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『じぞ恋』最終回 晴太(田中圭)が結婚式乱入で示した答え、2人のキーパーソンにも注目

ドワンゴジェイピー

『じぞ恋』最終回 晴太(田中圭)が結婚式乱入で示した答え、2人のキーパーソンにも注目

上野樹里が主演を務める『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS)の最終回が21日に放送された。


最終回では、上野樹里が演じる主人公・杏花をはじめ、登場人物たちがタイトルにある「持続可能な恋ですか?」の問いかけに、自分たちなりの答えを出し、幸せな人生を歩んでいく姿が映し出されており、視聴者からは「感動しました」「三か月間幸せをありがとう」と感動の声が相次いで寄せられている。

そして今回も印象的な台詞が盛りだくさんの素敵な最終回だったが、ここではラストシーンで杏花がヨガのレッスン中に語っていた一言に注目して、最終回を振り返りたい。(以下最終回ネタバレあり)




その言葉とは、ドラマのラストシーンで杏花が発した「ヨガには自分らしさは、実は他人が作るものだという考え方があります」「自然や時の流れに身をゆだねて、人に優しく、自分に優しく暮らしていると、振り返ると、自分らしい道みたいなものができてるんじゃないかって」という一言だ。


この一言は、最終回に至るまでの杏花の心情そのものなのかな、と最終回視聴直後感じられたが、ドラマを見返すと、この台詞はもしかして…ある人物のことを指しているんではないか?と思わせられる。


その人物とは、東村晴太(田中圭)なのであるが、というのも、最終回。晴太が杏花の父・林太郎(松重豊)と明里(井川遥)の結婚式に現れ、杏花にプロポーズ!今まさに好きな人の父の結婚式が行われるというところに飛び込み、自分の本心をぶつけるという行為は、今までの晴太を思うとかなり唐突で思い切った行動に思え、微笑ましい気持ちと同時に驚きを隠しえなかったが、物語を最後まで視聴し、杏花のヨガレッスン中に発した言葉を聞き合点がいった。



晴太はこれまでなにかを決断するときの判断基準は、相手ファースト。優先順位第1位が息子の虹郎(鈴木楽)であったことは言うまでもないが、対杏花との関係においても「杏花の独立の夢」を叶えてほしいがために、「結婚を前提としないお付き合い」をし、杏花からの「お母さんになりたいんです」というプロポーズも、杏花の夢を叶えてほしいがために身を引く決断をしていた。


しかし、最終回。晴太が結婚式突入に至るまで、晴太に様々な人が声をかけていく。


晴太の元妻で、杏花の独立のコンサルティングをしていた安奈(瀧内公美)から、杏花が取引先との大事な商談を中座して、熱を出した虹郎の元に駆け付けてくれていた事、そしてそのことを晴太に言わないでほしいと口止めされていたことを打ち明ける。それを知り、晴太は驚くが、その時はもう杏花は颯(磯村勇斗)のプロポーズを受けていると思い込んでいたため、「もう…遅いんだ…」と、もう自分にはなにも出来ることはないとあきらめてしまう。



その後、晴太の職場の結婚相談所に林太郎と明里が結婚の報告に訪れた時、林太郎から「結婚の意味とは?」と質問される。その場では晴太は「難しいですね…」とその問いに答えることはできていなかった。


元妻からその事実を打ち明けられた時や、林太郎からプレッシャーをかけられた時、晴太は迷っていたに違いない。しかし、颯の存在や虹郎の存在が頭をよぎり、すぐ行動に移せなかったのだろう。しかし、そんな晴太の心を変えるきっかけとなった言葉をかけた人物が2人。それは、息子の虹郎と恋のライバル・颯だ。


晴太と虹郎が2人で食卓を囲むシーン。虹郎が「パパの好きなところ」というテーマの絵を描き、そこには掃除機をかける晴太の姿が描かれていた。虹郎は「ママみたいなパパが好き。掃除機、ママより隅っこまでかけるし。」「ママのほうが勉強教えるのがうまい」と話すと、「パパの仕事はママの方が得意だな…」と晴太は落ち込むが、そんな晴太に「そんなのどっちでもいいよ」と返す。何気ない親子の会話だったが、晴太は父親・母親の役割に囚われていたことに気づき、はっとする場面が。

そして最後は颯。颯から、「嘘つきました。どうしても杏花ちゃんを渡したくなくて。プロポーズ、断られてます。親族席、花婿の娘。一人はさびしいと思います」と、林太郎の結婚式の招待状を差し出された。恋のライバルからの最大のエールに、晴太はハグで応え、そのまま結婚式場へ走っていく…。


色々な人の色々な後押しがあって、晴太は初めて本当の自分の気持ちを杏花に打ち明けることが出来たのだろう。これまで杏花との関係においてはモゾモゾすることがあり、視聴者をヤキモキさせてきた晴太だったが、最後の最後でこれとないシチュエーションで杏花にプロポーズ!「お父さんになってもらえませんか?お母さんにならなくてもいいです。お父さんが2人いても、僕がお母さんになるときもあって、どっちでもない新しい家族でもいいんです。そういう普通の結婚じゃなくてもいいですか?」という言葉は、杏花が過去「虹郎のお母さんになりたい」とプロポーズした内容への晴太なりのアンサーであり、様々な人との関わり合いの中で晴太が見つけた晴太らしくいられる、そして林太郎から問いかけられた「結婚とは?」への問いに対する一つの解なのであろう。まさに晴太こそ、ラストに語られた「自然や時の流れに身をゆだねて、人に優しく、自分に優しく暮らしていると、自分らしさができるんじゃないか」を体現した人物なのではないか、そう思ってしまう。




ラストシーン、杏花と晴太の二人はカレーショップを開き、そこでヨガ教室を開く杏花の姿も。もともと二人は起業セミナーで出会い、そこで杏花はヨガ教室を開きたい、晴太は家族に優しい働き方を見つけたいと一番最初に話していたが、二人とも夢や目的を実現させている様子が描かれていた。杏花と晴太が、自分らしくいられる、そして関係を持続可能にできるのはお互いの存在があってこそなのではないか、そんな風に感じさせられる素敵なラストだった。



何度でも見返したくなる素敵な余韻を残してくれた本ドラマ。7月6日からは動画配信サービスのParaviでNGシーンやクランクアップ映像などが観られるSP版が配信されるとのことなので、この心地よい余韻そのままにParaviの配信を楽しみに待ちたい。



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