか」などの問いが投げ掛けられ、本村市長は一つ一つ丁寧に答えていた。本村市長は最後に「みなさんには人の幸せを一緒に喜べる人になってほしい。それは自分が幸せになる第一歩。みなさんと会えて今日はうれしかった、ありがとうございます」とまとめると、「『ありがとう』は魔法の言葉。『ありがとう』を素直に言える人にもなって」と呼び掛けた。
発表を終え、小林奏太さんは「市長に考えを伝えられてうれしい。市長から聞いた話を今後の過ごし方の参考にしたい」、平安名陽葵さんは「緊張したけれど準備どおりできたと思う。相模原が大好き。市長の言ったとおりに夢のある未来にしたい」とそれぞれ感想を述べた。大貫努校長は「市長に自分たちの考えを伝えるというのは、なかなかない機会。卒業前の貴重な経験になったと思う」と話した。