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琵琶湖での小アユ釣りで10cm良型含み大漁【滋賀・西野放水路】シーズン開幕

TSURINEWS

西野放水路で釣れた小アユ(提供:週刊つりニュース中部版APC・千田哲也)

滋賀県の琵琶湖に小アユ釣りに出掛けた。ここ数カ月は思い通りの結果が出ないことばかりだった。2週間前にも長浜市の西野放水路に出掛けたがボウズだった。今回は前回大勢の釣り客がいて諦めた天野川へ向かった。

琵琶湖水系で小アユ釣り

5月前半のとある日の午前5時に天野川に到着。先行者が10人ほどおり、話を聞くとちらほら釣れているとのこと。早速ポイントを決めて準備を始める。サオ6.1mにパール付きの6本バリの小アユ仕掛け。オモリは1号。軽めのオモリを使って流す作戦だ。

釣れてくれと願いを込めて仕掛けを投げ込むが反応はない。1時間経過しても1匹も釣れない。朝から冷え込んだのが原因か。このままいても釣れるとは思えないため移動することにした。

釣り場に到着

長浜港に行ってみるが小アユ釣りの人が全くいない。前回釣れなかった長浜市の西野放水路の様子を見に行くと、明らかに前回より車の数が多い。バス目当ての人もいるので判断できないが、諦め半分でサオを出すことにした。

長いトンネルを歩いて釣り場へ向かう。時間は午前8時すぎ。日が昇り、水温も上がってきている。先行者は5人ほどおり、ちょうど対岸の人が小アユを釣り上げた。これは釣れるかもしれないと思い対岸まで歩いた。

移動先の西野放水路の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・千田哲也)

仕掛けを変更して対応

いざ実釣。隣の常連はポツポツと小アユを上げているが、こちらのサオには掛からない。天野川のときの仕掛けと道具をそのまま使用していたが、昨年来たときに「ここはパール仕掛けでは釣れない」と聞いたので、他の仕掛けに変更した。

すると今年初の小アユが釣れた。スランプから抜け出せたと思ったが、あとが続かない。やはりこの仕掛けも違うようだ。道具箱の中をのぞくが用意しておいたはずの仕掛けがない。車に置き忘れたようだ。片道10分の道のりを釣果のために歩くか、面倒だから釣れなくてもこのままか…。議論するまでもなく取りに戻る。チャンスを無駄にはできない。

チャンス到来で小アユが釣れ始める

イワシ用の3号6本バリ仕掛け。これが当たった。一番釣っていた隣の人たちが帰宅するようなので一声かけて移動する。仕掛け、エサ、場所がそろった。これで釣れない訳がなかった。

慣れるまでに少し時間がかかったが、コツをつかんでしまえば一投ごとに1匹は釣れる無双状態に突入。モロコなどの外道も釣れるが、今までの分を取り返す勢いで釣っていく。釣れるときに釣らないと! 10cmを超える良型も交じり、釣れると暴れるため引きも楽しかった。午後1時を過ぎると釣れなくなってきたので納竿した。

移動が正解!西野放水路(提供:週刊つりニュース中部版APC・千田哲也)

小アユはこれからが旬

プラン通りにいかなかったが、切り替えて移動したことが結果につながった。場所、仕掛け、エサ、狙う魚などを変えても、いい結果が出ればそれでいい。釣れなくても頑なに同じやり方にこだわるのもいいが、いろいろ変えてみるのもいいことだと思う。

これからシーズンの小アユ釣り。気軽に始められるので挑戦してみよう。小アユ釣りと一緒に琵琶湖の勉強すると、琵琶湖も小アユ釣りももっと楽しくなるし、もっと知りたくなると思う。

今シーズン初の小アユ(提供:週刊つりニュース中部版APC・千田哲也)

<週刊つりニュース中部版APC・千田哲也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年6月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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