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猫が『ティッシュ』に興味を示す理由3つ イタズラの危険性から対処法まで解説

ねこちゃんホンポ

︎猫がティッシュに興味を示す理由

1.狩猟本能 

もともと単独で狩りを行ってきた猫だけに、見知らぬ物に対して慎重に接することが多いので、群れで生活し、肉以外のものも食べてきた雑食性の犬と比べてみると何でもかんでも口にしてしまうリスクは低いといえるかもしれません。

しかし、そんな猫だからこそ誤食しやすいものがあります。それは狩猟本能をくすぐられる物です。猫は狩猟本能からひらひらと不規則に動く物に反応します。特に、警戒心よりも好奇心が勝る子猫はとくにティッシュなどひらひらしたものを誤食しやすく注意が必要です。

2.飼い主の匂いがする

使用済みのティッシュをいたずらしてしまう場合、それは飼い主さんの匂いを求めているからかもしれません。

使用済みのティッシュには、鼻汁や涙、唾液などに含まれる微量の塩分が付着しています。猫は塩味に反応し、舐めたり噛んだりしているうちに食べてしまうということもあります。

3.構ってほしい

ティッシュをいたずらすると、飼い主さんが振り向いてくれたり反応してくれることが嬉しくて、いたずらをしている場合もあります。特に甘えん坊な性格の猫は、飼い主さんの反応を求める傾向があります。

︎ティッシュの誤食による危険性

腸閉塞

ティッシュなど紙の誤食で何よりも怖いのが、塊の状態で腸を塞いでしまい腸閉塞を起こすことです。特に、大量のティッシュを食べた場合や、体が小さい子猫などでは腸閉塞を起こしてしまう可能性が高いです。

腸閉塞の代表的な症状としては、食後すぐに吐く、繰り返し吐く、うんちが出ない(極少量のみ出ることもある)、元気がない、食欲がない、お腹を触ると痛がるなどです。

腸閉塞はすぐに手術をして腸を塞いだティッシュを取り除かなければ命に関わることや合併症を引き起こすこともあるため、そうならないためにも早めの対処が重要です。

ウェットティッシュ

意外にもとても危険なのがウェットティッシュの誤食です。

ウェットティッシュは噛みちぎりにくく、猫の舌のザラザラで絡めとってしまいやすいので、連なったまま飲み込んでしまい、腸閉塞を起こしやすいです。

特に、感染症対策のためにアルコール成分を含んだタイプを使う機会も増えているため注意が必要です。

︎ティッシュを食べてしまった時の対処法

ティッシュだけに限らず、猫が誤食をしてしまった時、またはその疑いがある時は、まずはすぐに動物病院に連絡を入れましょう。

確信がなく疑いがある状態であっても、その物や量によってはすぐに処置をするべき場合もあります。「いつ」「どんなものを」「どれだけ」食べたのか、できるだけの情報を獣医師に伝えて判断を仰ぎましょう。

受診する際には、可能であれば誤食したものの実物やパッケージを持参、難しければ写真を撮って持参すると診断や処置の際に役立ちます。

動物病院では、主に触診、レントゲン、超音波、催吐処置(異物を吐かせる)が行われます。早めの段階で動物病院に行けば、これらの処置で事なきを得ます。

しかし、誤食してから時間が経ってしまい腸閉塞を引き起こしてしまっている場合には、血液検査などを行った後に全身麻酔をかけて、開腹手術で異物を取り除かなければなりません。

︎受診前にやってはいけない事

無理に吐かせる

猫に吐かせる方法がインターネットなどに書かれていますが、飼い主さんが安全に猫に吐かせる方法は基本的にはありません。

塩をそのままなめさせたり、あるいは練乳に塩を溶かして飲ませる方法もネットにのっていますが、吐くことができないと「ナトリウム」の過剰摂取で「高ナトリウム血症」になります。喉の渇きのほか、重度では神経症状が出ることもあり、痙攣、昏睡状態に陥る恐れがあります。

また、オキシドールで吐かせる方法も、食道や胃の粘膜を傷付けて、ただれてしまう原因になります。

吐かせようとする時間があるのなら、一刻も早く獣医師に任せましょう。

無理に食べさせる

よくあるのが、愛猫に食欲がないことを心配して、飼い主さんが何とか食べさせようとしてしまうケースです。

胃の中に食べ物があると、その日のうちに内視鏡やレントゲン、エコーなどの検査ができなくなり、診断や治療を遅らせることになってしまいます。

受診する前には食べ物は与えないようにしましょう。

︎まとめ

猫が食べてしまう恐れのあるものは、基本的には猫の届かない場所にしまうのが基本ですが、ティッシュなど日常的に使うものの場合にはそれが難しい事もあるかと思います。

そんな時のために、今は猫には取れないが人は使いやすい構造でできたティッシュケースなども販売されています。

誤食は人の管理によって防ぐことができます。特に猫を飼い始めたばかりの子猫の時期は最も誤食が多くなるため、細心の注意を払いましょう。


(獣医師監修:加藤桂子)

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