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磯フカセ釣りで45cm尾長グロに62cm4.5kgイシダイ浮上【福岡・宗像大島】

TSURINEWS

イシダイ62cmを仕留めた(提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

3月16日、平田さんと福岡県宗像市の神湊港の駐車場で待ち合わせをし、宗像大島在住の友だち、村上君と合流してクロ狙いに出掛けた。

宗像大島でクロ釣り

午前7時40分の神湊港発の1便フェリーに乗り込み、大島港に到着後、村上君の軽バンに荷物を積み込み目的地の大島灯台を目指す。駐車場に着くとすでに1台の軽自動車とバイクの年配者の姿。年配者は村上君の知り合いのようで「昨日は3発ハリスを飛ばされた」とか。ライフジャケット、磯シューズを履き、荷物を準備して遊歩道を下り、磯を目指す。

着くとやはり大岩には昨日から釣りをしている人がいて、年配者の人もカドの釣座に入ったので平田さんはカドの隣に入ってもらい、私と村上君は予備的なポイントの左のカドに入る。潮は沖を向いて左から右に流れている。足元にはサラシが広がっているので、ラインを取られないようにロッドを立てて先打ちまきエサに同調させるように狙う。

30cm級尾長&口太が登場

まきエサはオキアミ1角にアミノXグレ遠投メガブルーSPを2袋配合し、いったん海水を多めに入れてよくかき混ぜ、そこにパン粉を1.5kgを入れて遠投できるように仕上げた。つけエサはオキアミの角から取ったものを使う。

フカセ釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

30分くらいするとまきエサが効きだしたようで平田さんが最初にサオを曲げて33cmクラスの尾長(オナガ)グロをゲット。それに続くように年配者の人もサオを曲げた。

宗像大島でクロキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

そこから時合いのようで、表層の潮が速く流れるためアタリがあってもハリに掛からないこともあるが、30cmクラスの口太(クチブト)グロをタモに収めた。ただ目の前に大きな沈瀬があるため、2人で2回ほど根にハリスが当たってバラした。私と村上君にはアタリすらないまま昼近くになった。

移動するも潮が動かず苦戦

すると大岩で昨日から釣りをしている人が帰るようなので、2人で大岩に移動。ちなみに大岩にいた釣り人に話を聞くと「昨日の夕マヅメにヒットが連発したけど、今日は朝から潮が動かずさっぱり」と言っていた。スカリには30cmクラスの口太が20尾くらい入っていた。「よっしゃ~大岩で仕切り直しだ」だがやはり先ほどまでいた釣り人が言っていたようにまったく潮が動かない。

平田さんがいる場所は潮が動いているようで、たまにロッドが大きく曲がっている。ただ目の前に大きな沈み根があるので年配者の人もバラシ連発。1尾は40cmクラスのイシダイだったようだ。

当日のポイント(作図:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

この場所はクロも40cmクラスがヒットすることがあるが、どうやって沈み根をかわして取り込むかが技量が試されるポイントだ。それゆえに取り込めたときは超うれしい。

45cm尾長グロゲット

動かない潮に苦戦をしながらまきエサと仕掛けを打ち返していると「少しウキが左に行きたそうにしている」と村上君と会話をしていると村上君がアワセを入れた。「デカイかも?」ここ大岩はそれほど足元に根がないので、ゆっくりとやり取りをすれば取れる確率が高いので「ロッドの角度だけ注意して」とアドバイスして見えた魚は尾長だ。それも40cmを超えている。

すぐさま私がタモを準備して浮かせたところで一発でタモにイン。計ると45cmの尾長グロ。「よっしゃ俺も!」と再度気合を入れるがまたまた潮が止まっている。

根掛かりかと思ったら

カドの年配者も釣りを止めたので平田さんの隣に移動して2人並んでサオを出す。だがここも潮が止まっている。気分転換に円錐ウキから棒ウキ仕掛けにチェンジし、海底が黒く見える海溝付近をダイレクトに狙う。ウキ下は7m、ついでにハリスは1.5号だったが、いつくるか分からないデカいクロをターゲットにハリのチモト1mを2号にサイズアップして狙う。

フカセ釣りでゲット(提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

先打ちまきエサをしてきれいにつけエサを同調。すると根掛かりをしたので、1mほどウキ下を浅くして次の1投。潮は若干左に動きだした。「チャンス来そうやね」ウキにちょっとだけアタリがでた。食い込むまで待つか……だがアワセを入れてしまった。

「あっ、また根掛かりやん!」とロッドをあおっていると「むむっ、なんか動いたような?」そこからグーグーとラインを持っていく重々しい引きで「これはやばい」。

62cm4.5kgイシダイ浮上

銀狼0.6号で相手するものではなさそうで目の前に沈瀬に生えた藻にラインが触れている感触があり、ロッドのバット部分をブラさないようにサオ尻を腰に当ててロッドの角度だけ保ってローギアタイプのリールをゴリ巻き。ただドラグが滑りラインが引きずり出されることもしばしば。

ファイトの様子(提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)

根の向こうでやり取りすること5分、やっとウキが見え魚が沈み根の上に出てきた「デカい、真っ黒やん!デカ版のクロ?いやイシダイだ」そこから何度も何度もまた沖に戻ろうとするイシダイをロッドでタメてなんとか足元へ。ただまた足元には深い海溝があるので再度海底に向かって突進。「ロッドの角度だけ」と自分に言い聞かせ浮かせたところで平田さんにすくってもらってフィニッシュ。

計ると62cm、4.5kgの立派なイシダイだった。フカセ釣りで釣れた私の中での記録魚。思い出に残る一日だった。

<週刊つりニュース西部版APC・鶴原修/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年4月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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