【クイズ】「80」が表す札幌の天気の特徴は?北海道の10日(火)からの週間天気予報 気象予報士が解説
北海道のあす10日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
ことしの天気にまつわる数字「80」
さて、突然ですが「80」。何の数字だと思いますか?
周囲には夏を擬人化した「ナツさん」がいます。
正解は…
札幌のことしの25度以上の日数です。きょう9日で80回目の夏日になりました。去年に次いで、史上2番目の多さになっています。
去年に比べると今年はそんなに暑すぎる!という印象はなかったように感じますが、去年と違うのは、夏の長さでしょうか。
実は、札幌でことし初めて25度以上の夏日になったのは4月15日。史上最も早い観測だったんです。
ことしはダラダラと夏が長かったことが特徴ですね。「北海道の夏は短い」が通用しなくなってきました。
今週はようやく季節が秋へと動き出しますよ。
札幌の10日(火)からの気温
札幌の予想気温を見ると、12日(木)まで暑さが続き、木曜も28度まで上がります。土日は25度に届かず、日中でも少し涼しくなりそうです。
服装もそうですが、布団もそろそろ少し厚手のものにしたほうがよさそうですね。## 10日(火)の北海道の天気と気温
道内で今週徐々に暑さがおさまる原因の一つは、あす10日(火)から降り出す雨です。
あす10日(火)の天気と気温です。
しだいにくもって、道北を中心に雨が降るでしょう。
気温はきょう9日と同じか、オホーツク海側で日中はきょうより高くなります。ムシムシしますが、風が強まるでしょう。
あす10日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝は晴れても外出には雨具があると安心です。午後は雲に覆われ、お帰りの時間帯は札幌や函館などで弱い雨が降るでしょう。
道北・空知です。
天気は下り坂で、しだいに風も強まります。夕方からところどころで雨が降りだし、夜は稚内や羽幌などで雷雨などに注意が必要です。
道東・オホーツク海側です。
日中は日差しが出るでしょう。夜は太平洋側や道北枝幸で雨の時間があります。オホーツク海側でもあす10日は夏日の予想で、少し蒸し暑くなるでしょう。
10日(火)からの北海道の週間天気予報
あす10日(火)からの週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
10日夜から水曜の午前中にかけては雷を伴って雨脚が強まるおそれがあります。木曜と金曜はカラッと晴れて、木曜は北見で29度まで上がります。
つづいて、太平洋側です。
水曜の午前中は西部を中心に通り雨があるでしょう。木曜と金曜は晴れて暑く、このあたりが今年最後の夏の陽気になるかもしれません。
10日(火)の札幌の朝昼晩の天気
では、あす10日(火)の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
夜はパラっと雨が降りそうです。念のため雨具をお持ちください。
あす10日は風が強まります。帽子が飛ばされないように気を付けましょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※9日(月)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU