平塚市 災害時の生活水に 東電グループ会社と協定
平塚市は6月27日、東京電力パワーグリッド株式会社平塚支社(追分)と「災害時における湘南変電所碍子洗浄用タンクの給水利用等に関する協定」を締結した。同日市役所で行われた締結式で落合克宏市長と山口剛平塚支社長が協定書を交わした。
協定は災害時に、同変電所のタンク内にある計1200t分の水を生活用水として提供するもので、同社グループでは初の締結。タンク内の水は通常、電線を支柱などに絶縁固定するための器具、「碍子」を洗浄するために利用されている。
山口平塚支社長は「電気以外でも防災に協力できることはうれしい」と話し、落合市長は「この協定によって平塚の災害対策がさらに強化された」と話した。