マルゴデリさんすて倉敷店 〜 人気のジューススタンドがリニューアル。落ち着いたカフェスペースでゆったりとした時間を/倉敷市
白桃やぶどうなど、全国に誇る果物の産地、岡山。
岡山の恵みを気軽に味わえるのが、フレッシュジューススタンド「マルゴデリ」です。
そして、岡山県内外に店舗を構えるマルゴデリの8号店として、2015年4月にオープンしたのが「マルゴデリさんすて倉敷店」です。
長年テイクアウトがメインのお店として親しまれてきましたが、2026年3月に大規模なリニューアルを実施。新たにカフェスペースが設けられ、ゆっくりと過ごせる店舗へと生まれ変わりました。
果物のおいしさを伝えるだけでなく、人と人とをつなぐ場所として新たな歩みを始めているマルゴデリさんすて倉敷店を取材しました。
マルゴデリさんすて倉敷店の概要
JR倉敷駅直結の「さんすて倉敷」内にある「マルゴデリさんすて倉敷店」は、オープン以来、手軽にフレッシュなジュースが楽しめるお店として親しまれています。
駅を利用する観光客や通勤・通学客だけでなく、長年通い続ける常連客も多い倉敷の街に欠かせないジューススタンドです。
2026年3月に大規模なリニューアルを実施し、ゆっくりと時間を過ごせるカフェスペースが新しく設けられました。
店内の様子
店内にはテーブル席、一人席、テラス席があり、光が差し込む落ち着いた空間には、センス良く選ばれたインテリアが並びます。
マルゴデリさんすて倉敷店は、マルゴデリ他店舗の明るく活気のある雰囲気と少し異なり、落ち着いた空気感を大切にしています。
店内の空間作りは店長の守安舞(もりやす まい)さんに任されていて、守安さん自身の好みも取り入れながら、楽しんでインテリアを選んでいるそうです。
マルゴデリさんすて倉敷店のメニュー
マルゴデリの主役は、新鮮な果物そのもののおいしさを味わえるフレッシュジュースです。
ジュースに加えてスイーツもスタート
マルゴデリさんすて倉敷店では、全店舗共通の定番メニューに加え、店長とつながりのある農家から届いた果物を使ったジュースが登場することもあります。
また、2026年のリニューアルを機に、店内で楽しめるスイーツメニューもスタートしました。季節の果物を使ったタルトやムース、ミニパフェなどが味わえるほか、レジ前にはFLOURS BAKE LINE(フラワーズ・ベイク・ライン)の焼き菓子も並びます。
チーズケーキやブラウニーのほか、季節の果物を使ったミニパフェやムースなどが並びます。
取材時は、スイカのジュースとチョコバナナのミニパフェを食べました。
スイカのジュースはまるでスイカをかじったかのようなフレッシュさで、自然な甘みが口いっぱいに広がります。
チョコバナナのミニパフェは、チョコアイスやコーヒーゼリーなどさまざまな食感が一つのグラスに盛り込まれていて、最後のひと口まで楽しめます。
カフェスペースができたことで、定番のフレッシュジュースだけでなくスイーツも楽しめるようになったマルゴデリさんすて倉敷店。
店長の守安舞さんにカフェスペースのこだわりやメニューのおすすめポイントを聞きました。
店長・守安舞さんにインタビュー
マルゴデリさんすて倉敷店の店長、守安舞(もりやす まい)さんに、リニューアル後にできたカフェスペースのこだわりや、メニューのおすすめポイントを聞きました。
リニューアルについて
──リニューアルのきっかけを教えてください。
守安(敬称略):
オープン当初から、いつかはお客さまにゆっくり座って飲んでいただける席を作りたいと思っていました。
これまではレジ前に3席ほどしかなくて、ほぼテイクアウト専門のような状態だったんです。そのような時に隣の区画が空くことになって、さんすてさんからお声がけいただいたのがきっかけでした。
──カフェスペースのこだわりを教えてください。
守安:
コンセプトは「自分の部屋のように落ち着ける空間」です。
店内の家具は私が一つ一つ選びましたし、実は自宅で使っていた机なども置いています。照明のランプや小物も、家で使っていたものが多いんですよ。
駅ナカではありますが、少し奥まった場所にあるので、知る人ぞ知る穴場みたいな感覚でゆっくり過ごしていただけたらうれしいです。
素材の味を楽しんでほしい
──ジュース作りで大切にしていることはなんですか?
守安:
やっぱり「素材そのものを味わってもらうこと」です。
果物がたっぷり入っていて、シンプルだけど体にすっと染みわたるような、素直においしいと感じてもらえる味を目指しています。
──新しく始まったスイーツにも、フルーツが使われていますね。
守安:
スイーツも、しぼりたての果汁を使うなど、果物が主役になるようなものを意識しています。
元々お菓子作りが好きで個人で販売をしていたこともあるので、スイーツ作りは楽しみながらやっています。しかしプロのパティシエではないので背伸びはせず、「お客さまはどんなものを求めているのかな」と考えながら、少しずつ始めているところです。
農家さんへの感謝
──農家とのつながりも深いそうですね。
守安:
桃の季節には、私自身が農家さんのところへ直接受け取りに行っています。
高齢のご夫婦が営む農園で、廃棄されそうな果物を活用させてもらうこともあります。
幼なじみが育てているメロンや、つながりがある農家さんが持ってきてくださるフルーツなど、地域の恵みをどう形にするか考えるのも楽しみの一つです。
お客さまに喜んでいただけるジュースを提供する上で、果物を育ててくださる農家さんへの感謝は欠かせません。
スペースを活用したイベント
──サイレントブッククラブというイベントを開催していると聞きました。
守安:
出版社に勤めている兄の勧めで、2026年3月から始めました。
好きな本を持ち寄って、ただ静かに読書を楽しむイベントで、実は世界中で展開されているイベントなんです。当店は開催場所の一つになっています。
毎回すぐに定員が埋まるほど好評で、本好きな方同士の交流も生まれています。
──倉敷アフタヌーンティーにも参加されたそうですね。
守安:
今回が初めての参加で、2026年7月1日から9月30日まで、果物を使った特別なスイーツセットを楽しんでいただけます。
私はパティシエではないので試行錯誤の連続ですが、FLOURS BAKE LINEさんのお菓子や、白桃や足守メロンなど、皆さんが丁寧に作ったおいしいものを詰め込んでいます。
ポジティブな循環が生まれる場にしたい
──今後どのようなお店にしていきたいですか?
守安:
ここが、人と人、人と地域をつなぐ場所になればと思っています。
お客さまにはドリンクやスイーツでほっとひと息ついていただき、生産者さんには「おいしかった」という声が届く。その声がまた次のものづくりへの力になる。
そのようなポジティブな循環が広がっていったらうれしいですね。
お子さん連れのお客さまも多いので、親から子へ、そしてその子が親になり、また次の世代へとつながっていく。そんな景色を思い描いています。
せっかくカフェスペースもできたので、この場所をきっかけに新たな交流が生まれ、世界が少しずつ広がっていく場にもしたいです。ギャラリーとして作品を展示したり、誰かとコラボレーションしてランチイベントを開いたりと、アイデアはさまざまです。
私自身が何かを主導するというより、求められることに寄り添いながら、皆さんの活動をそっと支え、見守る存在でありたいと思っています。
──読者へメッセージをお願いします。
守安:
お客さまからいただく「ジュースを飲んで生き返りました」という言葉が、毎日の励みになっています。おいしいと言っていただけることで、むしろ私の方が元気をもらっているんです。
これからも、皆さんにほっとしていただける一杯を届けていきたいと思っています。
おわりに
リニューアルしたカフェスペースには、果物のおいしさだけでなく、人と人がゆるやかにつながる心地よい空間が広がっています。
岡山の恵みを味わいながら、ぜひゆったりとした時間を過ごしてみてください。