俳優･佐野史郎は写真家だった !? ｢佐野史郎写真展 瞬間と一日｣が､箱根･彫刻の森美術館で開催される !
ドラマ『ずっとあなたが好きだった』、『世にも奇妙な物語』シリーズをはじめ多くの映画や舞台で活躍中の俳優・佐野史郎。2024年のカレンダー制作の依頼を受けた佐野が、一年をかけて、箱根彫刻の森、美ヶ原高原の作品を中心に撮影した写真が展示される「佐野史郎写真展 瞬間と一日」が箱根にある彫刻の森美術館 丸太広場キトキで、10月14日(土）～24年1月14日(日）開催されることになった。
佐野の写真とのかかわりは、両親によるものも大きかったようだ。写真好きの父親は、結婚の記念に二眼レフのカメラと現像機器一式をそろえ、撮影しては自分でプリントをするほどで、佐野も父親の写真好きを受け継ぐように写真を撮るようになった。また母親の実家は出雲大社にある写真館だった。島根県松江市の佐野の実家は、明治初期から残る古民家で、大正、昭和初期のモダニズムそのものといった写真も多く残っているという。
2006年には、植田正治の写真を題材にしたショートフィルム「つゆのひとしずく」の監督をしたり、08年には、東京と大阪のフジフイルムフォトサロンにて初の写真展「あなたがいるから、ぼくがいる」なども開催した。
佐野は本展に際し、なぜ写真を撮り続けているのか？、なぜ写真に魅せられるのかを自らに問いかけ、生い立ちから遡り、写真との縁をひも解いていった。
▲鷹尾俊一《メタモルフォーゼ》ⒸShiro Sano
▲彫刻の森美術館 屋外展示場 ©Shiro Sano
カレンダーに採用された作品は、デジタルカメラやフィルムカメラのほか、小さな穴から差し込む光線を通じて像がフィルムに焼き付けられる＜ピンホールカメラ＞による撮影である。昔ながらの技法と現代の視点が融合し、佐野の写真家としての原点を表現した。さらに、佐野家に保管されているアルバムや、これまでに撮影した作品とともに、「佐野史郎写真史」を自ら綴り、全6４作品が展示される予定だ。
また、10月13日(金）(20:00～21:00）には、ニッポン放送で、音楽家の松任谷正隆をゲストに迎え、箱根、写真、彫刻、音楽について語り合う。10月14日(土）(13:30～14:30）には、彫刻の森美術館 丸太広場キトキにて、本写真展のプロデューサー立川直樹とのトークイベントが予定されている。
「佐野史郎写真展 瞬間と一日」
会期：2023年10月14日(土）～2024年1月14日(日）
会場：彫刻の森美術館（神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121 ）
展示室：彫刻の森美術館 丸太広場キトキ
開館時間：9:00～17:00
休館日：年中無休
入館料：大人1600円、大学・高校生1200円、中学・小学生800円
問い合わせ：0460-82-1161
【彫刻の森美術館 公式サイト】https://www.hakone-oam.or.jp/
【特設サイト】https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2023/shirosano.photographyexhibition/
