Yahoo! JAPAN

【丹波ワイン】秋の丹波で“食べて・飲んで”満喫!新酒と旬の味覚に出会う旅

デジスタイル京都

こんにちは、道の駅で野菜や漬物や花を買うのが好きになってきたことに年齢を感じてしまうデジスタイル京都スタッフのタムラです。

紅葉が美しく色づく丹波の里。
11月は、ワイン好きにとって特別な季節です。
京都・丹波の老舗ワイナリー「丹波ワイン」では、今年の新酒が登場。地元の食材とともに楽しむ贅沢な時間を求めて、ワイナリーを訪ねました。

ワインはもっとカジュアルに

「ワインって作法があって敷居が高いと思われがち。でも、もっと気軽に、日常の食事と合わせてほしいんです」
そう語るのは、併設したレストラン「du Tamba」のシェフも務める木戸マネージャー。
丹波ワインが目指すのは、肩肘張らないワイン。
初めての方におすすめなのが「てぐみ」、酸化防止剤不使用でナチュラル志向の方にもぴったり。ビール感覚で楽しめる微発泡ワインで、デラウェア100%のやさしい味わいが魅力です。
和紙のラベルには泡をイメージしたイラスト、封緘シールには柄杓と泡のモチーフ。細部まで日本らしい繊細なデザインに心が躍ります。

醸造家 内貴さんの挑戦

内貴さんは大学で醸造を学び、丹波ワインに入社して約30年。
「ここ丹波は決してワイン造りに適した土地とは言えません。だからこそ、どんな品種が合うのか、常に試行錯誤しています」
恵まれた産地ならスムーズにワインができる。しかし丹波では、醸造過程で知恵と工夫が求められる――その言葉に、内貴さんの仕事の重みを感じます。
取材中、苦労を笑い飛ばす陽気な表情が印象的でしたが、ワインの話になると鋭いまなざしに変わり、妥協を許さない職人の意志が垣間見えました。
「この土地で生まれた味を届けたい」――その情熱が、丹波ワインの奥深さを支えていると思いました。

レストランで味わう、丹波の秋

ワイナリー併設のレストランでは、木戸シェフが手掛ける丹波の食材を使った料理が楽しめます。
今回いただいたのは「濃厚!赤ワイン香る京丹波ポーク赤ワイン煮込み」
地元産ポークをじっくり煮込み、赤ワインの深い香りをまとわせた一皿は、肉の旨みとワインの酸味が絶妙に絡み合います。

この料理に合わせたのは、フルボディーの赤ワイン「タナ」
強いタンニンとスパイスのニュアンスが、ポークの脂と甘みを引き締め、後味に心地よい余韻を残します。
「料理の味を後ろから押してくれる存在」――木戸さんの言葉どおり、ワインが料理を引き立てるペアリングに感動しました。

「タナ」は海外ワインに慣れた方にもぜひ試してほしい一本。「国産ワインはライトな味」というイメージを覆す、幅広いラインナップにも感動しました。

今年の新酒、もう飲んだ?

試飲した「丹波ワインヌーボー2025」は、白は低温でじっくり発酵でアルコール度数9%。
赤はアルコール度数10%、マスカット・ベーリーA主体で軽やかな飲み口。白はデラウェアで爽やかな香りが特徴。一般的にワインに合わないと言われる生魚などの魚介とも好相性です。
さらに「てぐみ」の白は、無濾過でほんのり濁り、やさしい泡と複雑な柑橘系の香りが印象的。
日本酒のような口当たりで、和食とのペアリングにもおすすめ。

ワイナリーショップで見逃せないもの

ショップにはオンラインでは買えない限定ワインや、ワインに合う食材、須知高校 食品科学科の学生が作った熟成モッツァレラも並び、お買い物に夢中になってしまいます。
ワイン選びに迷ったら、ワインに詳しいスタッフさんが相談にのってくれるので、お気に入りが見つかるはず。

11月は新酒解禁!訪れるなら今

11月14日に赤ワインのヌーボーが販売開始。下旬には新酒が出そろい、年末年始のワイン選びにもぴったり。

ワイナリーでは、ぶどう畑から醸造施設までを見学できるツアーが開催されています。
タンクや樽を目にし、発酵の香りを感じると、グラスに注がれたワインの背景が鮮やかに浮かび上がります。

「造り手の想いと工程を知ることで、飲む人の心に物語が宿り、味わいが一層豊かになる」
――丹波ワインで秋の味覚を堪能しに行きませんか?

醸造家の内貴さん(左)とストラン「du Tamba」のシェフも務める木戸マネージャー(右)

■スポット情報
店舗名:丹波ワイン
住所:京都府船井郡京丹波町豊田千原83
電話番号:0771-82-2003
営業時間:■レストランduTamba
営業日:金・土・日・祝日
年末年始は休
※ランチのコース料理、貸切も承ります。

■ワイナリーツアー
土日祝日:10:30〜、14:00〜
※要予約。ぶどう畑や醸造施設の見学、試飲体験が楽しめます。
※各定員10名様までとさせていただいております。

■ワインショップ
営業時間:10:00-17:00
定休日:木
※1~2月は毎週火・水・木休
※9~12月は無休
交通:JR園部駅から中京交通バスで約30分、丹波高原下車徒歩約15分
京都縦貫道丹波ICから国道9号線を福知山方面へ約5分

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 世界的に迫り来る「プロテイン・クライシス」とは?

    文化放送
  2. もっと早く知りたかった!手入れが楽なショートヘア〜2025年初冬〜

    4MEEE
  3. 渋谷のアイドルサーキット『IDORISE!! FESTIVAL 2026』第6弾出演者としてSUPER☆GiRLS、わーすたを発表

    SPICE
  4. 銀座コージーコーナーの「Wシュー」が50%増量|3日間限定のブラックフライデー企画を見逃さないで。

    東京バーゲンマニア
  5. 「静岡パルコ」が2027年1月で営業終了 契約満了で18年の歴史に幕、約10億円を特損計上へ

    セブツー
  6. 着物姿のサンリオキャラが登場 ハーモニーランド年末年始イベントはなまるおばけも初登場

    あとなびマガジン
  7. 小倉の夜が華やかに「コクラBEAT」開幕 イルミネーション&クリスマスマーケット【北九州市小倉北区】

    北九州ノコト
  8. 平井大、New EP『LALALA (Baby it takes two)』がリリース!リリックビデオも今夜公開決定!

    WWSチャンネル
  9. 腹巻きを巻いてごろん、マイクロブタの“天使の寝姿”がXで1.9万いいね「愛くるしい」

    おたくま経済新聞
  10. 京成電鉄の2025_26年末年始ダイヤは? 大晦日の終夜運転に正月三が日の列車増発、初詣に便利な「成田山開運号」を臨時運行

    鉄道チャンネル