【激震】「スーパー戦隊シリーズ」が終了報道! ショックすぎて茫然とするも…記憶をさかのぼったら衝撃の事実に気付いた
昨夜、日本列島に激震が走った。テレビ朝日系の「スーパー戦隊シリーズ」が、なんと現在放送中の作品を最後に終了すると報じられたのだ。青天の霹靂とはまさにこのことである。
きっと多くの人がそうであるように、私(あひるねこ)にとってもスーパー戦隊シリーズは幼少期のかけがえのない思い出の一つ。ニュースを聞いた時は、あまりのショックで茫然としたが……。
しばらくして、ふとある衝撃の事実に気付いてしまったのだ。
・私と戦隊ヒーロー
スーパー戦隊シリーズの歴史が始まったのは1975年。『秘密戦隊ゴレンジャー』が最初の作品である。それ以降、約半世紀にわたって愛されてきた、日本を代表する特撮テレビドラマだ。
1985年生まれの私が、生まれて初めて見たスーパー戦隊シリーズが1988年放送の『超獣戦隊ライブマン』だった。大人になってから、レッドファルコン役が『男の勲章』のあの嶋大輔さんだったと知った時は驚いたものである。
ヒーローショーに初めて連れて行ってもらったのもこの時で、実家には今もブルードルフィンと一緒に写る2~3歳の私の写真がある(はず)。
特に印象深いのは翌年、翌々年に放送された『高速戦隊ターボレンジャー』と『地球戦隊ファイブマン』だ。この2作は合体ロボや武器のおもちゃを持っていたし、幼稚園でごっこ遊びをした記憶もある。まさにド直撃世代と言っていいだろう。
『鳥人戦隊ジェットマン』以降は、夢中というほどではないものの、新番組が始まるたびに一応チェックはしていたように思う。覚えているのは1994年の『忍者戦隊カクレンジャー』くらいまでで、『超力戦隊オーレンジャー』から先は全然分からないという感じ。
『カクレンジャー』は、やはりニンジャブラック役ケイン・コスギさんの、あのたどたどしい日本語のインパクトが凄まじかった。おそらく私の世代はあの作品でケインさんの存在を知ったはずである。
・原点
変身して、悪者と戦って、巨大ロボにも乗るスーパー戦隊シリーズはすべての少年少女たちの憧れであり、間違いなく自分の人格形成に大きな影響を与えている。
私は仮面ライダーやウルトラマンにはあまりハマらなかったのだが、どういうわけか戦隊ヒーローだけは特別で、録画してもらった放送(もちろんVHS)を何度も何度も繰り返し見ていた。
そんなスーパー戦隊シリーズが終了すると聞いて、まるで自分の一部を失ったような気分に……と感傷的になったところで、ふと気付いてしまったのだ。
よくよく考えてみると、私はあれだけ好きだった『ライブマン』や『ターボレンジャー』や『ファイブマン』が、最後どうなったのかまったく知らないのである。
・衝撃の事実
そもそも彼らが何者で、何のために戦っているのかも知らないし、敵も敵で何を目的に毎回襲ってきているのかサッパリ分からない。
どういうきっかけで戦隊ヒーローになり、最終的にどう決着がついて終わったのだろう……? そこで改めて各作品のウィキペディアを読んでみることに。なになに? 『ライブマン』のあらすじは……。
「世界中の若き天才が集まる科学者育成学校科学アカデミア」
はいストップ。完全に初耳である。嘘だろ、『ライブマン』の舞台ってそんな設定だったのか。他の作品も同様で、知っていることの方がむしろ少なかった。
というより、たしかにこのストーリーは幼稚園児には理解できないだろうなと思った。メインキャラクターのほとんどが高卒以上という点も、冷静に考えるとかなり異様。『ファイブマン』なんて5人全員公務員だからな。
・でも大好きだった
にもかかわらず、私を含む多くの子供たちを魅了したのはとんでもない偉業としか言いようがない。勧善懲悪のカタルシス、共闘による高揚、そして巨大構造物に対するロマンを、私はスーパー戦隊シリーズから学んだ。
報道によれば、同シリーズは現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』をもって終了するという(複数媒体で「関係者によれば」とされており、公式確定ではない)。役目を終えるヒーローたちに、まずはお疲れ様と伝えたい。
参考リンク:ウィキペディア
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.