指物師「村山 伸一さん」の人生哲学を谷口キヨコが紐解く!【京都市東山区】
KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2024年8月10日(土)の放送では、指物師・村上 伸一さんに話を伺いました。
Profile:指物師・村山 伸一さん
今回ご紹介する村山 伸一さんは、京都市の京北エリアに工房を構える「村山木工」の代表。
指物の技術と組子の技術を合体させた「京組子」を生み出し照明や室内装飾などで注目を集めています。
父親は「和額」作りに従事する指物師です。高校生の時に友人に誘われてバンドの世界へ。その後インディーズバンドのドラマーとして全国ツアーを回り、音楽の世界で才能に限界を感じ始めていた20代後半に父が病に倒れ入院をすることとなり、実家の工房に戻りました。改めて指物の仕事に携わると楽しい仕事だと感じました。
1996年に京北に工房を構え独立し、雛人形の節句飾りを中心に仕事をしていました。しかし、雛飾りの需要は減少傾向になっていきました。
そんな時に友人から相談されたのが、東京のパレスホテルの結婚式の神殿の内装を組子で作ってほしいという依頼がありました。これまでにない経験だったが苦労しながらも1年半をかけ天井から壁面まですべて伝統的な木工装飾で飾ることに成功しました。
この仕事が評判を呼び、以来ホテルや飲食店の内装や建具、インテリアなど主に現代の商業施設を飾る仕事を増やしてきました。
【店舗詳細】
村山木工
住所:京都市右京区京北比賀江町亀ノ甲20
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年8月10日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。