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完成した作品を観て……林芽亜里が感じたホラーの発見【インタビュー&グラビア後編】

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完成した作品を観て……林芽亜里が感じたホラーの発見【インタビュー&グラビア後編】

彼女いない歴23年の男性が出会った美しい女性エリカ――映画『Erica -エリカ-』で林芽亜里は、可愛らしい笑顔の裏に別の顔を潜ませる難しい役柄に挑戦。後編ではサイコホラーの撮影で感じた楽しさや、林の中のエリカらしい部分などを語ってくれた。

・林芽亜里の写真 5枚

Photo/加藤千絵(CAPS)
Styling/小西沙良
Hair&Make/鈴木海希子
Text/佐久間裕子

――林さんの姿がはっきり見えないまま観ている人をビクッとさせるような演出もありました。あれも林さんご自身がやっているんですよね?

林:やりました(笑)。私もこういう演出もサイコホラーがお好きな宮岡監督ならではだと思いました。撮影中、モニターを見た時少し笑ってしまいました(笑)。

――いきなりバットで素振りをするシーンも怖かったです。素振りしたことはありましたか?

林:バッティングセンターでバットを振ることはありましたがそれくらいしか経験がなかったので沢山練習しました。

――ビュンビュン振っていますよね(笑)。

林:はい、もう何回バットを振ったんだっていうぐらい(笑)。ヘナヘナ振り回すように見せたくなかったので、自分なりにたくさん練習しました。家にはバットがなかったので、日傘を代用しましたね。撮影現場にはバットが置いてあったので、撮影準備している間に振る練習をしました。

――練習の甲斐あって黙々とバットを振る姿はゾクッとしました。今回サイコホラーの撮影を経験して、面白く感じた演出はありましたか?

林:演じていたときもそうでしたけど、完成した作品を観たときに撮り方や音響といった演出も、全部含めてサイコホラーというジャンルを作っているんだなって感じました。そういったいろんな要素が積み重なることによって、映画を観る方をビクッとさせたりゾワッとさせるものになるんだなって。私的には音も楽しんで観て欲しいです。

――確かにホラーには、この音が聞こえて来ると怖いことが起こるみたいな演出もありますね。

林:怖さを増長するメロディーが使われている作品も多いと思いますが、この作品はエリカが猟奇的な表情をしているのに愉快な曲が流れることもあって。それが不思議な雰囲気を出してより怖く見えるんだと思いました。それはサイコホラーならではだと思うので、音を楽しみながらエリカの表情も楽しんでいただけたらと思います。

――エリカが好きになる飯笹辰樹を演じた望月歩さんの印象はいかがしたか?

林:普段はふわふわというか、雲の上に乗っているような優しい雰囲気の方でした。望月さん演じる辰樹がすごく魅力的でした。演じている中でも尊敬や学びが多かったです。アクションシーンでは、「これどうやりたい?」「どういう感じでやる?」など何度も声を掛けてくれました。寄り添ってくださったのがとてもありがたかったです。

――完成した作品でサイコパスなご自身を観た感想は?

林:すごく不思議な気持ちになりました。撮影期間は8日ぐらいでしたが長い準備期間があり、撮影を終えたときも一区切りだなって思いましたけど、完成した作品に辿り着いた、もう一つの区切りを感じました。自分の反省点や悔しい部分は沢山ありましたが、褒めるところも見つけながら長い期間をエリカに捧げたことに「一旦自分、お疲れ様!」と思いました。エンドロールに林芽亜里という名前が出てきたのを見て、こうして映画に携わることができたと実感できたこともすごく嬉しかったです。

――こうして話していると口調も穏やかですし、映画とは全然違うなと(笑)。林さんの中にエリカっぽい要素はありますか?

林:エリカっぽい部分……私、一人行動もけっこう好きなんですけど、ずっと一人でいたいわけじゃなくて。誰かといたいときは、すっごく一緒にいたくなるんです(笑)。そういうときは、自分のものにしたいというか、その時間だけは私と一緒にいてみたいなことを思うことはあります。

――急激に独占欲が高まると。

林:それこそ小学生の頃は、お友達が自分じゃない子と一緒にいると嫉妬しちゃう部分がありました(笑)。エリカの嫉妬心もそういうかわいらしいところから生まれてきたのかなって。そして自分だけのものにしたいって思うのがエリカなりの愛の表現なんですよね。そう思うと、共感するというより私にもちょっとエリカに近い部分があるのかなって思いました。でもエリカはそういう感情を素直に全部口に出すから、私からするとちょっとカッコ良くも思えましたね。これだけ言えるってなかなかできないぞって(笑)。エリカもいろんな見方ができる人物だなって思いました。

――ところで、Pop’n’Rollはアイドルの方もたくさん登場するサイトなんですが、林さんご自身のアイドル的な存在を教えてください。

林:自分の中のアイドルは親戚の子供です。毎年私の誕生日にまだ拙い言葉で、「芽亜里ちゃん、誕生日おめでとう」ってメッセージと“ハッピー・バースデー・トゥー・ユー”を歌ってくれる動画を届けてくれるんです。それがもう、アイドル並みに可愛くて!「あなたたち、アイドルだよ」って言いたくなります(笑)。

――想像するだけでかわいいです(笑)。

林:動画を観るだけで癒されるし、微笑ましい気持ちになります。アイドルの推しがいる方達は「こんなに素敵な人たちが頑張っているから自分も頑張ろう!」って良い影響を受けることが多いんじゃないかなと思っていて。私はその子たちを観て、「こんなちっちゃい子たちが応援してくれるんだから私も頑張ろう」って気持ちになります。私にとっては親戚の子供たちが、すごく可愛くてキラキラした癒し系アイドルです。

林芽亜里
2005年11月5日生まれ、石川県出身。
女優として活動するほか、雑誌『non-no』の専属モデルを務める。
近年の主な出演作に、ドラマ「熱愛プリンス」(25年)、「ワタシってサバサバしてるから2」(25年)、「推しの殺人」(25年)等。現在放送中の土ドラ「時光代理人」にリン役で出演。

映画『Erica -エリカ-』
5月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他で全国公開
出演:望月歩 林芽亜里 高尾颯斗 葉月くれあ 小泉萌香 藤原樹(THE RAMPAGE)ほか
監督:宮岡太郎
脚本:井上テテ
配給:S・D・P
©︎2026「エリカ」製作委員会

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