人気台湾ベーカリー降臨!神戸で発信する世界のパン 板宿「Bakery K-Port(ケーポート)」の人気ベスト5をいただきました 神戸市
神戸市長田区に美味しいパン屋さんができたと聞き、早速行ってきました。「Bakery K-Port(ケーポート)」は板宿駅と西代駅のほぼ中間にある可愛い外観のお店です。
天然バターと国産の小麦にこだわった同店は、3月27日のグランドオープンから1か月以上が過ぎた今でも、オープンの10時には、ほぼ毎日行列ができているそうで、既に地元で人気店の様子です。
オーナーの黄(ファン)さんは、台湾の大学を卒業後、5年間働くも2007年に来日し日本語を勉強。2009年には関西学院大学商学研究科に入学し企業経営を学んだそう。卒業後はここ神戸でベーカリーを開こうと考え、台湾と上海で既に5店舗を運営してる友人の呉(ウ―)さんと一緒に同店をオープンさせました。
奥には広い厨房があり、大きなオープンから取り出されたパンはすぐさま店頭に出されます。
何にしようかと悩んでいると入口の黒板にある”人気ランキング”を発見!この5つをいただくはずが、なんと2位の「イタリアクロワッサン」はもう売り切れとのこと。オープンから1時間でこの状態なので、開店時に来店するお客さんが多いことに納得。
白い文字で書かれているウィットに富んだ言葉が目を引く袋に入れてくれたパンがこちら。売り切れだった人気2位の「イタリアクロワッサン」の替わりに台湾風クロワッサンを勧めてもらいました。
「爆弾パン」は今台湾でトレンドの人気パン。表面はメロンパンのようなクッキー生地で、中は砂糖とミルクパウダーをミックスしたペーストが入っており、ミルキーな甘さにチーズのような香りも感じられます。
シナモン好きを満足させたいという「シナモンロール」は、多めのシナモンがたっぷり使われ、濃厚なNYチーズクリームとの調和も楽しい。
「ルオソン(ロシア)パン」は、表面に塗られた蜂蜜の甘さにバターもしっかり香ります。ギュッとつまった中身は食べ応えがある反面、程よい柔らかさとくちどけの良さも感じます。
本場ドイツで学んだ本格的な「プレッツェル」は小麦粉がもつ風味と塩味が魅力。雑穀が食感の良さを引き立て、ビールにも合いそう。
「台湾風クロワッサン」は、まだ台湾が今ほど豊かではない時代に作られていたパンで、姿はクロワッサンに似ているものの味は全く違い、例えるなら表面をカリッと焼き上げたロールパンのよう。ほんのりと甘く、黄さんや呉さんにとっては優しく懐かしい味なのだとか。
「神戸は京都と1、2を争うパン消費量の多い地域。台湾を含めいろんな国の世界のパンも知ってもらうため、”神戸でパンの世界を楽しもう”と発信していきたい」と話す黄さん。呉シェフは今でも研修のため世界中を飛び回っており、今年はイタリアとフランスを予定しているとか。
なお、1000円以上購入し「KissPRESS見たよ」と伝えると180円のパンを1つサービスしてくれるそう。6月8日までなので是非足を運んでみて。
場所
Bakery K-Port
(神戸市長田区御屋敷通6-3-12)
営業時間
10:00~18:00(売切次第終了)
定休日
日曜、月曜、火曜日
TEL
078-600-9616