『トロン:アレス』最新予告編、ナイン・インチ・ネイルズ新曲が疾走
歴史上初めてCGを本格導入した革新の長編映画『トロン』シリーズが令和を切り裂く最新作『トロン:アレス』より、新しい予告編映像が公開された。楽曲はナイン・インチ・ネイルズのオリジナル新曲だ。
1982年に公開された『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いた。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入したまさに“映像革命”ともいえる新たな映像体験は、社会現象を巻き起こした。
その28年後の2010年には続編の『トロン:レガシー』が公開。青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の究極の映像体験は多くのファンを魅了。ダフト・パンクが手掛けた楽曲も大きな話題となり、映画の枠を超えたセンセーションを巻き起こした。
その後、「トロン」シリーズはゲームにも展開され、フロリダのマジックキングダム・パークでは、本シリーズに登場するバイク“ライトサイクル”のアトラクションも登場するなど、今もなお多くの人々やクリエイターに影響を与える世界的な人気コンテンツのひとつとなっている。
その『トロン』が現代に復活。届いたのは、ナイン・インチ・ネイルズ完全書き下ろしの楽曲「As Alive As You Need Me To Be」にのせて、赤いネオンと闇が交錯する映像美が印象的な最新予告映像。『ソーシャル・ネットワーク』(2010)、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)、『ソウルフル・ワールド』(2020)などで音楽を手掛け、作曲賞はじめ数々の賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロス率いるナイン・インチ・ネイルズ。グループ名義で映画音楽を担当するのは今回が初めてだ。
これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた『トロン』シリーズ。しかし、最新作『トロン:アレス』で描かれるのは、まさにその逆-デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。
映像では、『トロン』シリーズの象徴的存在であるケヴィン・フリン役である名優ジェフ・ブリッジスの姿も。どのように物語と交錯するのかにも注目だ。
本作を手掛けるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)、『マレフィセント2』(2019)などでメガホンを取ったヨアヒム・ローニング。高度な人工プログラム“アレス”役を演じるのはジャレッド・レト。“アレス”とは、ギリシャ神話では戦の神を指す言葉だ。
『トロン:アレス』は2025年10月10日(金)日米同時公開。