Yahoo! JAPAN

スミソニアン航空宇宙博物館、ボーイング製の無人大型eVTOL機を収蔵。スター・ウォーズX-wing装備のまま展示

DRONE

米スミソニアン航空宇宙博物館は、ボーイングCV2カーゴ・エア・ビークル(CAV)をコレクションに迎えた

このCAVは、米国で商業運航を支援するために飛行した初の遠隔操縦式大型eVTOL(電動垂直離着陸)機である。この飛行のために、ボーイングはウォルト・ディズニー・イマジニアリング・リサーチ&デベロップメント社と提携し、フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドのアトラクション「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のオープニングイベント用に、2機のCAVにX-wingの「ボディシェル」を搭載した。

このテーマのCAVは、ボーイング社とウォルト・ディズニー・イマジニアリング・リサーチ&ディベロップメント社から贈られたもので、バージニア州シャンティリーにある同博物館のスティーブン・F・ウドバー・ヘイジー・センターに展示される。

博物館の航空キュレーター、ロジャー・コナー氏は次のようにコメントしている。

コナー氏:軽量の配達ドローンが全米の多くの場所でテストされている一方で、軍用および商業用のより重い垂直離着陸貨物ドローンの開発は、自律型航空機開発の最も有望な分野の一つです。

この例では、ウォルト・ディズニー・ワールドで使用されたスター・ウォーズのX-wingシェルを運んでいた。

2017年、ボーイングは225kg(500ポンド)の貨物を運ぶために設計された全電気式無人CAVの開発を開始した。同社は、バッテリー、電気推進力、自律飛行の進歩を適用する機会と課題を理解するためのテストベッドとしてそれらを使用した。2019年12月、ボーイングがウォルト・ディズニー社と提携した際、2機のX-wingを装着したCAVをウォルト・ディズニー・ワールドのイベント上空に飛行させた。紫外線スポットライトがドローンを照らし、X-wingのフレームだけが見えるようにした。

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのシニアクリエイティブエグゼクティブであるスコット・トローブリッジ氏は、次のようにコメントしている。

トローブリッジ氏:ディズニー・イマジニアリングとして、私たちはストーリーを重視した体験のために、新しく登場したテクノロジーを活用しています。新アトラクションのオープニングで、スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジの上空に"本物の"X-wingを登場させた我々の仕事は、壮観であっただけでなく、没入型のスター・ウォーズ体験に生命が吹き込まれた瞬間を象徴するものでした。

X-wing CAVは翼幅20.2フィート、128キロワットのダイレクトドライブ電気モーターを搭載している。5月3日より、同博物館のウドバー・ヘイジー・センターで垂直飛行コレクションとともに展示される。

スミソニアン航空宇宙博物館

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 胃弱と文学とチャーハンの関係は? (英文学者・阿部公彦)【あの人のチャーハン】

    NHK出版デジタルマガジン
  2. 井上尚弥はPFP1位“防衛”?ウシクがフューリーに判定勝ちでヘビー級史上初の4団体統一

    SPAIA
  3. 解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面

    TSURINEWS
  4. 「たぷたぷ」「ちかちか」「つんつん」…T音のオノマトペのイメージとは? 言語学者・秋田喜美さんが日本語のオノマトペを徹底解剖!【NHK俳句】

    NHK出版デジタルマガジン
  5. 驚き!段ボール箱に入って「返品」された猫、1300キロ先へ 無事飼い主のもとに帰る 米国

    ねこちゃんホンポ
  6. 家にやって来る野良猫に『翻訳アプリ』使ってみたら…まさかの"発言"が感動的すぎると10万7000再生「想いが通じている」の声

    ねこちゃんホンポ
  7. 【リアル給与明細】31歳、製造業。借金しないと生活できません……!【FPが解説】

    4yuuu
  8. 岩手にも「富士×ローソン」撮影できる場所があった 地元YouTuberが「遊びに来て」と呼びかけた理由

    Jタウンネット
  9. 犬が抱っこされると動かなくなる理由7つ!考えられる心理や抱っこする時の注意点も解説

    わんちゃんホンポ
  10. 【福岡パン】『Lives Bakery(ライヴズベーカリー)』(福岡市南区)【毎日パン日和 vol.270】

    福岡・九州ジモタイムズWish