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J-POP 女性シンガーが歌う【90年代のクリスマスソング】名曲ベスト5をプロが厳選!

Re:minder

1990年11月07日 辛島美登里のシングル「サイレント・イヴ」発売日

90年代のクリスマスソングをセレクト


1980年に発表されたユーミンの「恋人がサンタクロース」の影響で、クリスマスは恋人たちのイベントになったと言われていますが、あれから40年以上経った現在でも、オリジナルのクリスマスソングは増え続けています。今回はそんな数あるクリスマスソングの中で、『J-POP 女性シンガーが歌う【90年代のクリスマスソング】名曲ベスト5』というテーマで、90年代のクリスマスソングをセレクトさせていただきます。たいていのクリスマスソングは都会が舞台になっていますが、ほとんどのクリスマスソングの中に雪が降っているのは何故なんでしょう(笑)。都会にも雪を降らせないと、クリスマスソングはどこかしっくりこないのかもしれませんね。

木村拓哉がコーラスに参加!90年代のパーティーソングとして欠かせない1曲


第5位 「今夜はHearty Party」竹内まりや(1994年)

竹内まりやのクリスマスソングと言えば、ケンタッキーフライドチキンのCMソングとしておなじみの「すてきなホリデイ」ですが、この曲が発表されたのは2000年。その前に「今夜はHearty Party」も同CMソングとして起用されていたことを皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか。1995年、96年、99年に3年間もオンエアされていたんですよね。ここ20年以上「すてきなホリデイ」が流れているので、すっかりそのイメージがついています。カイリー・ミノーグなどを意識したユーロビート系のアレンジをモチーフにこの曲が制作されたそうですが、何と言っても歌詞内に登場する “キムタク” というワードが話題になりました。もちろんキムタクは木村拓哉のことですが、曲間の「ねぇ、パーティにおいでよ!」「パーティーやろうぜ」「元気出しなよ」「愛してるよ」の甘いささやきもキムタクの声です。さらに、木村拓哉は竹内まりや、山下達郎と共にコーラスでも参加し、そちらも話題になりました。オリコンのウィークリーチャートの3位を記録する大ヒットになったこの曲は90年代のパーティーソングとして欠かせない1曲です。

冬の定番ソングとして愛されているドリカムの名曲


第4位 「WINTER SONG」DREAMS COME TRUE(1994年)

90年代の音楽シーンについて語る時、ドリカムの存在をなくしては語れません。1993年に発売されたアルバム『The Swinging Star』は300万枚以上を売り上げる空前の大ヒットになりました。今回紹介する「WINTER SONG」は、1990年11月21日に発売された「雪のクリスマス」が原曲ですが、歌詞を英詞に変えレコーディングされ、1994年1月7日に発売されています。現在でも冬の定番ソングとして愛されているこの曲ですが、むしろ原曲の「雪のクリスマス」よりメジャーな存在になっているかもしれません。

冬の女王、広瀬香美が歌うミディアムバラード


第3位 「DEAR...again」広瀬香美(1996年)

90年代の “冬” と言えば広瀬香美の存在を忘れてはいけません。1993年12月1日に発売され大ヒットになった「ロマンスの神様」が200万枚に迫る大ヒットになりましたが、スキー用品で有名なアルペンの CMソングに起用されました。このヒットがきっかけとなり、その後、10年間広瀬香美が毎年アルペンのCMソングに起用され「冬の女王」の異名をとるようになったのです。今回セレクトした「DEAR...again」もアルペンのCMソングですが、もともと1993年のアルバム『SUCCESS STORY』に収録されていた「Dear」が原曲。歌詞が大幅に替えられ、シングル用にアレンジされたミディアムバラード。遠距離恋愛をしている、恋人たちの心境が描かれた切ない1曲です。

フュージョン風でかなりオシャレな森高千里のクリスマスソング


第2位 「ジン ジン ジングルベル」森高千里(1995年)

90年代の森高千里は、アイドルでもありアーティストでもあるという新しいジャンルを確立しましたが、そんな森高千里にもクリスマスソングがあります。この曲はサントリーアイス・ジンのCMで流れていた「GIN GIN GIN」という曲のクリスマスバージョンとして制作された、かなりシャレの効いた1曲です(お酒のGINと、JINGLEのJINをかけてます)。この曲は、作詞だけでなく、作曲も森高千里が手がけていますが、高橋論一のアレンジにも注目して欲しい1曲です。特に間奏のキーボードのソロがフュージョン風でかなりオシャレ!是非、改めて聴いてみて下さい。

ドラマ「クリスマス・イヴ」の主題歌、90年代の新しい女性像が垣間見える1曲


第1位 「サイレント・イヴ」辛島美登里(1990)

90年代に発表されたクリスマスソングの中で、多くの人たちに知られている曲の1曲に辛島美登里の「サイレント・イヴ」があります。仙道敦子と吉田栄作が主演をつとめたドラマ『クリスマス・イヴ』の主題歌として起用された曲です。まだバブル崩壊前なので、とにかく彼氏とクリスマスを過ごすことに命を懸けた主人公の心情を描いたドラマで、今考えると随分平和な世の中だったということがわかります(笑)。それほどクリスマスは重要な行事だったんですよね。しかし、曲の方は結構シリアスな内容で、独りで過ごすクリスマスの心情が描かれています。ところが、恋人と別れてさめざめと泣いてるわけではなく「さよならを決めたのは決してあなたのためじゃない」のフレーズで、自立した女性が主人公ということがわかります。さらに「 “ともだち” っていうルールは とても難しいゲームね」の部分には「男女の友情は成立するのか!」的な永遠のテーマも盛り込まれているのです。実は哀しいクリスマスソングにも思える「サイレント・イヴ」は、90年代の新しい女性像が垣間見える1曲でもあるのです。

ということで『J-POP 女性シンガーが歌う【90年代のクリスマスソング】名曲ベスト5をプロが厳選!』をセレクトさせていただきましたが、みなさまいかがだったでしょうか。

現在、Spotify内に『Female Christmas』というプレイリストを公開しているのですが、このプレイリストにはソロの女性アーティストのクリスマスソングが100曲収録されています。この100曲は日々変動していて、その時の気分でプレイリストを組み替えていますが、オリジナルのクリスマスソングのみをセレクトしていることがポイントです。今回セレクトした5曲以外のおすすめ、「Mr.SANTA CLAUS〜Present〜/杏里」「HOLY NIGHT TONIGHT/上田知華」「Holy Snow/西脇唯」「THE CHRISTMAS SONG/竹内まりや」などもセレクトしています。よろしければ、是非チェックしてみて下さい。それでは、みなさま良いクリスマスをお迎えくださいね。

▶︎Female Christmas
https://open.spotify.com/playlist/6dxp3JhteoxDLxldJ4CrLM?si=9c8a7dff8c5d4e55

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