【気温がマイナス1度まで下がるところも】北海道の週間天気予報 気象予報士がポイント解説/2024年10月8日更新
北海道のあす9日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
霜がおりるような寒さになるところも
10月8日は二十四節気の「寒露」です。
朝晩は冷えて、空気中の水蒸気が水滴となって草花に朝露としておりるようになる頃です。
ただあす9日朝は、水滴どころか氷の結晶となって付着する、霜がおりるような寒さになるところがあります。
9日朝の予想最低気温を見ると、日本海側や道南方面を中心に8日朝より5度前後低く、この秋一番寒い朝になりそうです。
札幌はこの秋初めての一ケタ9度、旭川や倶知安は4度です。
気温は1.5メートルの高さで観測しているので、地面付近はもっと下がるんです。なので、気温が5度を下回るようになると、霜に注意が必要なんですよね。
上川地方の下川町や幌加内町の朱鞠内では-1度まで下がりそうです。
風邪をひかないように気を付けましょう。
10月9日の北海道の天気と気温
10月9日の天気と気温です。
道東で雲が広がる他は、広く秋晴れです。朝は寒くなりますが、日中は20度近くまで上がります。
風も弱く、日差しが暖かく感じられそうです。
9日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝から各地で晴れるでしょう。札幌市内でも色づいたナナカマドが青空によく映えそうです。日中かかる雲も上空高いところの薄い雲で、秋らしい空になるでしょう。
道北・空知です。
一日を通して晴れて、朝は放射冷却が強まります。最低気温は名寄で2度、富良野は3度でしょう。
日中との気温差が内陸では15度くらい開きそうです。空気はカラッとして、洗濯日和でしょう。
道東・オホーツク海側です。
広尾や釧路など道東の海岸部は雲が広がりますが、オホーツク海側はよく晴れるでしょう。日中の気温はほぼ平年並みです。
各地で日の入りが午後4時台になっています。早めのライト点灯を心がけましょう。
札幌の今後の気温
札幌の気温変化からも秋の深まりが感じられますね。
特に最低気温は、3連休まで平年並みで10度くらい。朝晩はコートが必要です。
最高気温は平年より高めで20度くらいと長袖で外に出られそうです。ただ、連休明けるとまた、最高気温23度と汗ばむ陽気になります。季節の歩みはゆっくりです。
10月9日からの北海道の週間天気予報
10月9日からの週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
オホーツク海側で木曜日に曇る他は晴れる日が多くなります。朝晩は旭川や北見で連日5度前後と、霜がおりるような寒さになります。大通公園でも木々の色づきが進みそうです。
つづいて、太平洋側です。
道南方面を中心に晴れるでしょう。道東は金曜日まで雲が広がりやすいですが、天気の大きな崩れはなさそうです。
3連休は秋の行楽日和になるでしょう。
札幌の10月9日の朝昼晩の天気
9日の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
穏やかな一日になりそうです。
風は弱くカラッとした秋晴れです。朝晩は冷えてもんんすけもジャケットを着ていますが、昼間は日差しが暖かいでしょう。脱ぎ着しやすい服装でお出かけください。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※8日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU