【Q1決算】デンカ(東京都)、半導体・電子部品向けの需要回復と樹脂製品の販売好調により増収へ
デンカビッグスワンスタジアム
デンカ株式会社(東京都)は8月7日、2025年3月期第1四半期決算短信(連結)を発表した。
売上高は952億2700万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は47億1700万円(同68.7%増)、経常利益は36億1200万円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億5000万円(同2.0%減)となった。
当第1四半期連結累計期間の業績は、電子・先端製品の販売数量増加や、原燃料価格の上昇に応じた販売価格改定および円安による手取り増があり、売上高は952億2700万円と前年同期に比べ73億9800万円(8.4%)の増収となった。
電子・先端プロダクツ部門において、球状アルミナ、球状シリカ、および高機能フィルムは、半導体・電子部品向けの需要が緩やかに回復し増収となった。一方、電子回路基板は販売数量が前年を下回り減収。
ライフイノベーション部門ではインフルエンザの流行が続いたことから、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの同時診断キットの販売数量が増加した。
ポリマーソリューション部門において、スチレンモノマーの販売数量が前年を下回り減収となったものの、概ね平年並みか増収・増益となった。
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