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職場で「ちょっと無理です」は避けるべき!正しい伝え方とは?【頭がいい人の敬語の使い方】

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職場で「ちょっと無理です」は避けるべき!正しい伝え方とは?【頭がいい人の敬語の使い方】

「ちょっと無理です」は職場では通用しない

仕事では、上司から与えられた指示を確実にクリアすることが大切です。しかし、現実にはクリアするのが難しい状況も出てきます。

期日を決めて企画書の提出を指示され、それに取りかかってみたところ、当初考えていた以上にたくさんの資料を読み込まなければならないことがわかった場合などです。期日には間に合いそうもありません。上司にその現状を早急に報告しなければいけない場面です。

「課長、企画書ですが、期日までの提出はちょっと無理みたいなんですが・・・・・・」

期日に間に合わないことを伝えるのに「ちょっと無理」は考えもの。上司への報告になっていません。さらに「みたい」という曖昧表現もいただけません。よく、

「先方はもう1つ別の案を出してほしいみたいですが・・・・・・」

といった言い方をしますが、先方が別の案の提出を要求しているのか、していないのかははっきりしているはずですから、「みたい」は使わず、

「先方はもう1つ別の案を出してほしいとのことです」

といったほうが、ずつとすっきりしています。「~みたい」はビジネスシーンではほとんど余計語といっていいでしょう。

さて、報告に戻りましょう。「ちょっと無理」が通用しないのは、この言い方では上司がすぐに次の指示を与えられないからです。能力的に無理なのか、期日がきついのか、あるいはほかに理由があるのか。報告では、それを伝える必要があります。

「課長、企画書ですが、提出の期日を2日間延長していただけないでしょうか?」

これなら、上司は「それでかまわないから続けてくれ」とか「期日は延ばせないから、協力するスタッフをつけよう」といったように具体的な指示が出せます。

また、上司に相談する場合は、こんな言い方が望ましいでしょう。

「企画書ですが、期日までの提出は時間的に厳しい状況です。何かアドバイスをいただきたいのですが・・・・・(いただけませんでしょうか?)」

きちんと提出ができない理由を「時間的に厳しい」と示していますから、上司も的確なアドバイスができるというわけです。

【出典】『頭がいい人の敬語の使い方』著:本郷陽二

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