綾瀬市 多世代が楽しめる祭典に 「ねんりんピック」の競技会場に〈海老名市・座間市・綾瀬市〉
高齢者を対象にしたスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が今年11月に神奈川県で開催され、県内26市町で競技が行われる。ターゲット・バードゴルフが行われる綾瀬市では、会場内で名産品の販売をするなど子どもから大人まで楽しめるイベントの企画を進めている。
全国健康福祉祭(愛称・ねんりんピック)は、主に60歳以上を対象としたスポーツや文化種目の交流大会などを通じ、健康保持や社会参加を図ることを目的とした祭典で、1988年から毎年開催されている。会場は各都道府県の持ち回りで、全国から選抜選手が一堂に会する。
神奈川県では2021年度に開催を予定していた。しかし新型コロナの影響で1年延期となり、今年11月12日(土)から15日(火)の4日間の日程で開催が決まった。期間中、県内26市町で32種目が行われ、綾瀬市では、13日(日)と14日(月)に綾瀬スポーツ公園でターゲット・バードゴルフを開催する。
ターゲット・バードゴルフは羽根つきの合成樹脂ボールを一般ゴルフ用クラブで、傘を逆さまにしたような形のホールを目がけてボールを打つ日本発祥のスポーツ。動作やルールはゴルフと同じだが、ボールを高く打つ技術が要求される。
綾瀬市のねんりんピック事務局では、競技開催に合わせて多世代が楽しめるイベントを会場で企画。特産品の販売のほか、スポーツ体験も予定している。市担当者は「全国から綾瀬に競技者が集まる。誰でも楽しめるお祭りのような企画を実施したい」と話した。
海老名市では海老名運動公園でラグビー、座間市ではウォークラリーが開催される。