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失業し貯金少なくピンチ!貯金が苦手な夫婦がまずすべきことは?

mymo

FPオフィス「フォルテシモ」へ依頼されたお客さまの家計簿を、mymoで診断する【うちの家計簿】。今回は会社員の夫と二人暮らし、42歳の主婦Gさんの家計簿です。

40代主婦Gさんの相談内容

私はコロナ禍で仕事を失い、先月まで失業手当を受給していました。現在求職中です。以前から夫婦ともに貯金が苦手なこともあり、お金が貯められませんでした。思うように仕事も見つからないので、これからはちゃんと貯金しようと思っています!とりあえず1カ月家計簿をつけてみましたが、これから何に気をつけたらいいでしょうか。アドバイスをお願いします。夫の年収は370万円、現在の貯金は50万円です。

Gさんの家計簿は・・・?

現在の収入は夫の手取り24万800円、収入の約8%の2万円を貯金しています。

2022年に値上げされるものは

2022年に入ってから、身の周りのさまざまなものの値上げが予定されています。どんなものがあるのか見ていきましょう。

エネルギー(ガソリン代、電気料金、ガス料金など)

地球温暖化の原因となっている二酸化炭素など温室効果ガスの排出を抑える「脱炭素化」に向けた取り組みからガソリン、灯油の価格が上昇しています。

2019年度の日本のエネルギー自給率は12.1%で、これはアメリカを含めたOECDの加盟国38カ国の中でも低い水準です。ちなみに1位はノルウェーで816.7%、2位はオーストラリアで338.5%、3位はカナダで174.5%です。

出典:IEA「World EnerGy Balances 2020」の2019年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2019年度確報値より

日本は多くの燃料を輸入していますが、2022年は紛争等による経済の停滞や為替の変動により今後もさらなる値上げが予想されます。

食料品

小麦は全体の9割を輸入しているため、小麦の世界的な値上がりで小麦粉、パンの値上げも発表されています。また、物流コストの上昇などから冷凍食品や醤油など調味料の値上げも行われます。

ゆうちょ銀行ATM利用料など

今年の1月17日から、ATMで硬貨を預ける際、手数料がかかるようになっています。また、ゆうちょ銀行店舗外に設置されているATMでは、時間帯によって利用料金がかかります。

食事、光熱費は必ず記録を

【画像出典元】「stock.adobe.com/mapo」

Gさんはこれまで、家計簿をつけたことがなかったとのことですが、今後値上げが見込まれる「食費」「光熱費」「ガソリン代」などについては毎月しっかり数字で記録するようにしてみましょう。

光熱費は季節によって変化が大きくなる費目です。まずは1年記録を残し、1年間でいくら位かかるのか確認しましょう。

65歳以降、年金だけの生活になっても光熱費は払わなければなりません。老後、在宅時間が増える場合は、就業していたときよりも高額になる可能性もあります。老後資金の準備をする上でも生活に必要な金額は必ず把握しておきましょう。

モノの値上げに合わせて収入もどんどん上がればお金の使い方に気を配る必要はありませんが、Gさんの再就職が決まっていない今、今後収入がコロナ前よりも増える見通しは立っていません。
今こそ家計の見直しをして、貯まる家計にしておくことが大切です。

サブスクを見直す

コロナ禍の中で生活が変化し、家計の支出の内訳にも変化が出ている家庭も多いのではないでしょうか。外出を控えるようになった分、定額制の「サブスク」に加入する方が増えています。「サブスク」は「サブスクリプション(subscription)」の略で、モノにお金を払うのではなく、サービスを使う「利用料」にお金を支払うものです。今年は人気の動画配信サービスの値上げなどもあり、サブスクにも値上げの傾向が見られます。

Gさんはヨガ会員費用、動画配信サービス、有料の会員サービスの合計1万880円を固定費として毎月支出されています。

ヨガについては満足支出となっており、使用している頻度も高いとのことですが、動画配信サービス、有料会員サービスの2480円については、最近あまり利用されていないとのことですので、本当に必要なコストか検討してみましょう。

必要なときに必要な分支出する方法に戻すことも検討してください。使っても使わなくても一度契約すると毎月の固定費となる「サブスク」の支出は、長期で考えると家計の大きな負担となります。解約が面倒でなんとなく継続しているものがないか再度確認をしてみましょう。

生活費の3カ月分は常に確保しておく

【画像出典元】「stock.adobe.com/takasu」

Gさんはコロナ禍の影響で離職することになり、収入が減って家計に不安を覚えたとのことですが、今後も、思いもよらぬリスクが訪れるかもしれません。突然の出費に対応できるよう、常に生活費の3カ月分は普通預金、定期預金などに確保しておくようにしましょう。

現在の貯金をのぞいた生活費約22万円×3カ月分=66万円は常に確保していくように。できれば半年分の130万円を維持するようにしておくと転職、離職時などにも対応しやすくなります。手取りの1割以上は貯金するように考え、まずは3カ月分の貯金をすることを考えてください。

ライフプランの変更時には保険の見直しを

年収が変わると社会保障の内容も変わります。社会保障の内容を再度確認し、不足している分だけ、民間の保険に加入し補うようにしましょう。保険に加入していれば、すべてのリスクに対応できるものではなく、現金がなければ対応できないこともあります。保障内容を改めて見直してみることをおすすめします。

アドバイスを受けたGさんの感想

今回失業時に助かったのは「雇用保険」からの失業手当でした。共働きでなくなり、貯金がだんだん少なくなることに不安を感じたので、まず半年分の生活費を貯めるようにします。ヨガは今後も続けたい支出ですが、そのほかのサブスクは、今はあまり利用していないので解約します。継続したいものと、そうでないものに気付くきっかけになってよかったです。再就職が決まったら今後のライフプランについて夫と話しあってみようと思います。

家計簿診断を終えて

生活の変化に伴い、さまざまな新しいサービスも始まっています。限られた収入の中で自分の価値観にあった満足度の高い支出を厳選し、月々の家計のやりくりだけでなく長期的なライフプランを立てて計画的にお金を使っていきたいですね。

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