秋アニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』アルフレイム役・細谷佳正さんインタビュー「推しポイントは、どれだけボコボコにされても、全くポジティブさを失うことのないアルフレイムのキャラクター性」【連載11】
シリーズ累計187万部(漫画、電子含む)を突破するファンタジー小説『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』がTVアニメ化。2025年10月3日よりTOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ・MBS・CTV・AT-Xほかにて放送中です。
本作は、“武闘派公爵令嬢”スカーレットによる痛快ファンタジー。第10話では、魔物の侵攻と周辺国からの宣戦布告により危機的状態に陥いったパリスタン王国が、アルフレイムと手を結ぶことに。その後、スカーレットは魔物と対峙し、オークロードをボディブローでK.O.しました。
アニメイトタイムズでは、本作の見どころをキャスト・スタッフに聞くインタビュー連載を実施! 連載第11回目は、アルフレイム役・細谷佳正さんに、本作の印象や今後の見どころについて語ってもらいました。
【写真】秋アニメ『さいひと』アルフレイム役・細谷佳正インタビュー「推しポイントは、どれだけボコボコにされても、全くポジティブさを失うことのないアルフレイムのキャラクター性」
可能な限りのびのびと楽しんでやる方がアルフレイムのようなキャラクターの場合は良い
──原作・シナリオを読んだときの感想を教えてください
アルフレイム役・細谷佳正さん(以下、細谷):キャラクターデザインが綺麗な作品だと感じて、シナリオを読んだときは楽しそうだなと感じました。
──演じるアルフレイムの紹介と併せて、魅力に感じている点を教えてください。
細谷:アルフレイムは、自信家でポジティブで元気なキャラクターで、小学校とかにいたら人気者になってモテそうなところが、視聴者のみなさんには魅力的に感じていただけるのではないかな?と思いました。
──アルフレイムを演じるうえで意識している点はありますか? どんなディレクションがあったのかを含めてお話いただければと思います。
細谷:収録時に意識したことは、ディレクターブースにいらっしゃった監督やスタッフのみなさんの存在でした。最初にアルフレイムが登場する回では、通常よりも注意深くディレクションが入ります。キャラクターの印象をそこで作る必要がある大事な時間だからです。
演者自身が生理的な無理をせず、可能な限りのびのびと楽しんでやる方がアルフレイムのようなキャラクターの場合は良いのですが、細かくセリフのニュアンスを修正したり、クリエイターのみなさんの理想像に近づけようとする動きが初登場回は必ず生まれるので、如何にして自分が生理的に無理がない状態で作ってきたものを、スタッフのみなさんに受け入れていただくかというのは、そこはかとなく考えていました。
スタッフのみなさんには、それぞれアルフレイムの理想像がありますし、それを望まれています。僕も都度やりたい事があるので、それをスタッフのみなさんに安心して貰えるように努めていたと思います。
アルフレイムが気持ちよくスカーレットに殴られる様子が、スカッとして面白い
──作品の中心人物であるスカーレットとジュリアスにはどのような印象をお持ちですか?
細谷:スカーレットに対してはフィジカルの強さが前に出てはいますが、メンタル面が面白く"戦い方を知っている"キャラクターという印象です。ジュリアスは、プライドを感じるキャラクターという印象です。
──本作のなかで細谷さんが印象深いキャラクターを教えてください。
細谷:アルフレイムが乗っていたドラゴン。印象深い感じではないんですが、妙に覚えているので(笑)。
──スカーレット役の瀬戸麻沙美さんやジュリアス役の加藤渉さんが、細谷さんが加わったことでアフレコ現場の雰囲気がまたひとつ変わったとおっしゃっていました。細谷さんご自身はアフレコ現場の雰囲気をどう感じていましたか? 作品の出演者・スタッフの方との会話で思い出に残っていることなどあれば、併せて教えてください。
細谷:出来上がってきたスタジオの空気の中に、途中から新入りが入って行ったので、『転校生がいる』じゃないですけど、それ以前とは多少雰囲気が変わったと感じさせてしまったのかも知れません。スタジオ内は『静かだな〜』と感じていました。若い人たちに少し緊張感があるような、静かな現場でした。
──悪逆な者たちをスカーレットが鉄拳制裁する様がスカッとする本作。細谷さんは、どんな瞬間にスカッとしますか?
細谷:予定通りに物事が進んだときは、気持ちがいいです。
──第11話の見どころを教えてください!
細谷:絵も綺麗で、音楽も効果的で、スタッフ・キャストのみなさんも素晴らしいし、監督も情熱的に作っていらっしゃるので、第11話の見どころは全部です。
──最後に、細谷さんが思うアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』の推しポイントを語っていただければと思います!
細谷:推しポイントは、どれだけボコボコにされても、全くポジティブさを失うことのないアルフレイムのキャラクター性です。アルフレイムが気持ちよくスカーレットに殴られる様子が、スカッとして面白いと思います。注目して頂けたら幸いです。
(文 M.TOKU)