レトロな銀食器で食べる淡河産レンゲ米のランチ♪ ヌフ松森医院内の『カセットテヱプ』で「淡河のご飯にのっけ牛」を食べてきました 神戸市
淡河町(神戸市北区)の里山にある昭和レトロな建物『ヌフ松森医院』は、昭和世代には懐かしく、平成や令和世代には新しい、多世代が集まる複合施設です。
地元産の食材で作るランチとおしゃべりを楽しみに、同施設内にある珈琲スタンド『カセットテヱプ』へ行ってきました。
扉を開けて一歩中に入ると、そこは紛れもなく昭和時代。どこに視線を向けても、タイムスリップしたと錯覚するくらい、遠い昔に見慣れた雑貨が所狭しと並んでいます。
店内を進むと、ソラ医院長とミツバ婦長がお客様をお出迎え。二匹の可愛い姿を楽しみに来店されるお客様や、愛犬と一緒に来店される方もいます。
こちらが珈琲スタンド『カセットテヱプ』です。イートインされる方もテイクアウトの方も、こちらで注文します。
同店メニューは昔ながらの喫茶店でよく見かけるラインナップで、フードやドリンクにも昭和の雰囲気があふれています。
人気メニューが並ぶ中「淡河のご飯にのっけ牛」を注文。お料理ができるまで、同施設をゆっくり見学して待ちました。
カセットテヱプの前にある駄菓子屋さん『新松森笑店』。小銭をにぎりしめて、うまく予算内に収まるよう計算しながら買い物をした日を思い出します。「あ、10円足りない」なんて日は、ありませんでしたか?
駄菓子屋さんの前は「淡河デパート食堂」。1階店舗(珈琲スタンド、駄菓子屋、菓子工房)のイートインスペースになっています。
こちらに並んでいるテーブルは、2010年に閉店した神戸三宮の名店「ハイウェイ」で使用されていたものなんだとか。地域のつながりがあって、同施設にたどり着いたそうです。
現代っ子には使い方がわからない家電の他、親世代が当時、日常使いしていた食器や調理器具など……。当時のデザインは現代の若者に目新しく、魅力的なデザインとして再び今、注目されていますね。
じっくり眺めていると、同店スタッフの愛子さんがお料理を運んできてくれました。
地元淡河産のレンゲ米と野菜を使用した「淡河のご飯にのっけ牛」です。半熟卵や紅生姜のトッピングが食欲をそそります。最近はあまり見かけない銀食器にも、レトロな雰囲気が漂っています。
野菜にご飯とお肉を巻いてパクッ!甘辛いお肉とご飯の相性が良く、レタスのシャキっとした食感も最高です。
もう少しこの雰囲気にひたりたくて、レモンスカッシュを追加注文しました。
昭和時代には「レスカ」と呼ばれてブームになった「レモンスカッシュ」。甘酸っぱくシュワシュワした喉越しは、少し汗ばむ季節にもピッタリです。
ここに座っていると遠い記憶が鮮やかに蘇り、懐かしい思い出とおだやかな時間がゆっくり流れます。
日常の何気ない挨拶をきっかけに、すれ違っただけの人ともたわいもない話に花が咲いた昭和時代。そんな懐かしい時代に一瞬でタイムリープできるヌフ松森医院へ行って、また『カセットテヱプ』の美味しいランチが食べたいです。
場所
ヌフ松森医院内『カセットテヱプ』
(神戸市北区淡河町野瀬492)
営業時間
10:00~16:30
定休日
月曜~水曜日
TEL
080‐6619‐6527