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【県警とは初の協定締結】移動スーパー「とくし丸」で販売とともに防犯活動、新発田警察署とウオロクが協定締結

にいがた経済新聞

左から 新発田署の渡辺寿智署長 ウオロクの原恒栄常務取締役

新発田警察署と株式会社ウオロク(新潟市中央区)は12月21日、新発田警察署において「地域の安全安心に関する協定」の締結式を開催し、協定書を取り交わした。

新潟県警とウオロクの協定締結は今回が初。同社が保有する移動販売車「とくし丸」は現在、新潟県内で10台稼働しており、そのうち6台が新発田署管内(新発田市・胎内市・聖籠町)で稼働しているという。

今回の協定により今後「とくし丸」では、新発田署から提供された防犯・交通事故防止広報用のチラシなどの配布や、子どもや高齢者などの見守り活動などを実施していくという。

協定書にサインしたウオロクの本田伸一代表取締役社長の代理として出席したウオロクの原恒栄常務取締役は本田社長からの言葉を代読し、「(今回の協定は)当社が標榜する地域社会貢献活動に合致する。移動スーパー『とくし丸』は、小型トラックで決まったコースを週に2回巡回している。400品目1200点を積み込んで、お買い物にお困りの皆様を訪問している。こうした販売活動とともに、地域の児童や高齢者の見守りやチラシなどの配布を手伝わせていただきたいと思う」と代弁した。

一方、新発田署の渡辺寿智署長は、「当署管内にある新発田市、胎内市、聖籠町において、7店舗を運営されており、移動販売業務で実績のあるウオロク様から協力頂けますことは、本当に頼もしく、その成果に大いに期待している」と語った。

移動スーパー「とくし丸」2号車 (2021年撮影)

式典終了後、参加したウオロクの佐藤嘉貴取締役に今回の協定についての話を聞くと、「私どもは地域の方々に支えられて商売をさせて頂いている。地域への貢献というものをベースとして考えている。そういったことから、今回の協定も喜んで結ばせて頂いた」と話した。

新発田署の渡辺署長にも話を聞くと「(ウオロクのとくし丸と従業員は)地域の方と密接に交流する。たまに行く警察官が特殊詐欺に対する啓発をするより、効果が高いと思っている。『販売をしている、あの人が言うのだから気をつけよう』というようなメンタリティになってくれたらいいなと思う。特にご高齢の方に親しい人から言われる効果を期待したい」と語った。

今後、移動スーパー「とくし丸」は、地域の人々の生活基盤を支えるとともに、地域の安心の基盤を支えていく。

式典の参加者による記念撮影

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